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気密測定で目標C値に届かなかったら?漏気箇所の特定・補修・再測定はどう進めますか?

Q.気密測定で目標C値に届かなかったら?漏気箇所の特定・補修・再測定はどう進めますか?

A.目標に届かなかった場合は、測定条件と結果を確認し、漏気箇所を調べ、恒久的な補修をしたうえで再測定します。数字だけを下げる一時的な処置で終わらせず、原因・補修内容・確認結果を残すことが大切です。対応する担当と工程は契約前に決めておきます。

条件を確認してから原因を探す

最初に、今回の目標値がどの工事段階の測定に適用されるかを確認します。広告の参考値、努力目標、契約で定めた基準では、説明すべき内容が異なります。途中の検査結果を、条件の違う完成時の目標と無理に比べないようにします。

次に、窓やドアの状態、給排気口の処置、測定対象の範囲、入力した床面積などを照合します。準備や記録に間違いがあれば修正し、適切な条件で測り直します。ただし、数値をよく見せるために対象面積だけを増やす方法は、補修にはなりません。

測定条件に問題がなければ、窓の取付部、気密シートの接続、床と壁の取り合い、配管・配線まわりなどを調べます。減圧などを利用して空気の流れを確かめる方法がありますが、具体的な調査方法は測定者が選びます。施主が自分で設備を外す必要はありません。

調査では、室内に冷気を感じた場所と、建物の外側にある隙間の位置が一致しないこともあります。壁内や床下を通る経路も考え、表面だけを塞いで解決したと判断せず、どこで気密層が途切れたかを説明してもらいます。

補修後は同じ目的の条件で確かめる

原因が分かったら、採用している気密層の構成に沿って補修します。シートの接続、専用部材の取付け、建具の調整など、必要な対応は箇所によって異なります。テープやシーリング材も、下地への適合や施工条件を確認して使います。

一時的に隙間を塞いで原因を探す作業と、住宅に残す補修は区別します。診断用の処置で数値が改善しても、それを外した後の状態が確認できていなければ、完成した補修の根拠にはなりません。最終的な施工状態を写真と再測定で確かめます。

補修の記録に必要な内容

・最初の測定日、条件、結果と目標との差。

・漏気箇所の位置と、分かった原因。

・補修方法、使用部材、担当者と完了日。

・再測定の条件・結果と、その後に残る工事。

仮に、同じ範囲・条件の測定でC値1.1から0.6へ改善した場合、その変化は補修の効果を確認する資料になります。ただし、数値がよくなっただけで、断熱材の入れ方や防水まで一緒に検査できたわけではありません。補修で触れた部分は、それぞれの性能も確認します。

特に、換気用の開口や必要な排水・通気部分を恒久的に塞ぎ、C値だけを小さくする対応は避けます。構造材を傷める補修や、防火上必要な納まりを崩す処置にもできません。気密を改善する方法を、設計者と関係する施工担当が確認します。

工事が進んで漏気箇所が隠れている場合は、調査の範囲、仕上げ材を外す必要性、復旧、費用、引き渡し予定への影響を説明してもらいます。施主がその場の雰囲気で判断せず、未解決事項と次の確認日を一枚にまとめると整理できます。

契約前には、補修と再測定が元の費用に含まれるか、追加となる場合はどの条件かも確認します。目標が未達だったときの進め方を先に決めておけば、結果が出た後に責任や費用の話が行き違うことを減らせます。

測定の価値は、数値を知った後の対応にもあります。「目標に届かなかったら、誰がどこまで調べ、どう直して再確認しますか」と尋ねてください。結果を施工の改善へつなげられる体制かを確かめる質問です。

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参照資料 P01、P02、P04、P05

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