リボ払いが少額なら、申告しなくてもよい?
結論 :少額でも設問に沿ってリボ払いを申告する
A リボ払いが少額でも、借入・分割等について質問されている内容を自己判断で省いてはいけません。残高、毎月の支払い、手数料、契約枠等を確認し、銀行の指定する方法で記載します。「すぐ返せるからないことにする」「信用情報に出ないと思うから書かない」という説明はしません。
住宅ローンの審査では金額以外の条件も確認されるため、少額なら必ず問題ない、少額でも必ず否決になるという両方の断定を避けます。銀行へ正確な残高と支払条件を示し、その商品でどう扱うかを確認してください。CICにも、クレジット契約と支払い等が登録される仕組みが案内されています。[資料05]
少額かどうかより、申込書が何を尋ねているかに沿って回答します。リボ残高、利用枠、支払方法等を銀行が確認する場合、本人が勝手に省略しません。分割の一種だから全て同じ、カードだから借入ではない、という言い方も避けます。契約の種類と残高を明細で把握し、完済するかどうかは、銀行の条件と家計の現金を照合してから決めます。
ショッピングとキャッシングを区別する
カードのリボ払いには、買い物の支払方法と、現金を借りるキャッシングがあり、契約や手数料の表示が異なります。カードの利用明細で種類、残高、月額、支払日を確認します。複数カードを使う人は、すべてを一枚の表へまとめ、毎月の引落し額だけで残高を推測しないでください。
自動リボの設定に気づかず、通常の一括払いだと思っている場合もあります。新しい買い物がリボ残高へ加わる条件、一定額を超えた分だけが対象になる設定等を確認しましょう。住宅ローンの申込みを機に、現在どの支払方法が有効になっているかを本人が見直すことが役立ちます。
リボ設定を解除した後も、既に利用した分や未確定の請求がどう扱われるかをカード会社へ確認します。設定変更の完了と残高の完済を同じものと考えないでください。次回の請求が出るまでの見込みも聞き、申込時に示した残高が実際と変わる場合は金融機関へ相談します。
ショッピングのリボ、キャッシングのリボ、手数料、利息は、資料上の表示と契約内容を確認します。毎月の引落し額が元金だけなのか、費用込みかでも残高の減り方が違います。複数カードがある場合、合計残高と毎月支払を一覧にします。一つのカードの利用額だけを見て少ないと判断せず、自動的にリボへなる設定や、新規利用が継続していないかも確認してください。
残高が減るペースと総費用を確認する
毎月の引落しが小さくても、元金と手数料の内訳によって完了までの期間は変わります。返済予定を契約先へ確認し、今後も新しい利用を続ける場合と止める場合を分けて見ます。住宅返済が始まった後も残高が減らない家計になっていないかを点検してください。
例えば月の支払いが一定でも、その全額が元金を減らすとは限りません。残高と手数料率、返済方式を見て、何か月後にいくら残るかを確かめます。具体的な計算はカード会社の明細や公式試算を使い、住宅ローンへ全部まとめれば得だと単純に考えないようにしましょう。
仮定例で毎月1万円を払っても、新たに毎月1万5,000円使えば、費用を除いても残高は増える方向です。定額払いは借入が一定速度で減る保証ではありません。明細から、前月残高、新規利用、元金返済、費用、当月残高を追います。返済額を増やす場合も、生活費が不足してまたリボを使う循環にならないかを確認し、月ごとの収支を先に整えてください。
完済する場合は手元資金も確認する
住宅審査前に完済する案はありますが、まず銀行へ必要性と確認方法を聞きます。完済に使う現金を、家の頭金や諸費用にも重ねて計上しないでください。残高を返すこととカード契約を解約すること、キャッシング枠を減らすことは別の手続きなので、銀行が求める条件を確認します。
完済後に新しい買い物をリボへ回すと、借入状況はまた変わります。審査中から融資実行までに新しい支払義務が生じた場合は、申込先へ連絡が必要か確かめてください。残高を一時的にゼロへ見せるため、親族や別のカードから借りて返すような方法は採りません。
完済するなら、指定日の精算額、支払方法、証明、設定変更を確認します。口座の残高を使い切って完済すると、翌月の税・保険等をカードで払うことになりかねません。仮定例で預金120万円から残高40万円、入居準備50万円を払えば残り30万円です。家計の予備費として足りるかを確認し、返済した事実と銀行が条件達成を確認する時点も分けて管理します。
生活費の不足をリボで埋めていないか見る
リボを使った理由が、単発の出費なのか、毎月の生活費不足なのかを整理します。住宅ローンが承認されても、生活費の赤字は自動的に解決しません。家を買うことで固定資産税や保険、修繕等も必要になるため、今の家計に新しい住宅費を加えて持続できるかを確認してください。
毎月の赤字を埋めている場合は、借入可能額を探す前に支出と収入を見直します。必要なら公的な多重債務相談や専門家へ相談し、住宅契約を待つ案も検討しましょう。家を建てる期限を優先して返済の問題を後へ送ると、完成後の選択肢が狭くなるおそれがあります。
リボが続く理由を、過去の一時的な出費と、毎月の生活費不足に分けます。後者なら、住宅ローンが加わる前に収支の見直しが必要です。家賃との差額だけで住宅を選ばず、税・保険・修繕等も加えます。返済が難しい場合は契約先や公的・専門の相談窓口へ早く相談し、審査用の完済だけを目的に高い金利の借入へ移して解決したように見せないことです。
残高と設定を確認して銀行へ照会する
質問は「このリボ残高をどこへ申告するか」「完済条件があるか」「契約枠や解約の証明も必要か」です。カード会社の画面や返済資料で数字を確認し、申込書と一致させます。住宅会社が入力を手伝う場合も、本人が最終内容を確認してから提出してください。
少額のリボがあることだけで家づくりを諦める必要はありませんが、隠して通す方法を選ぶ必要もありません。現在の契約を正しく申告し、支払った後に生活資金が残る総予算へ調整します。審査に通るかだけでなく、借入残高が減り、貯蓄も再開できる家計かどうかを判断してください。
銀行には、残高、毎月返済、完済予定、残る契約枠を示して扱いを聞きます。カード会社には、完済後の自動リボ設定と請求予定を確認します。完済証明が出ても、別の利用が追加されれば状況が変わります。住宅の実行まで変更を管理し、本人と家族が支払いを把握できる方法を整えます。少額を隠すより、全体を説明できる状態にすることが重要です。
関連URL
1 CIC 保有する信用情報
クレジット契約の残高や支払状況等の登録項目を確認できます。少額だから申告不要と判断しないための資料です。
https://www.cic.co.jp/guide/credit-information/possession/
2 住宅金融支援機構 フラット35のご利用条件
カード等を含む総返済負担率の対象を確認できます。リボ残高、毎月返済、契約状態を申込先へ伝えます。
https://www.flat35.com/loan/lineup/flat35/conditions/index.html










