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施主検査は、どこから見ればよい?

施主検査は、どこから見ればよい?

結論 安全と漏水や設備を先に見て仕上げも確認する

A 施主検査は、目に入った傷だけを探すのではなく、安全、雨水や水回り、設備の作動、契約仕様、仕上げ、残工事という順に整理すると見落としを減らせます。施主だけで専門的な適否を全て判定する必要はなく、会社の説明と記録を使って確認します。引き渡しの直前に短時間で済ませず、補修と再確認の時間を工程へ入れてもらいましょう。確認した項目と、条件が整わず確認できなかった項目を分けることが大切です。

検査する範囲、所要時間、立会い、必要資料、補修と再確認の日を事前に会社へ相談します。

確認順は、安全、漏水や排水、設備の通常操作、位置と数量、仕上げの順などにし、部屋を一方向へたどると漏れを減らせます。玄関から居室、水まわり、外部へ進む順番と、誰が記録するかを家族と会社で決めます。二時間等の予定を置く場合も、その時間で必ず全て確認できるとは限らないため、未確認の範囲を残します。通電や給水がなく試せない設備は、問題なしと記入せず、後日の確認日を決めてください。

最終資料と指摘一覧を持参する

図面、仕様、設備の一覧、変更の記録、これまでの未完事項を用意します。部屋や設備へ番号を付けると、現場で記録しやすくなります。メジャーや照明器具などを持参する場合は会社へ確認し、建物を傷つける方法で検査しないでください。家族が複数で参加するなら、操作を聞く人と記録する人などを分けると効率的です。自分で作った表でも構いませんが、会社の検査項目と重ね、どこまで見たかが分かる形にしましょう。

最終図面、仕様、変更と過去の指摘をそろえ、場所、状態、写真、対応を記載できる表を持参します。

危険や水の問題は優先して伝える

手すり、階段、段差、建具の固定など、使う際の安全に関係する部分を説明してもらいます。水回りは、会社の手順で通水し、給排水、漏れ、流れ、接続まわりを確認します。電気や設備の内部を施主が分解したり、濡れた手で操作したりしないでください。雨漏りが心配な場合も、施主が無断でホースを掛けるなどの試験は避け、必要な確認方法を専門家と相談します。危険や性能への影響が疑われる点は、表面の傷とは別の優先度で記録しましょう。

安全、漏れ、排水、設備の異常を優先し、専門的な試験や危険を伴う操作は会社に確認を求めます。

安全や水の確認も、施主は案内された範囲と通常の操作で行います。屋根へ登る、電気のカバーを外す、大量の水を流して試験するなどの行為はしません。会社が行う試験や点検の結果と説明を受けてください。建具、収納、照明、換気、給湯等は、使い方を教わりながら作動を確かめます。傷だけに集中し、取付品や機能の確認が終わらないことを避けるため、部屋ごとのチェック欄を持参します。

位置と仕様と動作を照合する

窓、建具、設備、棚、コンセントなどを、図面や選定品と合わせて確認します。扉を開ける、引き出しを使う、家具を置く位置を想定するなど、暮らしの状態も考えます。傷は場所、種類、程度を記録し、通常の明るさで会社と確認しましょう。操作や通電など、当日にできない物は未確認と残します。全ての操作を一度に覚える必要はありませんが、自分が確認したと思っている範囲と、会社が確認済みとする範囲をそろえることが重要です。

品番、数量、寸法、取付位置、開閉や作動を照合し、試せなかった項目を無理に完了へしません。

指摘は対応方法と期限へつなげる

気になった点は、その場で良否の争いだけを続けず、会社の確認と対応を記録します。何を補修し、何を調べ、いつ再確認するかを決めてください。素材の特徴と説明された場合は、製品資料や見本で根拠を確認します。仕様違いがあれば、是正か変更の再合意かを分けて協議します。会社の点検表へ署名する場合も、何を確認した意味なのか、未完事項が反映されているかを読んでください。見たから全て異議なしという理解へ流されないことが大切です。

指摘、会社の見解、調査や補修、担当、期限、再確認を残し、署名する書類の意味と記載を確認します。

指摘表は、番号、部屋、箇所、写真、内容、対応方法、担当、期限、再確認結果をそろえます。『確認しました』という署名が、全ての補修が終わった承認になっていないかも確認します。即答できない指摘は回答予定を付け、口頭で消さないようにします。補修後には同じ表で確認し、写真だけでよい項目と現地で動作等を見る項目を分けます。引き渡しまでに終わらない場合は、残工事としての条件を別に整理してください。

補修後の確認を引き渡しへ組み込む

検査で見つかった項目を会社が一覧へ反映し、補修完了後に同じ場所を見直します。写真で確認できる物と、現地で動作や寸法を確認する物を分けましょう。残る工事があれば、引き渡し日と生活への影響を改めて相談します。支払いをどう扱うかは別に契約と必要な専門確認を行い、施主検査の署名と混同しないでください。施主検査は専門検査の代わりではありませんが、依頼した内容と実際の暮らしをつなぐ重要な確認の機会です。記録を最後まで活用しましょう。

補修、再確認、未完、引き渡しの条件を更新し、一度の指摘提出で検査を終わらせません。例えば検査表の各項目へ、確認済み、補修待ち、未試験を記入します。時間切れで試せなかった設備を合格にせず、後の確認日を決められます。検査の最後には、双方で同じ指摘一覧を持っているかを見直しましょう。

関連URL

1 [資料12] 日本住宅保証検査機構 施工状況確認検査の内容と注意事項

施主の確認と、専門の検査の対象・方法を分ける参考です。

https://www.jio-kensa.co.jp/other/construction_status/index.html

2 [資料14] 住まいるダイヤル 工事や補修が残る住宅の引き渡しに関する注意

施主検査で残った指摘を、引き渡しまでの対応へつなげます。

https://www.chord.or.jp/planning/housing/trouble_case/case11.html

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