記事詳細

なぜ全棟測定するのか?

Q. モデルハウスだけ測定する会社もある中で、なぜプロは「建てる家すべての現場で気密測定(全棟測定)を行うこと」にこれほど強くこだわるのですか?

A. 家は完成してしまうと壁の中の断熱・気密施工が見えなくなり、「本当に設計通りの高性能が出ているかどうかは、その家そのものを実測しなければ絶対に分からないから」です。全棟測定とは、車で言えば命を預かる「ブレーキ検査(車検)」と同じであり、施主の住まいに対する絶対的な品質保証です。
図面上でどれほど素晴らしい数値(UA値0.46など)を設計していても、現場の施工が雑で隙間だらけであれば、設計通りの性能は100%発揮できません。気密性能(C値)は、同じ図面・同じ断熱材・同じサッシを使っていても、現場に入る職人の施工精度や配管周りの処理によって1棟ごとに大きく変わります。「モデルハウス1棟だけ測定した過去の最高記録」をアピールされても、あなたが実際に暮らすその家の性能が担保されていることにはなりません。「全棟測定を行い、数値を公開し、基準に達しなければ改善する」というプロセスを愚直に繰り返すことこそが、職人の施工意識を高め、本物の高気密・高断熱住宅を確実に届ける唯一の方法です。

実態・リスクの比較表

類型の区分 / 比較項目 山梨エリアで実際に起きている具体例 / 現状 発生するリスクと生活への影響 / デメリット
全棟気密測定住宅(実測C値0.7〜0.5以下) 一棟一棟の現場で測定器を設置し、施工精度を数値で確認・是正。 計画換気が正常作動。壁内結露を防ぎ、冬の足元冷えゼロを科学的に担保。
モデルハウスのみ測定住宅 過去に一度だけ測定した好記録をカタログに載せ、施主の家は未測定。 実際の現場で隙間処理が抜けていても分からず、住んでから「寒い」と後悔。
気密測定完全未実施住宅 「省エネ基準にC値はない」「長年の経験があるから大丈夫」と測定を省略。 見えない壁の中で隙間風と内部結露が発生。築20〜30年で柱・土台が腐朽。

全棟測定を行う「4大決定的理由」

  • 「壁を塞ぐと見えなくなる『見えない施工品質』を白日の下に晒す」
    住宅が完成すると、壁の中の断熱材や気密シートの隙間は二度と目視できません。工事中間時に測定器で気圧差をかけ、数値として可視化することで手抜きや施工漏れを完全排除します。
  • 「車検のブレーキ検査と同じ『施主の家に対する確実な安全確認』」
    「他の車で検査したから大丈夫」と言われて車を買う人がいないのと同様に、住まう家そのものの性能を確認することは住宅会社としての最低限の責務です。
  • 「万が一の隙間をその場で発見し『即座に補修・改善』できる」
    中間測定を行えば、万が一目標値(C値0.7以下など)に達しなかった場合でも、煙や風速計を使って隙間箇所を特定し、その場で気密テープやウレタン充填で是正できます。
  • 「現場に入る職人の『施工精度と責任感』を極限まで高める」
    「毎回必ず数値として結果が出る」という環境があるからこそ、大工や設備業者が配管1本、シート1枚の重ね代に至るまでミリ単位の丁寧な施工を徹底するようになります。

土地契約前・相談時に住宅会社へ投げるべき「3大質問」

  • 「貴社では、モデルハウスだけでなく『私が建てるこの家』でも必ず気密測定(全棟測定)を実施してくれますか?」
    【見極めポイント】過去の一発記録ではなく、一棟一棟の現場品質から逃げずに責任を持っている会社かを見抜く。
  • 「もし中間測定で基準値(C値0.7〜0.5など)をクリアできなかった場合、どのように隙間を探して改善してくれますか?」
    【見極めポイント】測定をただのポーズにせず、目標性能を現場で確実に仕上げる是正フローがあるかを確認する。
  • 「全棟測定による実測C値0.7以下と断熱等級6、許容応力度計算(耐震等級3)を標準仕様にした完全総額資金計画書を提示できますか?」
    【見極めポイント】品質測定をオプション扱いにせず、適正価格の基本仕様として提供できる誠実さを見極める。

デザインハウス甲府の考え方

単に家を建てるだけでなく、住んでからの毎日の時間と家計に圧倒的な「ゆとり」を生み出すことこそが、家づくりの真の価値であると私たちは考えています。
そのため、デザインハウス甲府ではパッシブ設計・高遮音・高耐震・家事動線とプライバシー配慮を徹底し、山梨の気候風土に寄り添った最適な住まいづくりを追求しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 気密測定を全棟で行うと、測定費用で建築コストが大幅に高くなりませんか?
A. 全棟測定にかかる専用機器の測定費用は1棟あたり数万円程度です。測定を惜しんで隙間だらけの家を建て、住んでから冷暖房費が高騰したり壁内結露で構造が腐るリスクに比べれば、極めて費用対効果の高い必須の安心投資です。
Q. 「全棟気密測定を実施していない住宅会社」は、なぜ測定をやらないのですか?
A. 「気密施工の技術やノウハウがなく、測定して悪い数値(C値2.0〜5.0など)が出ると施主に説明できないから」というのが業界のリアルな本音です。「測定しない会社」は施工精度に自信がない証拠とも言えるため、依頼先選びでは非常に慎重な判断が必要です。

結論

気密性能とは、営業マンの口約束やパンフレットの言葉ではなく「現場測定で叩き出される客観的な結果」です。
カタログのUA値だけに惑わされず、全棟実測でC値0.7〜0.5以下を担保し、耐震等級3(許容応力度計算)と断熱等級6を土台にした最適設計(平屋24坪/2階建て30坪前後)を、適正価格で形にしてくれる誠実な住宅会社を選びましょう。

関連Q&A

解答者 デザインハウス甲府 深澤敏仁 電話 0120-916-822

デザインハウス甲府
〒400-0118 山梨県甲斐市竜王1656-17
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 水曜日

PAGE TOP ▲
ライン
フェイスブック
ツイッター
インスタ
イベント情報
電話番号
お問い合わせ