南アルプス市 ミヤケン
以前、番組で 外構をつけない家が多いという話をされていたと思いますが、
コスト面でも・・・我が家も そうしようかなと思いました。しかし妻に話すと 外構がないと 防犯上心配だと
言っています。 外構にお金をかけるなら・・・・
その分、家のセキュリティーにお金をかけた方がいいのでしょうか?
奥様のご心配、とてもよくわかります。外構をつけない家(オープン外構)は、コストを抑えられる一方で、防犯面での懸念が生じやすいと言われています。
外構と住宅のセキュリティ、どちらにお金をかけるべきかというご質問ですが、それぞれに異なる役割と効果があるため、一概にどちらが良いとは言えません。理想的には両方を組み合わせることが望ましいですが、予算に限りがある中で考えるべきポイントをお伝えします。
外構の防犯効果
外構には、物理的な障壁としてだけでなく、心理的な抑止力としての防犯効果があります。
- 物理的な侵入を防ぐ: 門扉やフェンス、ブロック塀などは、敷地への侵入を物理的に妨げ、手間や時間をかけさせる効果があります。
- 死角をなくす: 見通しの良いオープン外構でも、砂利を敷くことで足音を立てさせ、不審者の侵入を周囲に知らせる効果があります。また、逆に高すぎる塀は一度侵入されると外から見えにくくなり、かえって危険な場合もあります。見通しを確保しつつ、人の目が届くようにすることが重要です。
- 不審者の心理的抑止: 適切に配置された外構照明(センサーライトなど)や防犯カメラは、「見られている」という意識を不審者に与え、侵入を諦めさせる効果が期待できます。
住宅セキュリティの防犯効果
住宅のセキュリティシステムは、侵入された際の迅速な対応や、未然の抑止に特化しています。
- 侵入の検知と通報: 窓やドアに設置されたセンサーが侵入を検知すると、警報音を鳴らすとともに、警備会社へ自動通報されます。
- プロによる駆けつけ: 警備会社のプランに加入していれば、異変を検知した際に警備員が駆けつけてくれます。
- 犯罪抑止効果: セキュリティ会社のステッカーを貼るだけでも、犯罪者がその家を避ける効果があると言われています。
どちらに費用をかけるか?
外構も住宅セキュリティも、それぞれにメリットがあります。
- 外構に費用をかける場合:
- メリット: 物理的な侵入を未然に防ぎ、不審者に「入りにくい家」と思わせる効果が高いです。特に、玄関アプローチや勝手口、窓周りなど、侵入経路になりやすい場所の対策に有効です。
- デメリット: 対策が不十分だと、かえって不審者の隠れ場所になってしまう可能性があります。また、一度侵入を許してしまうと、その後の対応は自分たちに委ねられます。
- 住宅セキュリティに費用をかける場合:
- メリット: 侵入を検知した場合に、警備会社が迅速に対応してくれる安心感があります。外出時や夜間など、在宅時以外でも警備体制を維持できます。
- デメリット: 初期費用や月額費用がかかります。また、侵入を完全に防ぐことはできず、あくまで「侵入を検知し、その後の対応を迅速に行う」ことが主な目的となります。
ご夫婦の意見を尊重し、バランスの取れた対策を検討してみてはいかがでしょうか。
- 「外構をつけない」のではなく、「防犯効果のある最低限の外構」を検討する。
- 全面的なフェンスや門扉は費用がかかりますが、侵入経路となりやすい場所(家の裏手や勝手口など)に限定してフェンスを設置する。
- アプローチや家の周囲に防犯砂利を敷き、足音で侵入に気づけるようにする。
- 玄関や庭、駐車場に人感センサー付きの照明を設置し、夜間の侵入者を威嚇する。
- これらの対策であれば、費用を抑えつつも、奥様が心配されている防犯効果をある程度確保できます。
- 残りの予算で住宅セキュリティを検討する。
- ホームセキュリティのプランには、買い取りとレンタルのプランがあります。初期費用を抑えたい場合は、レンタルプランを検討してみるのも良いでしょう。
- 警備会社に依頼する本格的なシステムだけでなく、ご自身で設置できる防犯カメラやセンサーライト、窓の防犯フィルムなども有効です。











