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家を建てよう。ラジオ放送の質問から(2025年8月放送分1)

笛吹市 コッコ さん
今年の夏も・・・・激しい暑さでバテ気味です。
そこでお聞きしたいのが・・・少しでも暑さを防げる家のことですが・・・
少しのエネルギーで、涼しく過ごせる家ってあるのでしょうか?

ありますあります!
今年のような厳しい暑さの中でも、少ないエネルギーで涼しく過ごせる家は、設計や素材の工夫で十分に可能です。いわゆる「パッシブ設計」を取り入れた家は、冷房に頼りすぎず快適に暮らせるのが特徴です。

以下に、暑さを防ぎ、涼しく過ごせる工夫をいくつかご紹介します。

 

1,軒(のき)や庇(ひさし)を活用

  • 夏の高い太陽はしっかり遮り、冬の低い太陽は室内に取り入れる仕組み。
  • 特に南向きの窓には効果的です。

2. 断熱性能を高める

  • 壁、屋根、床、窓の断熱をしっかりすると、外の熱気をシャットアウト。
  • 冷房の効きがよくなり、エアコンの稼働も少なくて済みます。

3. 窓の位置と風の通り道を設計する(通風計画)

  • 風が抜けやすい窓の配置を考えれば、自然の風だけで快適に。
  • 「南北に窓を設ける」「吹き抜けや高窓を設ける」と風の流れが良くなります。

4. 遮熱ガラスやLow-Eガラスの活用

  • 熱を遮る特殊なガラスにすることで、日差しを防ぎながら明るさは確保。

5. 屋根や外壁の色と素材

  • 白や淡い色は熱を吸収しにくいので、屋根や外壁に使うと室内温度の上昇を防げます。
  • 通気層付きの外壁(通気工法)も、熱がこもりにくく効果的。

6. 深夜電力+蓄冷の利用

  • 深夜の涼しい空気を家に取り込む「ナイトパージ(夜間冷却)」という考え方もあります。

7. グリーンカーテンや植栽の活用

  • ゴーヤやアサガオなどを使って窓を覆うと、直射日光を遮りながら見た目も涼やか。
  • 庭木や芝生も、周囲の温度を下げる効果があります。「エアコンをがんがん使わなくても涼しい家」は、
    ・断熱と遮熱の工夫
    ・自然の風や日射のコントロール
    をきちんと計画することで、十分に実現可能です。もしこれから家を建てる・リフォームするご予定があるなら、「パッシブハウス」や「ZEH(ゼッチ)」の考え方を取り入れるのがおすすめです。

    それでは「少ないエネルギーで涼しく暮らせる家のプラン」について、具体的にイメージしやすいように、以下の3つのパターンでご提案いたします。

【Aプラン】自然の力を活かす「パッシブ重視の家」

こんな方におすすめ:
エアコンに頼りすぎず、自然の風や日差しを上手に活用したい人

特徴

  • 南向きにリビングと大きな窓、そこにしっかりと軒を設けて日射遮蔽
  • 窓は南北方向に配置して風通し重視(間取りの工夫)
  • 窓にはLow-E複層ガラス+内側に木製ブラインドや障子で断熱性アップ
  • 吹き抜け+高窓で上昇気流を活かし、熱気を上部から逃がす設計
  • 夏は**夜間通風(ナイトパージ)で自然冷却

〇 電気代を抑えつつ快適な生活
〇冬も太陽熱を取り込みやすく暖房効率がいい

 

【Bプラン】断熱性能を最優先「高気密・高断熱の家(ZEH対応)」

こんな方におすすめ:
省エネを追求し、冷暖房の効率を最大限に高めたい人

特徴

  • 屋根、壁、基礎すべてに**高性能断熱材(吹付け or パネル)を使用
  • トリプルガラスや樹脂サッシなど最高ランクの断熱窓を採用
  • 換気システムは**熱交換型(第一種換気)で外気を冷やして取り込む
  • 太陽光発電+蓄電池を組み合わせて、昼のエアコン稼働も安心
  • 室内に熱を持ち込みにくく、エアコン1台で家全体が快適に

〇エアコンの稼働時間が短く、快適かつ経済的
〇 光熱費ゼロを目指せる可能性も

 

【Cプラン】費用を抑えつつ「涼しさも実感できる現実的プラン」

こんな方におすすめ:
コスト重視で、できる範囲で涼しさ対策をしたい方

特徴

  • 屋根と外壁の色を白・淡色系で熱を吸収しにくく
  • 窓は日差しの強い南・西に遮熱ガラス+外付けスクリーンを設置
  • リビングにシーリングファンをつけて空気を循環
  • 夜間涼しい時間帯に窓を開け、熱を逃がす「風抜けの道」を確保
  • 家の外周に芝生や植栽を配置して照り返しを抑える

〇コストを抑えながら体感温度を大きく改善
〇エアコンの使用時間を減らせる

デザインハウス甲府
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