A 当社では、引き渡し時に残っている対応事項を、書面でお渡ししています。口約束だけで済ませることはありません。お客様と会社が同じ内容を確認できるように整理します。記載されていない事項や分からない点があれば、その場でお申し出ください。
どの場所の何を対応するかを揃えます
書面があることに加え、対象が分かることが大切です。部屋名や位置、気になっている状態が分からなければ、後から別の場所と取り違える場合があります。図面や写真を合わせると、会社と同じ箇所を共有しやすくなります。
例えば、床の傷なら、どの部屋のどの位置かを確認します。建具の調整であれば、どの扉で何が気になるかを整理します。単に補修一式と読んで内容が分からない場合は、担当者から具体的な説明を受けてください。
お客様が長い専門的な報告書を作る必要はありません。引き渡し前の確認で気付いたことを、場所と状況が分かるように伝えればよいのです。会社が確認した内容と、お客様が認識している内容を合わせて書面を確認します。
説明を受けた事項と照合してください
書面を受け取ったら、それまでに話した対応事項が入っているかを見てください。記載がないから自分の記憶違いかもしれないと黙る必要はありません。「この箇所も相談していました」と、その場で担当者へお伝えください。
表現が違う場合も、同じ内容を指しているか確認します。お客様が使う呼び方と、工事側の用語が違うことがあります。専門用語が分からないまま了承せず、場所と作業の内容に置き換えて説明してもらいましょう。
対応方法がまだ分からない場合は、その点を分けて確認します。状態を確認する予定なのか、補修方法まで決まっているのかでは、その後の説明が違います。確認中の話を、すでにすべて決定済みと受け取らないことが大切です。
予定と連絡窓口も確認します
対応する際の連絡方法や、日程について知っておきたい内容を担当者へ尋ねてください。入居後の作業であれば、お客様側の在宅予定や家具の配置などが関係する場合もあります。分かっている事情を共有すると、相談が具体的になります。
施主が職人へ直接連絡して予定を決めることを前提にはしません。窓口は元請である当社です。担当者が交代する場合も、施工指示書などの記録をもとに必要な内容を引き継ぎます。個人の記憶だけに頼る進め方にしないことが大切です。
費用の話がある場合は、施工ミスの是正なのか、新たな追加・変更なのかを整理します。当社側の施工ミスを直す費用を、お客様が負担する理由はありません。お客様の希望による追加工事は、見積もりを先に確認して進めます。
書面を受け取ったときの確認例
例えば「リビング入口の床の補修と、洗面室の建具の調整について説明を受けました。この二つが書面のどの項目に当たるか確認したいです」と尋ねます。説明を受けた言葉と書面の用語が違っていても、同じ対象を示しているか分かります。
記載のない事項を見つけたら、その場で担当者へ伝えてください。後から言うと迷惑だと我慢する必要はありません。書面は、双方の認識を揃えるためのものです。お客様の手元のメモや写真も、対象を確認する資料として使えます。
対応内容が決定済みなのか、これから状態を確認する事項なのかも分けて見ます。相談しただけの内容を、すべて補修が決まったと理解しないことが大切です。反対に、対応すると説明されたものが確認中と見える場合は、その違いを担当者へ尋ねます。
作業の連絡を待つ場合は、普段の窓口を確認してください。担当者が変わっても、お客様が最初からすべて説明し直すことを前提にはしません。会社の記録と施工指示書などを使って、必要な内容を引き継ぎます。
入居後の作業で、在宅時間や家具の移動など気になる条件がある場合は、事前に担当者へ伝えます。施主が独自に準備すべきと思い込まず、どこまで何をするかを会社へ確認してください。生活の予定と工事の予定を合わせる相談です。
対応後は、書面にある対象と実際の状態を確認します。未対応の項目が残っていれば、どの内容かを担当者へ知らせます。一部の作業が済んだことを、すべての完了と受け取らないよう、同じ記録を見て話すことが役立ちます。
残っている事項を、口約束だけにしないことが当社の方針です。書面を保管し、分からない項目は確認してください。お客様が専門的な判定を背負うことなく、会社と対象を共有し、対応の説明を受けながら進めるための記録として活用します。
対応後は同じ箇所を確認します
作業が終わったら、書面にあるどの事項へ対応したのかを確認します。作業者が来たという事実だけで、すべての項目が完了したと考えないことが大切です。気になる点が残る場合は、担当者へその状態を伝えてください。
お客様側でも、受け取った書面や関連する写真を保管しておくと、その後の問い合わせに役立ちます。保管する目的は、相手を責める材料を増やすことではありません。何を確認し、何が残っているかを共有するためです。
当社は、残っている対応事項を口約束だけにしません。書面を見ながら、場所、内容、連絡について分からない点を確認してください。引き渡しの場で遠慮せず質問し、会社と同じ認識を持って次の対応へ進めることが大切です。










