山梨県内では、冬の底冷えする寒さや厳しい寒暖差に悩まされているご家庭も多いのではないでしょうか。「寒い脱衣所から急いで熱々のお風呂に飛び込む」というのは、冬の風物詩とも言える入浴スタイルです。
しかし、毎日のように42℃以上の高温なお湯に浸かる習慣は、実は私たちの睡眠の質に悪影響を及ぼす可能性があることが分かってきています。
この記事では、慶應義塾大学の伊香俊哉研究室における研究をベースに、お風呂の温度と睡眠、そしてそれらを大きく左右する「住宅の温熱環境」の重要性について深掘りして解説します。
1. なぜ「42℃以上のお風呂」が睡眠の質を下げてしまうのか?
寒い日に体が冷え切っていると、どうしても42℃以上の熱いお湯に浸かって一気に温まりたくなりますよね。しかし、熱すぎるお湯に入ると以下のような身体的負担が生じます。
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交感神経の優位化: 熱いお湯は身体をリラックスさせる(副交感神経)どころか、覚醒を促す交感神経を刺激してしまいます。そのため、就寝前に入ると寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりする原因になります。
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深部体温のコントロールの乱れ: 良質な睡眠を得るためには、体の内部の温度(深部体温)がスムーズに下がっていくことが重要です。熱いお湯で体を過度に温めすぎると、深部体温が下がりにくくなり、睡眠リズムが乱れてしまいます。
睡眠は単なる疲労回復だけでなく、免疫力の維持や日々の体調管理に欠かせない極めて重要な役割を持っています。そのため、入浴の温度設定を見直すことは、健康的な生活を送る上で非常に大切です。
2. お風呂だけの問題ではない?「脱衣所や浴室の寒暖差」の恐怖
実は、睡眠の質を下げる真の原因はお風呂の温度そのものだけではなく、「住まいの温度差(ヒートショックの危険や寒さ)」にあります。
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寒い脱衣所が「長風呂」や「熱いお湯」を招く 脱衣所や浴室が冷え切っていると、体は寒さから身を守ろうとして熱いお湯や長風呂を自然と求めてしまいます。
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家全体が温かい環境であれば無理のない入浴が可能に もし脱衣所や浴室を含めた住まい全体がしっかりと断熱され、適度な暖かさが保たれていれば、無理に42℃以上の熱いお風呂に頼る必要がなくなります。結果として体に優しく、心からリラックスできる快適な入浴に繋がります。
「リビングだけが暖かい」という昔ながらの住まい環境を見直し、家全体の温度差を少なくすることが、毎日の快適な睡眠への近道なのです。
3. 快適な睡眠と健康を守るための住まいづくりとは?
山梨の気候風土に適した住まいを実現するためには、局所的な暖房ではなく、家全体を包み込むような温熱環境の改善が求められます。
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高気密・高断熱による温度差の解消 リビングだけでなく、廊下、脱衣所、浴室にいたるまで温度差を少なくすることで、身体への負担を大幅に軽減できます。
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無理のないライフスタイルの定着 住まいの性能が上がることで、熱いお湯に頼らないリラックスした入浴ができるようになり、自然と睡眠の質も向上します。
デザインハウス甲府では、山梨県(甲府市、甲斐市、南アルプス市、笛吹市、富士吉田市、北杜市、山梨市、中央市など)の気候に合わせた、家族みんなが快適に眠れる住まいづくりをご提案しています。
毎日の暮らしや睡眠の質を見直すきっかけとして、ぜひ住まいの温熱環境について考えてみてはいかがでしょうか。
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