性能は何年で元が取れる?
私は住宅会社を経営していますが、
高性能住宅のお話をすると、
よく聞かれる質問があります。
「性能にお金をかけても元は取れますか?」
とても良い質問です。
しかし私は、
この質問には少し注意が必要だと思っています。
結論から言うと、
性能は光熱費だけで考えると元が取れる場合もあります。
しかし、
本当の価値は光熱費だけではありません。
私はそう考えています。
よくある考え方
例えば、
断熱性能を上げる。
窓性能を上げる。
追加費用100万円。
年間光熱費が5万円下がる。
単純計算なら、
20年で元が取ります。
これは分かりやすい計算です。
しかし現実はもっと複雑
私は光熱費だけでは考えません。
例えば、
- 電気代上昇
- ガス代上昇
- エネルギー価格変動
があります。
今後も光熱費が上がれば、
回収期間は短くなります。
暖かさは数字にならない
例えば、
真冬の朝。
廊下が暖かい。
トイレが暖かい。
脱衣所が暖かい。
これは光熱費では計算できません。
私は生活の質だと思っています。
健康効果は計算できない
例えば、
- ヒートショック予防
- 結露軽減
- カビ軽減
- 快適な睡眠
です。
これを何年で回収するか。
私は計算できないと思っています。
家族のストレスも減る
寒い。
暑い。
光熱費が高い。
こうしたストレスも減ります。
私はここにも価値があると思っています。
売却時の価値
今後は性能差が評価される時代です。
性能が高い家。
性能が低い家。
差が出る可能性があります。
私は資産価値も考えます。
元を取るという考え方
私は少し違うと思っています。
例えば、
耐震等級3。
地震が来なかったら元は取れないのでしょうか。
違います。
安心を買っています。
性能も同じです。
性能は保険に近い
私はそう考えています。
火災保険。
自動車保険。
使わなくても価値があります。
住宅性能も似ています。
私ならこう考える
私はこう質問します。
「何を回収したいですか?」
です。
光熱費だけなのか。
健康なのか。
安心なのか。
そこが重要です。
本当に元が取れるものとは?
私はこう思っています。
性能は投資です。
そして、
毎日快適に暮らせるなら、
私は既に元を取っていると思っています。
デザインハウス甲府の考え方
私は住宅会社の経営者ですが、
性能は回収するためのものではないと思っています。
家族を守るためのものです。
だから私たちは、
- 断熱等級6
- UA値0.46以下
- C値0.7以下
- 第一種熱交換換気
- 耐震等級3(許容応力度計算)
を重視しています。
家は家族の人生そのものだからです。
俺流ポイント
私はお客様に、
「性能を元が取れるかで考えるな。」
「性能が無かったらどうなるかで考えろ。」
とお話しています。
家づくりで後悔する人は、
100万円の追加費用を見ています。
後悔しない人は、
30年間の快適性を見ています。
私は、
100万円安い家より、
30年間暖かく健康に暮らせる家の方が価値があると思っています。
家づくりの目的は、
投資回収することではありません。
家族が一生安心して暮らせる環境をつくることです。










