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否決後の再申込みと保証会社

Q 住宅ローンが否決されたら「別の銀行なら通る」で進めてよい?
保証会社と再申込みの確認点は?

回答範囲 申込内容と借入状況を確認し、保証の仕組みと再申込先の条件を照会する。通過を約束しない。

A 一つの銀行で住宅ローンが否決されても、別の商品で検討できる場合はあります。ただし「銀行を変えれば必ず通る」とは言えません。前回の申込内容、借入れ、物件条件を整理し、次の商品で何が変わるかを確認しましょう。保証会社の名前だけを替えて、返済計画を変えないまま進めないことが大切です。

否決の理由を分かる範囲で整理する

まず、否決したのが事前審査か本審査か、減額や条件付きの回答ではないかを確認します。借入希望額、年収、雇用、既存の返済、土地と建物の条件、団信の引受けなど、前回提出した内容を一覧にします。銀行が理由をすべて開示するとは限らないため、推測した原因と確認できた事実を分けます。

自分の信用情報に不明な点があれば、本人開示で確認する方法があります。全国銀行協会は、登録された借入れや支払状況を確認できる一方、本人開示で審査結果の理由を特定できるわけではないと説明しています。記録に問題が見当たらないから、希望額が必ず承認されるとも言えません。[J13]

登録情報に事実との違いがある場合は、登録元や信用情報機関の窓口で調査の手続きを確認します。一つの機関の情報だけで、すべての銀行の判断が分かるとは考えないようにします。手数料を払えば否決の理由や承認の答えがすべて分かる、という説明にも、その根拠を求めましょう。

銀行と保証会社と団信の審査を分ける

保証会社を利用する商品では、銀行だけでなく保証会社の確認もあります。全国保証の説明書も、金融機関と保証会社がそれぞれ申込みを審査する仕組みを示しています。次の銀行が同じ保証会社を使うか、別の商品や保証の方式があるかを、銀行へ確認してください。[J14]

比較する項目 前回の申込み 次の商品での確認
審査の段階 否決か減額か条件付きか 必要な審査と資料
保証の方式 利用した保証会社等 保証会社と銀行の条件
借入れと物件 希望額と担保の条件 変わる条件と根拠
期限と資金 契約と支払の予定日 結果と実行が間に合うか

 

同じ保証会社なら絶対に結果が変わらない、別の保証会社なら通りやすい、と決めつけることもできません。金融機関側の条件、希望額、物件評価、申込時点の状況なども関係します。会社名から審査の緩さを推測するより、今回の事情で申込み可能な条件を銀行へ説明してもらいましょう。

保証会社の保証と団信は目的が違います。全国保証は、返済不能時に金融機関へ代位弁済した後も、利用者が保証会社へ返済することを説明しています。保証料を払ったから本人の債務が消えるわけではありません。団信の引受けが関係している場合は、保障条件を別に確認します。[J14]

次の申込みでは変える条件を明確にする

たとえば希望額3,600万円の計画を3,200万円へ見直すなら、400万円をどう減らすかまで整理します。面積や土地、追加設備を調整するのか、自己資金を使うのかで家計は変わります。減額したから必ず承認されるのではなく、条件を変えた案として改めて審査を受けると考えましょう。

既存借入れの完済、書類の補足、申込時期の変更を提案されたら、それぞれの根拠と必要な資料を確認します。完済で預金が足りなくなる場合や、時期を延ばすことで家賃等が増える場合も試算します。新たな借入れを伏せたり、年収や契約金額を実際と違う数字にしたりして提出しないようにします。

短期間に何社も申し込む前に、候補の違いを整理してください。CICの申込情報には照会会社や予定額等が含まれ、照会日から六か月間保有されます。ただし、六か月待てばほかの記録もすべて消えて承認されるという意味ではありません。申込みの記録と、契約・支払状況の記録は区別します。[J6]

土地や建物の契約がある場合は、銀行を探し続ける前に、融資条件や連絡の期限を確認します。再申込みで結果が出る日と、代金を払う日をそろえられるかも相談します。期限が迫っているからと、条件を理解していない高い負担の借入れを即決しないことが必要です。

銀行への質問は、「前回の内容から、この商品で検討できる点は何ですか」「保証会社と必要な審査はどこですか」「希望額や既存借入れを変える場合、何を提出しますか」です。回答は商品名と日付を付けて残し、金利、諸費用、実行時期も比較します。

住宅会社の役割は、通過を約束することではなく、正しい資料で銀行へ相談できる計画を整えることです。再申込みが難しい場合も、土地・建物・時期を含めた見直しを検討します。審査結果だけを追わず、承認後も無理なく返し、入居までの資金がつながる計画かを確認しましょう。

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参考資料 J13 J14 J6

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