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完成図面に『施主変更』と記載されたが、頼んだ覚えがない。放置してよい?

完成図面に『施主変更』と記載されたが、頼んだ覚えがない。放置してよい?

原案の判断:変更の経緯を確認し、責任の誤解を招く記録は訂正を求める。

完成図面に身に覚えのない「施主変更」と記載されていたら、放置せず変更の経緯を確認してください。実際に何を変えたかと、誰の希望や判断で変えたかは別の情報です。図面が現況と合っていても、責任や費用負担を誤解させる説明があれば訂正を求めます。依頼、承認、施工の記録を照合し、事実に沿った完成記録へ整えてください。

変更された箇所と内容を特定する

まず図面のどの箇所に施主変更と書かれているかを、当初図面と比較します。設備の位置、材料、寸法、配管、開口部など、実際の変更を一つずつ確認してください。図面の注記だけが誤っているのか、依頼していない工事も行われているのかを分けます。現物を見ただけで分からない部分は、施工写真や記録を示してもらいます。

図面の作成者、作成日、元になった現場指示を確認します。設計担当者が現場からの報告を基に記載したのか、営業担当者のメモが転記されたのかで、確認先が変わります。施主変更という略記を会社がどの意味で使っているかも聞いてください。曖昧な社内用語なら、第三者にも事実が分かる表現へ直してもらいます。

要望と承認と会社提案を時系列で分ける

施主が最初に希望した内容、会社が提案した内容、最終的に了承した内容を並べます。会社の施工上の都合で代替案を示され、施主が了承したケースと、施主が自ら変更を求めたケースは同じではありません。了承した事実があっても、変更の原因まで施主側にあったことになるとは限らないため、経緯を確認します。

施工ミスを直すための変更なら、元の不具合、是正案、施主の確認という流れを残します。納期の問題で別製品へ替えたなら、その理由と提案者を記載します。追加契約、メール、LINE、打ち合わせ記録、発注書を照合し、図面の注記がどの記録に基づくかを会社へ示してもらってください。

図面の記載だけで責任が決まるとは考えない

施主変更と書かれたからといって、後の不具合がすべて施主責任になるとは限りません。契約内容、指示の内容、専門家による説明、施工方法などを合わせて判断する必要があります。一方、誤った記載をそのまま保存すると、後任担当者や修理業者が、施主が指定した工事と受け取る可能性があります。

そのため、図面の注記が直ちに法的な結論になるかどうかとは別に、記録を正しくしておく価値があります。費用や保証の説明にも影響する記載なら、会社としてどの責任を想定しているかを確認してください。説明と図面の表現が違う場合は、口頭で大丈夫と済ませず、読み手が誤解しない記録へ直してもらいます。

現況の記録と変更理由の記録を両方残す

完成図面は、実際にどう施工されたかを確認できることが重要です。施主変更という注記が誤りでも、変更後の現況そのものを消して当初図面へ戻すだけでは、維持管理に使えなくなります。現況は正しく示し、変更の理由、提案者、承認日、関連書類を事実に沿って補記する方法を会社と相談します。

訂正前の図面も保存し、訂正版の日付と変更箇所が分かるようにします。古い図面を渡した関係先がある場合は、誰へ訂正版を配布するかを確認してください。会社の保管資料、施主の控え、保証や点検の担当者が参照する資料で内容が違わないことが必要です。ファイル名だけ変えて中身が同じという状態にも注意します。訂正済みの一覧を付け、どの資料を差し替えたかまで確認すると、後から旧版だけが使われることを防ぎやすくなります。完成時に受け取る資料の目録も一緒に更新してもらいます。

性能や申請に関わる変更なら内容自体を確認する

注記の訂正だけでなく、変更された工事が性能や安全、申請条件へ影響しないかを確認します。構造、断熱、防水、換気などに関係する場合は、設計者に変更後の適合を説明してもらいます。図面へ施主変更と書けば必要な計算や手続きを省けるわけではありません。更新した計算書や証明書が必要なら受け取ってください。

追加費を請求されている場合は、その変更を誰が承認したかと、費用の合意を別に照合します。会社の是正工事が施主の有料追加として処理されていないかも見ます。完成図面、変更契約、最終請求の三つを合わせると、内容だけでなく負担のずれも確認しやすくなります。

訂正を求めた記録と会社の回答を保存する

会社へは、対象の図面番号、箇所、誤りだと考える理由、希望する訂正内容を文書で伝えます。すべてを自分の希望する説明へ書き換えるのではなく、客観的な経緯を示してください。会社が訂正しない場合は、その理由と根拠を求めます。回答期限を決め、引き渡し資料の不足として確認を続けます。

認識が合わないときは、施主側の説明と会社の回答を一緒に保存し、住宅の相談窓口などへ相談します。図面へ自分だけで書き込み、双方合意の訂正版のように扱わないことも重要です。将来の点検や売却で説明できるよう、どこが確定した事実で、どこが争いのある評価かを分けて残してください。

深澤の判断と次の行動

私なら、頼んでいない施主変更の記載は、その場で経緯を確認します。現況が正しい図面であることと、変更理由が正しいことの両方を整える。会社提案や施工ミスの是正なら、その事実が分かる記録へ訂正を求めます。費用と保証の説明もそろえ、後任の担当者が見ても誤解しない完成資料として受け取ってください。

参考資料  確認日 2026年10月25日

国土交通省 民間建設工事標準請負契約約款 乙

住まいるダイヤル リフォームの追加費用で注意すべき点

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