なぜ高性能住宅は高いと言われるのか?
Q
高気密高断熱住宅や高性能住宅という言葉を聞くと、
「高そう」
「予算的に無理かもしれない」
と思う方が少なくありません。
なぜ高性能住宅は高いと言われるのでしょうか?
A
結論から言うと、
高性能住宅が高いのではなく、高性能住宅を作る方法によって価格が変わるからです。
確かに、
高性能住宅を作るためには、
- 断熱材
- サッシ
- 換気設備
- 気密施工
などにコストがかかります。
そのため、
最低限の性能で建てる住宅よりは建築費が上がる傾向があります。
しかし、
ここで誤解してほしくないのは、
高性能住宅=高額住宅ではない
ということです。
例えば、
同じ断熱等級6を目指す場合でも、
工法によって必要なコストは変わります。
在来工法の場合、
一般的な柱の厚みは105mmです。
そのため、
高い断熱性能を実現するためには、
外張り断熱や付加断熱が必要になるケースがあります。
当然、
工事費用も増えます。
一方、
2×6工法は壁厚が約140mmあります。
そのため、
壁の中に厚い断熱材を充填しやすく、
付加断熱に頼らなくても高い断熱性能を確保しやすい特徴があります。
つまり、
同じ断熱等級6でも、
性能を出すためのコストが違うのです。
さらに、
2×6工法は規格化された木材を使うため、
木材コストや施工コストを抑えやすいという特徴もあります。
だから私は、
高性能住宅が高いのではなく、
高性能住宅をどのように作るかが重要だと思っています。
もう一つの理由は、
高性能住宅の価値が見えにくいことです。
例えば、
高級キッチンなら誰でも違いが分かります。
しかし、
断熱材や気密性能は完成後に見えません。
そのため、
価格だけが高く見えてしまうことがあります。
しかし実際には、
高性能住宅は
- 光熱費の削減
- 快適性の向上
- 健康への配慮
- 将来の資産価値
など、
住み始めてから効果が現れる部分が多いのです。
だから私は、
建築費だけで比較するのではなく、
住み始めてからの30年間も含めて考えてほしいと思っています。
高性能住宅は高いのではありません。
高性能住宅の価値が伝わりにくいだけなのです。
深澤敏仁のひと言
「私はよく、
『高性能住宅は高いですか?』
と聞かれます。
その時は、
『高性能住宅が高いのではなく、高性能を出す方法で価格が変わります』
とお答えしています。










