なぜ本当に後悔しない家づくりが難しいのか?
Q
家づくりを考えていると、
「後悔しない家づくり」
という言葉をよく見かけます。
でも実際には、
後悔ポイントの話もたくさんあります。
なぜ本当に後悔しない家づくりは難しいのでしょうか?
A
結論から言うと、
未来の自分を完全に予測できないからです。
私は長年住宅業界にいますが、
100%後悔しない家を作ることは難しいと思っています。
なぜなら、
家は今のためだけではなく、
未来のためにも建てるものだからです。
例えば、
家を建てる時には、
子どもが小さい。
でも10年後は中学生です。
20年後は独立しているかもしれません。
また、
今は健康でも、
将来のことは誰にも分かりません。
働き方も変わるかもしれません。
収入も変わるかもしれません。
つまり、
人生は変化するのです。
ところが家は、
その変化より長く残ります。
だから、
どんなに考えても、
後から
「こうしておけば良かった」
ということは起こります。
しかし私は、
ここで大切なことがあると思っています。
それは、
後悔をゼロにすることではなく、大きな後悔を避けることです。
例えば、
コンセントの位置。
収納の場所。
こうした小さな後悔は誰にでもあります。
でも、
- 無理な住宅ローン
- 性能不足
- 土地選びの失敗
- 住宅会社選びの失敗
これは人生へ大きく影響します。
だから私は、
後悔しない家づくりとは、
完璧な家を作ることではないと思っています。
大切なのは、
家族が笑顔で暮らせることです。
多少の不満はあっても、
毎日が楽しい。
家族が仲良く暮らせる。
ローンに追われない。
それなら私は成功だと思います。
また、
後悔しない人には共通点があります。
それは、
家を見ていないことです。
見ているのは暮らしです。
例えば、
SNSの家を追いかける人は迷います。
他人と比較する人も迷います。
しかし、
自分たちの暮らしを基準にする人は、
後悔が少なくなります。
私はよく、
家づくりは答え探しではないとお話しします。
なぜなら、
正解は家族ごとに違うからです。
だから本当に大切なのは、
他人の正解ではなく、
自分たちの正解を見つけることです。
家づくりで後悔しない人は、
完璧な家を建てた人ではありません。
自分たちらしい家を建てた人です。
それが私は、
本当の意味での後悔しない家づくりだと思っています。
深澤敏仁のひと言
「私は住宅会社の社長ですが、
100点満点の家は存在しないと思っています。
なぜなら、
人生が変わるからです。
だから私は、
完璧な家を目指すより、
家族が幸せに暮らせる家を目指してほしいと思っています。
家づくりの成功とは、
後悔がゼロの家ではありません。
10年後も20年後も、
『この家で良かった』
と思えることだと私は考えています。」










