甲府市アヤノさん
洗面台がおしゃれなら、毎日の生活のレベルが上がる?なんて勝手に思っている
30台主婦です。なので お家を建てるならこだわりたい部分は 洗面台ですが
おしゃれな造作洗面台にしようかなと思っていますが・・・・・注意点やアドバイスなどあればお願いします!
奥様の「洗面台がおしゃれなら、毎日の生活のレベルが上がる」というお気持ち、とても共感できます!洗面台は家族が毎日使う場所であり、お客様も目にする場所ですから、こだわりたいポイントとして非常に重要です。
造作洗面台はデザインの自由度が高く魅力的ですが、既製品にはない注意点があります。30代主婦の奥様が後悔しないためのアドバイスを、機能面とデザイン面からお伝えします。
造作洗面台の魅力と注意点
1. 魅力:デザインと素材の自由度の高さ
-
デザイン: 住宅のテイスト(ホテルライク、ナチュラル、モダンなど)に合わせて、カウンターの素材、洗面ボウルの形状、水栓、鏡を自由に組み合わせられます。
-
収納: 必要な収納量に合わせて、引き出しやオープン棚などを設計できます。
2. 注意点:水濡れと掃除のしやすさ
造作洗面台の最大の難点は、既製品と比べて水濡れに弱い可能性があることです。
| 注意すべきポイント | 対策・アドバイス |
| 水撥ね・水染み | カウンターの素材選びが最重要! 無垢材(木材)を使う場合、必ずウレタン塗装や撥水性の高い塗料で仕上げ、こまめな水拭きが必要です。おすすめはタイル、人造大理石、メラミン化粧板など、耐水性・耐薬品性の高い素材です。 |
| ボウルとカウンターの継ぎ目 | カウンターにボウルを埋め込む**「アンダーカウンター型」や、一体成型の「実験用シンク」は、継ぎ目がないため掃除が楽でおすすめです。ボウルを乗せる「ベッセル型」**は見た目がおしゃれですが、ボウル周りの継ぎ目や段差に水や汚れが溜まりやすいです。 |
| 水栓(蛇口)の形状 | 壁付け水栓にすると、水栓の根元に水が溜まらず、カビや水垢の発生を防げます。カウンターからの水栓(台付水栓)を選ぶ場合は、根元の掃除がしやすいシンプルなデザインを選びましょう。 |
| 収納の確保 | オープン棚は「見せる収納」になりますが、散らかりやすくホコリが溜まります。生活感のあるもの(洗剤ストック、タオルなど)は扉付きの収納を設け、鏡の裏の三面鏡収納を組み込むとスッキリします。 |
家族4人暮らしのための機能的なアドバイス
ご家族4人での使用を考えると、朝の混雑時や日々の使い勝手を考慮した設計が必要です。
① カウンターの奥行きと幅
-
奥行き: 既製品より広めの55cm〜60cm程度あると、洗面ボウルの前にコップや化粧品を余裕をもって置けます。
-
幅: 家族4人で同時に使う可能性を考慮し、最低でも120cm以上あると、ゆったりと使えます。120cmあれば、ボウルを2つ設置する**「ダブルボウル」**の検討も可能です(特に中高生のお子様がいる場合、朝のストレスが激減します)。
② 照明の計画
おしゃれな洗面台は照明でさらに魅力を増します。
-
メイン照明: 全体を照らす照明。
-
ミラー照明: 鏡の左右に縦長の照明(ブラケットライト)を設置すると、顔に影ができにくく、メイクや身支度がしやすくなります。ホテルライクな雰囲気にもなります。
③ コンセントとドライヤー
-
洗面台の周囲には、ドライヤー、電動歯ブラシ、シェーバーなどのために複数のコンセントを確保しましょう。
-
ドライヤーを使う場所にフックやホルダーを設けると、コードが絡まず便利です。
造作洗面台は手間やコストがかかる分、愛着のわく空間になります。ご家族のライフスタイルと、奥様の求める「おしゃれ」と「掃除のしやすさ」のバランスを設計士さんとよく相談して、素敵な洗面空間を実現してください。











