こんにちは、デザインハウス甲府の深澤です。
家づくりは、家族みんなが今よりもっと幸せになるためのものです。 しかし現実には、住宅ローンの組み方を一歩間違えたことで、せっかくの新居での生活が苦しくなり、後悔してしまうケースが少なくありません。
最近、ご相談を受ける中でとても増えているのが「共働きローン(ペアローンや収入合算)」です。 一見、理想の住まいを叶えるための賢い選択肢に見えますが、実はここには多くの人が見落としがちな「大きな落とし穴」が潜んでいます。
今回は、なぜ共働きローンが危険と言われるのか、その理由と、10年後・20年後も安心して暮らすためのローン計画のポイントをプロの視点から深掘りして解説します。
共働きローンが選ばれる理由と、そこに潜む落とし穴
現在、多くのご家庭が共働きということもあり、夫婦2人の収入を合わせるローンの組み方が主流になっています。
例えば、夫だけの年収では「3,000万円」までしか借りられなかったとしても、夫婦の収入を合算すれば「4,000万円」「5,000万円」へと借入可能額を増やすことができます。これにより、土地や建物の選択肢が広がり、より理想に近い家を建てられるようになるのが最大のメリットです。
しかし、ここに最大の落とし穴があります。 それは、「今の高い水準の収入が、将来もずっと変わらずに続く」という前提でローンが組まれている点です。
人生には予想できない変化がある。収入が減った瞬間に襲うリスク
住宅ローンは多くの場合、35年という長い年月をかけて返済していくものです。その長い人生の間には、さまざまな予想できない出来事が起こります。
-
ライフステージの変化: 出産、育児、親の介護
-
健康上のリスク: 突然の病気やケガ
-
社会・会社環境の変化: 景気の変動、会社の業績悪化、転職、あるいは失業
家を建てる瞬間は、夫婦ともに健康で、仕事も順調で、関係性も良好なのが当たり前です。しかし、10年後、20年後の未来は誰にも分かりません。 どちらか一人の収入が減った、あるいは一時的にゼロになった瞬間に、2人の収入をあてにして限界まで組んだローンの負担は、一気に家計に重くのしかかってきます。
「銀行が貸してくれる金額」=「安心して返せる金額」ではない
住宅ローンを借りる際、銀行は現在の返済能力を厳しく審査して「〇千万円まで融資可能です」と提示してくれます。
ですが、ここで強くお伝えしたいのは、「借りられる金額」と「安心して返せる金額」は全く別物であるということです。銀行は、あなたの家庭の将来のライフプランや、教育費の増大、趣味にかけたいお金のことまでは考慮してくれません。
私がお勧めするのは、常に「万が一のケース」を想定しておくことです。 もし、どちらか片方の収入が途絶えてしまったとしたら……。その状態でも、毎月の返済を無理なく続けていけるでしょうか? そこまでシビアにシミュレーションしておくことが、本当の安心につながります。
家族を守るために必要なのは「人生の余白」
私自身、お客様の家づくりをお手伝いする上で、「借りられる上限までは絶対に借りないでください」とお伝えしています。
人生には「余白(ゆとり)」が必要です。 毎月のローン返済に追われ、旅行に行くのを我慢したり、子供の進路を制限せざるを得なくなったりしては、本末転倒です。お金に余裕があるからこそ、心にも余裕が生まれ、何か不測の事態が起きたときにも大切な家族を守ることができます。
共働きローンという仕組み自体が悪いわけではありません。 大切なのは、最悪のケースまでしっかりと想定し、あえて上限から引き算をした「ゆとりある計画」を立てることです。
【まとめ】今だけを見ない。10年、20年先を見据えた家づくりを
家づくりは、建てた瞬間がゴールではありません。そこから始まる何十年もの暮らしのスタートです。
「今、これだけ稼いでいるから大丈夫」ではなく、10年後、20年後の未来にどんな変化があっても笑顔で暮らせるか。ぜひ未来の家族の姿まで想像して、ローンを計画してください。
デザインハウス甲府では、ただ家を建てるだけでなく、建てた後もご家族がずっと幸せに暮らせるための資金計画を一緒に考えています。「自分たちに合った適切な予算を知りたい」という方は、いつでもお気軽にご相談ください。
デザインハウス甲府 代表 深澤敏仁
関連動画 https://youtube.com/shorts/lzJKESOi2Fg?si=9lBomW_6I5jhJuSf










