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完了検査に合格すれば、傷や仕様違いも問題ない?

完了検査に合格すれば、傷や仕様違いも問題ない?

結論 完了検査の合格と契約どおりの完成は別に確認する

A 建築基準法に基づく完了検査に合格しても、床の傷、設備の品番、棚の寸法、契約したサービスまで全て問題がないと証明されたわけではありません。完了検査は、建築基準関係規定への適合を確認するための制度です。[資料13] 施主が契約図面と仕様、実際の仕上がりを照合する確認は別に行います。検査済証があることは大切ですが、その一枚で未完成や仕様違いへの質問を終える必要はありません。何の検査で何を確認したかを区別することが重要です。

法令への適合、契約仕様、仕上げ、設備の操作、未完工事を分け、検査名だけで全項目を合格扱いにしません。

完了検査の結果と書類を確認する

検査を受けた日、検査機関、結果、指摘の有無を確認し、必要な検査済証を受け取ります。確認済証は着工前などの計画確認、検査済証は完成後の検査に関係する書類で、同じものではありません。会社がまだ手続き中と言う場合は、何が残り、いつ交付される予定かを聞きましょう。制度や建物の条件によって使用に関する扱いも変わるため、未交付のまま入居できると施主だけで判断しないでください。会社や担当窓口へ今回の条件を確認します。

検査日、結果、指摘の是正、検査済証の受領予定、入居までに必要な手続きを会社へ確認します。

検査については、実施者、日付、目的、対象、結果、指摘、受け取る書類を一覧にします。建築基準関係の完了検査、瑕疵保険の検査、性能評価、会社の社内検査、施主の確認は、同じ合格を意味しません。『検査は終わりました』と言われたら、どの検査のどの結果かを聞きます。全ての設備が使え、傷がなく、選んだ仕様と一致することまで一つの検査で保証されたとは受け取らないようにしてください。

ほかの検査も目的を確認する

会社独自の検査、瑕疵保険の検査、住宅性能評価、施主が依頼した第三者検査なども、対象と時期が違います。「何度も検査したから全部保証」という説明にはせず、それぞれの報告を確認します。構造や防水が対象の検査で、クロスの傷や全設備の操作まで確認したとは限りません。指摘の内容と是正後の確認を受け取り、残る未完事項を別に管理しましょう。検査の回数を増やすことだけより、必要な部位が適切な段階で確認されたことが大切です。

検査の実施者、対象、時期、報告、是正後の確認を並べ、対象外の項目を分かるようにします。

仕様違いは契約資料と照合する

窓、設備、床材、建具、収納、電気などは、最終図面、仕様書、見積もりと照合します。展示で見た内容ではなく、自分が合意した内容を基準にしてください。変更や代替品があれば、承認の記録と現物の品番も確認します。会社へ「検査に通ったので問題ない」と言われても、契約内容との違いは別の質問として示せます。気づいた点を、法規への不適合なのか、契約との不一致なのか、好みの変更なのかに分けると、対応と費用の協議が具体的になります。

契約した物、実際の物、変更の合意、相違を記録し、法令の検査結果と仕様の確認を混ぜません。

仕様の照合は、最終図面、設備の選定票、見積もり、変更一覧を使い、部屋と品番、数量、位置を確認します。国土交通省の完了検査の質疑応答には、特定の設備の未設置と法令適合を分けて扱う例がありますが、あらゆる残工事を認めるものではありません。法令上の手続きの確認と、自分が契約した完成範囲を受け取る確認は別に必要です。未設置や仕様違いがあれば、原因と対応を会社へ尋ねます。

傷と作動と未完成を一覧にする

傷や汚れ、扉の開閉、設備の作動、清掃、外構などの残工事を、箇所ごとに整理します。危険や漏水など優先して調べる物と、表面の仕上げを直す物を分け、担当と期限を決めます。施主検査の時間が足りなければ、確認できなかった範囲も残しましょう。検査済証があるからと、補修が未定のまま曖昧に受け入れる必要はありません。引き渡しをどう進めるかは、生活への影響、契約、支払いなども含めて、会社と具体的に確認してください。

不具合、仕様違い、未完成、未確認を区別し、是正方法と確認日を引き渡しの予定へ対応させます。

合格の言葉より受け取る内容で判断する

必要な検査や書類がそろい、契約した建物が完成し、残る対応が明確かを見ます。完了検査は重要な制度ですが、施主が気づいた問題を話し合えなくするものではありません。一方、施主の感想だけで法令上の不適合と断定することも避け、必要な専門家へ確認します。最終図面、検査、補修、保証の資料を保管し、どの項目を確認したかを残してください。検査の合格と、自分が依頼した家を受け取る確認を両方行うことが、引き渡し時の行き違いを減らします。

法令の手続きと契約の履行をそれぞれ確認し、受け取る書類、完成状態、残る対応を説明できるようにします。例えば「検査済証は確認しました。次に、選定票と違う洗面台の扱いを確認したいです」と話を分けます。法令上の合格を否定せず、契約仕様の確認を続ける言い方です。会社の説明を受け、是正か再合意かを明確にします。

引き渡し判断には、残る工事、安全と生活への影響、補修方法、期限、支払いと融資等の条件をそろえます。検査済証があるから全て受け入れなければならないとも、小さな傷があれば必ず全工事未完成とも決めません。会社の検査結果と施主の指摘一覧を付き合わせ、未解決を『検査合格』の一言で消さないことが大切です。合意できない重要事項は、引き渡しや支払期限が来る前に資料を持って専門窓口へ確認します。

関連URL

1 [資料13] 国土交通省 完了検査の円滑な実施に関する質疑応答

設備未設置時の例から、完了検査と契約上の完成を区別します。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000135.html

2 [資料14] 住まいるダイヤル 工事や補修が残る住宅の引き渡しに関する注意

検査合格とは別に、残る工事や補修の扱いを確認する事例です。

https://www.chord.or.jp/planning/housing/trouble_case/case11.html

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