北杜市 ユリさん
もともと 田んぼだったところに 家を建てようと考えています。そこで伺いたいのですが
もともと田んぼだったところなので「地盤改良工事」が必要となってくると思うのですが、
「地盤改良工事」が必要な土地とそうでない土地 について、そして
30坪程度であれば どのくらいの費用がかかるものなの伺いたいです。
地盤改良が必要かどうかは、その土地の地盤調査の結果によって決まります。地盤調査は、土地に建物を建てる前に必ず行われる重要な工程です。
その昔に田んぼだったから必ず地盤改良が必要とは限りません。
地盤改良が必要になる土地の一般的な特徴
- 元が田んぼや沼地、河川敷だった土地: 長年水を多く含んでいたため、地盤が軟弱な可能性が高いです。
- 盛土(もりど)された土地: 土地の高さを変えるために土を盛った土地で、十分に締め固められていないと不同沈下(建物が不均一に沈むこと)の原因になります。
- 近くに急な崖や傾斜地がある土地: 地滑りや土砂崩れの危険性がある場合があります。
- 埋立地や造成地: 軟弱な地盤の上に埋め立てや造成が行われていることがあり、改良が必要なケースが多いです。
地盤改良が不要な土地の一般的な特徴
- 過去に住宅が建っていた土地: 過去に問題なく建物が建っていた実績があるため、比較的安定している可能性が高いです。ただし、建物の重さや構造が変わる場合は、再度調査が必要です。
- 丘陵地や台地: 地盤が固く、支持力が高いため、改良が不要なことが多いです。
- 岩盤が露出している土地: 強固な岩盤が地表近くにあるため、非常に安定しています。
地盤改良にかかる費用(30坪程度の場合)
地盤改良の費用は、土地の状況や採用される工法によって大きく変動します。一般的な30坪程度の住宅(建物の大きさ)を建てる場合にかかる費用の目安は以下の通りです。
| 工法 | 特徴 | 費用の目安 |
| 表層改良工法 | 比較的浅い軟弱な地盤に適しており、セメント系固化材を混ぜて地盤を固めます。 | 約50万~100万円 |
| 柱状改良工法 | 地中にコンクリートの柱を造り、建物を支えます。軟弱な層が深い場合に用いられます。 | 約100万~200万円 |
| 鋼管杭工法 | 鋼製の杭を地中の支持層まで打ち込み、建物を支えます。最も費用が高くなりますが、軟弱な層が非常に深い場合や、建物の重さが大きい場合に適しています。 | 約150万~300万円以上 |
これらの費用はあくまで目安であり、実際の費用は地盤調査の結果と、地盤改良を行う業者からの見積もりによって決まります。元田んぼの土地であれば、地盤改良は必要になる可能性が非常に高いため、予算に余裕を持っておくことをお勧めします。
最適な工法や正確な費用を知るためには、まず土地の購入後、専門家による地盤調査を行うことが最初のステップとなりま











