住宅の建築中に工務店が倒産した場合、進捗状況や契約内容によって取るべき行動が異なりますが、一般的に考えられる対応策を以下に整理します。
1. まずは現状把握
工事の進捗状況を確認
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どこまで工事が進んでいるか(基礎のみ、上棟済み、内装途中など)
倒産の形態を確認
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自己破産、民事再生、任意整理など
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裁判所からの通知や、破産管財人がつくかどうかも重要です。
2. 保証制度の確認
🔍 【住宅完成保証制度】に加入していたか確認
これは**住宅保証機構やJIO(日本住宅保証検査機構)**などが提供している制度です。
加入していれば:
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別の工務店をあてがってもらえる可能性があります。
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一定の追加費用で工事を完成させてもらえる制度です。
加入していない場合:
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自力で新たな施工会社を探し、工事の引継ぎをしてもらう必要があります。
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ただし、引き継ぎ費用が高くなることも。
3. 法的整理と債権確認
契約書、支払い記録の整理
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請負契約書、支払い済の領収書、工事進行報告書などを整理しましょう。
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工務店側が破産手続きを行っている場合、破産管財人に連絡を取って「債権者」として登録される必要があります。
4. 今後の進め方
他の工務店・建築士に相談
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中立な第三者(建築士など)に現場を見てもらい、工事の質や今後の必要工事・費用を見積もってもらうとよいです。
注意点
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工事途中の住宅は、構造や工程を一から確認する必要があるため、引継ぎを嫌がる業者もあります。
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新しい工務店とは再契約が必要で、工事費用が増えることも想定しておきましょう。
5. 専門家への相談
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弁護士(特に建築や債権関係に詳しい)
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一級建築士または住宅の第三者検査会社
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地元の消費生活センター
補足:今後のリスクに備えるには
今後、同様のトラブルを防ぐには以下が重要です:
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完成保証制度に加入している業者かを事前確認
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支払いは出来高払い(完成部分に応じて分割払い)にする
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工事の進捗に応じた監理者(建築士など)の関与