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振り込んだ証拠はあるが、会社の入金台帳にない。何を突き合わせる?

振り込んだ証拠はあるが、会社の入金台帳にない。何を突き合わせる?

原案の判断:振込日と名義、金額、充当先を双方で一件ずつ照合する。

振込の控えがあるのに会社の入金台帳へ載っていない場合は、すぐ二度目の支払いをせず、銀行の取引結果と会社の口座記録を照合します。振込日、受取先、送金人の名義、金額、対象の請求を一件ずつ確認してください。送金が完了したか、会社が受け取ったか、どの請求へ充当したかを順番に切り分けます。

控えが示すのは受付か送金完了かを確かめる

振込画面の保存や予約票だけでは、実際の送金が完了しているとは限りません。取引履歴で実行済みか、予約日の前なのか、残高不足や受取情報の不一致で戻っていないかを確認します。口座からの出金と、後日の返金の有無まで見てください。銀行へ照会するときは、受付番号、日時、金額、受取口座を伝えます。

会社から未入金と連絡が来た日と、銀行が処理した日の差も確認します。会社の締め日や台帳更新のタイミングが原因なら、未反映の取引が翌日などに載る可能性があります。ただし、反映が遅いだけだろうと放置せず、経理担当者に実際の受取口座の明細を見てもらいます。担当者の手元の一覧と銀行口座の記録は区別します。

受取口座を請求書の指定と照合する

銀行、支店、預金種別、口座番号、受取名義を、会社が正式に示した支払先と照らし合わせます。以前の請求書に載っていた口座、関連会社、担当者個人など別の宛先へ送っていないかを確認してください。同じ会社の別口座なら、経理側で確認する口座を変える必要があるかもしれません。

指定された口座と違っていた場合は、送金元の銀行へ相談し、必要な手続きを確認します。三井住友銀行の組戻し案内でも、受取人の応諾などの条件があり、依頼すれば必ず戻るものではありません。会社へ正しく払う手続きと、誤送金の回収は分けて調整します。原因が分からないまま、会社の指示だけで別口座へ送り直すのは避けてください。

名義違いと分割入金を探してもらう

契約者が妻で送金人が夫、親が代理送金、会社名義の口座を使ったなど、入金名義が違うと契約へ結び付いていない場合があります。送金時に表示された名義を、そのまま会社へ伝えます。姓が変わった場合や、請求番号を付ける指定を忘れた場合も確認します。会社の未照合入金の中に該当するものがないかを探してもらってください。

金額を二回に分けた場合、会社が請求額と同額の一件だけを探していると見落とす可能性があります。たとえば百万円と五十万円を別日に送ったなら、百五十万円の一件ではなく二件の入金です。送金ごとの日付、名義、金額を表にし、合計が請求額と一致するかを確認します。この数字は照合の例であり、分割払い自体の可否は会社との合意によります。

同じ会社の別請求へ充当されていないかを見る

会社には入金があっても、土地代、設計料、追加工事代など別の請求へ充当されている場合があります。契約番号、請求書番号、支払回、振込時に伝えた用途を確認してください。複数の工事を同じ会社へ頼んでいるときは、どの契約への支払いかを特定します。会社の入金額と施主の送金額が合っていても、残高の表示が違う原因になります。

手数料を差し引いて送った場合は、契約上どちらが負担するかと、差額が未払いとして残っているかを確認します。別の請求の返金と相殺する合意があった場合は、その記録も照合します。金額が少し違うから別件だと除外せず、手数料や精算額の計算を確かめてください。相殺を施主が一方的に決めた場合は、会社との認識を調整する必要があります。

確認中の支払期限と工事への影響を調整する

会社から再請求や遅延の連絡が来ている場合は、振込資料を添えて、どの取引を確認しているかを正式に伝えます。経理の担当、回答期限、確認中の支払扱いを決めてください。工事や引き渡しを止める話が出ているなら、契約担当者にも共有し、入金確認の問題だけで予定がずれないよう協議します。

銀行へ照会が必要な場合は、会社側で確認した口座と期間を聞き、同じ取引について双方が調べるようにします。施主の全取引明細をむやみに送る必要はなく、該当する送金の情報を整理して提出します。再送金を求められても、元の送金の所在、二重入金になった場合の返金方法、支払期日の扱いを確認してから判断してください。

修正後の台帳と残額まで受け取る

入金が見つかったら、会社の台帳を修正したことを確認します。入金日、金額、充当した請求、修正後の未払残高を記載した確認書や精算書を受け取ってください。口頭で見つかりましたと言われただけでは、次の請求書で同じ未払いが再び出ることがあります。施主側の支払台帳も同じ内容へ合わせます。

既に二重に払っていた場合は、余分な入金を次回へ回すのか、返金するのかを合意します。返金なら期日と振込先、次回充当なら対象の請求と残額を明示します。原因が名義の不一致だったなら、次の支払いで使う表記を会社と決めておくと再発を減らせます。確認の終点は入金が見つかることだけでなく、双方の残高が一致することです。

深澤の判断と次の行動

私なら、振込の控えを一枚見せて終わらせず、日付、名義、金額、口座、充当先を会社と一件ずつ合わせます。送金の事実と請求への充当が一致すれば、どこでずれたかを絞れます。確認中の期限も調整し、二重払いを急がないことです。最後に修正後の残額を文書で受け取り、次の請求へ間違いを持ち越さないようにしてください。

参考資料  確認日 2026年10月25日

三井住友銀行 振込の組戻し 変更手続

国土交通省 民間建設工事標準請負契約約款 乙

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