なぜ理想の家が分からなくなるのか?
Q
家づくりを始めた頃は、
「こんな家に住みたい」
というイメージがありました。
でも調べれば調べるほど、
何が正解なのか分からなくなります。
なぜ理想の家が分からなくなってしまうのでしょうか?
A
結論から言うと、
情報が増えるほど、自分の希望より他人の希望が増えるからです。
家づくりを始めたばかりの頃は意外とシンプルです。
例えば、
- 家族が快適に暮らしたい
- 冬暖かい家が欲しい
- 子育てしやすい家が良い
そんな考えからスタートします。
ところが、
住宅展示場へ行く。
Instagramを見る。
YouTubeを見る。
住宅会社を何社も回る。
そうすると、
たくさんの情報が入ってきます。
- 吹抜けが人気
- ランドリールームが便利
- アイランドキッチンがおしゃれ
- ホテルライクが流行
- 平屋が人気
どれも魅力的に見えます。
そして気付かないうちに、
自分の理想ではなく、
他人の理想を集め始めるのです。
すると、
こんな状態になります。
吹抜けも欲しい。
収納も欲しい。
平屋も良い。
二階建ても捨てがたい。
ホテルライクも素敵。
ナチュラルも好き。
つまり、
方向性が見えなくなるのです。
私はよく、
家づくりはレストランに似ているとお話しします。
メニューが3つなら選べます。
しかし100個あったら迷います。
今の住宅情報はまさにその状態です。
情報が多すぎるのです。
そしてもう一つ大きな理由があります。
それは、
理想の家を考えているようで、理想の暮らしを考えていないことです。
例えば、
吹抜けが欲しい。
でも本当に欲しいのは、
家族とのつながりかもしれません。
ランドリールームが欲しい。
でも本当に欲しいのは、
家事の時間を減らすことかもしれません。
つまり、
設備や間取りの奥には必ず目的があります。
その目的を忘れると、
理想の家が分からなくなります。
私はお客様に、
こんな質問をすることがあります。
「10年後、どんな暮らしをしていたら幸せですか?」
実は、
そこに答えがあります。
家づくりは、
間取りを作ることではありません。
人生を作ることです。
だから私は、
理想の家が分からなくなった時ほど、
家ではなく暮らしを考えてほしいと思っています。
深澤敏仁のひと言
「私は家づくりで迷った時、
間取りを見るのをやめて、
暮らしを考えてくださいとお伝えしています。
なぜなら、
家は目的ではないからです。
本当に欲しいのは家ではなく、
その家での幸せな時間だと思っています。
理想の家を探すより、
理想の暮らしを探すことが大切だと思っています。」










