富士吉田市 シャーロットさん
雑誌を読んでいて・・・
外壁の素材で、窯業系サイディング材(ようぎょうけいサイディングざい)がコスパが高いなんて記事を読みました。家を建てるなら、できるだけ、メンテナンスなど手のかからない家がいいなぁと思っているのですが
であれば、やっぱり 窯業系サイディング材(ようぎょうけいサイディングざい)っておすすめですか?
できるだけ手のかからない家にしたい」というご希望に対して、
**窯業系サイディング材(ようぎょうけいサイディングざい)**は、
たしかに【コストとメンテナンスのバランスが良い】選択肢の一つです。
窯業系サイディング材とは?
セメントと繊維などを混ぜて板状にした外壁材で、
現在の新築住宅の約7〜8割で採用されている非常にポピュラーな素材です。
サイディングのメリット
特徴 | 内容 |
コストパフォーマンスが高い | 他の素材(タイルや塗り壁)に比べて価格が安め。標準仕様として採用されやすい。 |
デザインが豊富 | 木目調・石目調・レンガ風など、見た目のバリエーションが豊富。高級感のあるデザインも可能。 |
施工が比較的簡単 | 工場で加工されたパネルを張るので、工期が短くコストも抑えやすい。 |
耐火性・耐久性も標準以上 | セメントベースなので火に強く、腐りにくい。防火地域にも使える。 |
気になる注意点とデメリット
デメリット | 内容と対策 |
塗膜の劣化がある | 表面塗装が10年ほどで色あせやチョーキング(粉吹き)する。⇒ 10〜15年ごとの塗り替えは必要。 |
つなぎ目のシーリング(コーキング)劣化 | 目地に使われるゴム状の材料がひび割れ・剥がれを起こす。⇒ シーリング材は耐久性の高いもの(15〜30年タイプ)を選ぶと◎ |
天然素材感にはやや欠ける | 木材や塗り壁ほどの「本物感」は少ないが、最近はリアルな質感の製品も増加中。 |
メンテナンスを最小限にしたいなら…
以下の工夫をすると、さらに長持ち&手間いらずになります!
▇高耐久タイプのサイディングを選ぶ
- 「光セラ」「親水コート」など、汚れにくく、色あせにくい塗装済みの製品あり
- 例:KMEW(ケイミュー)・ニチハ・旭トステムなどの高耐候グレード
▇シーリングレス(または少ない)タイプにする
- 「目地レス施工」にするとシーリングメンテが減る
- 横張りではなく縦張りにすると、目地が少なくなる
結論:おすすめか?
▇「コスト・デザイン・メンテナンス」のバランスを重視する方には、おすすめ!
特に、「長く住む家だからメンテは少なくしたい」という方には最適です。
それでは、窯業系サイディング材を軸にしながら、
他の代表的な外壁材との**「コスト・耐久性・メンテナンス性」の比較をわかりやすくまとめてご紹介します。
主要外壁材4種の比較
材料名 | 初期コスト(目安) | 耐久性(目安) | メンテナンス | 特徴 |
窯業系サイディング | (安い〜中) 約4,000〜8,000円/㎡ |
約30〜40年 (塗装・シーリングは10〜15年ごと) |
●塗り替え(10年〜15年) ●シーリング打ち替え必要 |
最もポピュラー。コスパ重視、デザインの選択肢が豊富 |
金属サイディング (ガルバリウム鋼板など) |
(中) 約5,000〜9,000円/㎡ |
約30〜40年 (塗装15〜20年) |
●サビ防止で時々洗浄 ●塗り替えは必要 |
軽くて耐震性UP、スタイリッシュ。寒冷地や雪国にも◎ |
タイル外壁 | (高い) 約10,000〜20,000円/㎡ |
半永久的 ※目地の補修は必要 |
●ほぼメンテ不要 ●ごくまれに目地補修 |
高耐久&高級感。初期コストをかけて将来の維持費を減らしたい方向け |
塗り壁(そとん壁など) | (中〜高) 約8,000〜15,000円/㎡ |
約30年(自然素材) | ●汚れやすいので洗浄・再塗装必要 | 自然素材感が好きな方。デザイン性◎、でも定期的な手入れが必要
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窯業系サイディングで「よりメンテナンスを楽にする」方法
- 高耐久塗装仕上げを選ぶ
→ 例:「光セラ」「プラチナコート」「親水コート」など
→ 色あせ・汚れにくく、塗り替えの時期が15年〜20年に延びる - 「目地レス・縦張りタイプ」の採用
→ シーリング部分が少ない or なしになるので、打ち替えの手間と費用が大幅減 - 大手メーカーのグレードアップ製品を選ぶ
→ 例:
・KMEW(ケイミュー) 光セラ18〜30年保証
・ニチハ プレミアムシリーズ(Fu-geなど)
・旭トステム(AT-WALL) シーリングレス工法あり今の標準的な選択で、性能・デザイン・価格のバランスが一番良いのが
窯業系サイディング材。
ただし、「高耐久仕様+目地対策」を選べば、メンテ手間もグッと減らせます。