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家を建てよう。ラジオ放送の質問から(2025年7月放送分No.5)

リスナーからの質問です。

吹き抜けの家!ってやっぱり解放感があって憧れます。
雑誌やモデルルームもたくさん見かけるってことは・・やはり人気ってことですよね?
光熱費が心配ですが・・・・・みなさんそこは我慢して
デザイン重視で選ばれているのでしょうか?

吹き抜けはやっぱり人気?

まず、雑誌やモデルルームに吹き抜けが多いのは、確かに人気があるからです。

特に最近は「明るさ」「開放感」「おしゃれさ」を重視する人が増えており、間取りの要望でも「吹き抜けをつけたい」という声は非常に多いです。

人気の理由

  • リビングが広く見える
  • 高い窓から光をたくさん取り込める
  • 上階と空間がつながり、家族の気配を感じられる
  • モデルルーム映えする(不動産会社もPRしやすい)

「マイホームを建てるなら吹き抜け!」という憧れは昔から変わらず根強いです。

光熱費の心配は本当?

一方で、吹き抜けにすると冷暖房効率が落ちるのは事実です。

冬の暖房
暖かい空気は上に逃げるので、リビングの足元が寒く感じやすい。

◆夏の冷房
2階から熱気が降りてくる場合がある。

特に高気密・高断熱が不十分な家では、「光熱費が増えた」「冬場が寒い」という声も少なくありません。

みんな我慢してデザイン重視で選んでいる?

実際には「我慢してデザイン優先」というより、性能や工夫でカバーしながら吹き抜けを実現する家が増えているのが本当のところです。

具体的には次のような方法で、吹き抜けの弱点を補っています。

高断熱・高気密にする
断熱等級5〜6程度の性能を確保すると、吹き抜けの冷暖房ロスをかなり抑えられます。

床下エアコン・全館空調を採用
リビング全体を均一に温めたり冷やしたりできるので、上下の温度差を緩和できます。

シーリングファンを設置
天井のファンで空気を循環させ、暖気や冷気を撹拌する。

大きな窓は断熱性の高いトリプルガラスに
窓からの熱損失・熱取得を最小限にする。

こうした工夫を取り入れると、以前ほど「光熱費が高くて大変…」と悩むケースは減っています。

吹き抜けにする人の本音

「光熱費は気になるけど、それ以上に吹き抜けの魅力が大きい」という声が多いです。

こんな意見がよく聞かれます。

「日中ほとんど照明いらずで過ごせるから気持ちいい」
「冬に太陽の光が入るとすごく暖かい」
「解放感が他の間取りではどうしても出せない」
「モデルルームで体感した開放感が忘れられなかった」

つまり、
「少しコストがかかっても、暮らしの満足感が勝る」と考える人が多いのです。

吹き抜けの検討ポイント

もし吹き抜けを考えるなら、以下をしっかりチェックするのがおすすめです。

断熱性能は十分か?
冷暖房計画はしっかり設計されているか?
窓の性能は高いか?
 シーリングファンや空調の設置スペースは確保できるか?
将来的に掃除やメンテナンスが大変にならないか?

これらをきちんと計画すれば、快適性とデザインを両立できます

まとめると…

□吹き抜けは間違いなく人気が高い間取りです。
□昔より断熱・気密の技術が進み、「寒い・暑い・光熱費が高い」を抑えられるようになっています。
□多くの方は「多少のコストアップより、明るさ・開放感を優先」して選んでいます。

□事前に性能と設備をしっかり計画するのが、後悔しないポイントです。

 

デザインハウス甲府
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