んにちは、デザインハウス甲府の深澤です。
家づくりを検討し始めると、多くの方が直面する「謎」があります。 それは、「同じ30坪、同じ3LDK、同じような外観なのに、A社は2,700万円、B社は3,500万円と、見積もりが800万円も違う」という現象です。
「同じように見える家なのに、なぜそんなに金額が違うの?」と、疑問に思うのは当然ですよね。実はここには、住宅業界最大の落とし穴が隠されています。
この800万円の差のほとんどは、「完成したら外からは見えなくなる部分」で生まれています。今回は、価格差が生まれる「4つの真実」をプロの視点から徹底的に深掘りします。
理由1:断熱性能の差(住み始めてからの光熱費が激変する)
1つ目は「断熱性能」です。家の壁の中に入ってしまうため、完成見学会や引き渡しの瞬間には100%外から見えません。しかし、ここには何百万円ものコスト差が隠されています。
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ローコストな家(安さ重視): 安価なグラスウールなどを、職人さんの手仕事で敷き詰める工法が一般的です。施工技術によって隙間ができやすく、経年変化で断熱材が垂れ下がってしまうリスクもあります。
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高性能な家(品質重視): 隙間なく密着する「吹付ウレタン断熱」や、圧倒的な断熱・調湿性能を持つ「セルロースファイバー」などを採用し、窓にはアルミサッシではなく高価な「樹脂サッシ+トリプルガラス」を使います。
完成した瞬間はどちらも綺麗ですが、住み始めてからの「快適性」と「毎月の電気代」には天と地ほどの差が出ます。断熱をケチって家を安く買っても、30年間高い電気代を払い続けるのでは本末転倒です。
理由2:気密性能の差(「隙間だらけの家」は暖まらない)
2つ目は「気密性能(家の隙間の少なさ)」です。どんなに高級な断熱材を使っても、家が隙間だらけなら、冬は冷たい隙間風が入り、夏はエアコンの冷気が逃げてしまいます。
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価格の安い家: 気密性能(C値)の測定すら行わない会社がほとんどです。図面上の数字(机上の空論)だけで「高気密です」と謳っているケースが少なくありません。
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丁寧につくる家: 大工職人が一棟一棟、コンセントの裏まで専用のテープや気密シートで隙間を塞ぎます。そして、建築中に実際に機械を使って「気密測定」を行い、国の基準を遥かに超える数値を実証します。
職人さんの手間(人件費)と測定コストをかけているからこそ、家全体の温度が一定に保たれる「本当の快適性」が手に入ります。
理由3:耐震性能の差(「等級3」という言葉の裏側)
3つ目は、家族の命を守る「耐震性能」です。ここが最も価格差が出やすく、かつ誤解されやすいポイントです。
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簡易的な計算の家: 法律で決まっている最低限の「壁量計算(簡易計算)」だけで済ませているケースです。「耐震等級3『相当』」という曖昧な表現で安く抑えている会社もこれに該当します。
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確実な構造計算の家: 木造2階建てでは義務化されていない、数百ページに及ぶ緻密な構造計算(許容応力度計算)を外部の専門機関に依頼し、正真正銘の「耐震等級3」を取得します。これには計算費用だけでなく、柱や梁の量、基礎のコンクリートや鉄筋の量が増えるため、材料費も大きく変わります。
大地震が来たとき、住み続けられる家になるか、倒壊を免れても大規模修繕(または建て替え)が必要になるか。その差がここに出ます。
理由4:保証・アフターサービスの差(建てた後のコスト)
4つ目は、引き渡し後の「安心の期限」です。
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売りっぱなしに近い家: 法律で義務付けられている最低限の「10年保証」のみ。定期点検の回数も少なく、不具合が出たときの対応が遅い、あるいは有償メンテナンスを条件にしないと保証が伸びない仕組みになっています。
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生涯寄り添う家: 初期保証で20年〜30年、最長で60年の長期保証を自社(または第三者機関)でバックアップします。定期的なアフター点検の体制が整っており、万が一のトラブルにも地元の工務店として迅速に駆けつけます。
家は建てて終わりではありません。30年、40年と維持していくための「仕組みと安心」をあらかじめ価格に含んでいるかどうかが、大きな差になります。
結論:本当に怖いのは、高いことではなく「安い理由を知らないこと」
800万円高い家と、800万円安い家。私はどちらが「正しい」「間違い」と言いたいわけではありません。予算や価値観は人それぞれですから、安い家を選ぶ選択肢もあって良いと思います。
しかし、「なぜ安いのか(何を削っているのか)」を知らないまま、金額の安さだけで契約してしまうこと、これこそが家づくりで最も危険なことです。
私が他社様の見積もりと比較するとき、金額の数字だけを見ることは絶対にしません。
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どんな断熱材を使っているか?
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気密測定はしているか?
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許容応力度計算をした耐震等級3か?
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建てた後、何年守ってくれるのか?
本当に比較すべきなのは、目に見える価格ではなく、「目に見えない中身」です。
これから家づくりをされる方は、ぜひ住宅会社に「高い理由」だけでなく、「なぜこの金額でできるのですか?(安い理由)」を質問してみてください。そこで明確な答えが返ってこない会社での契約は、一度立ち止まって考えることをおすすめします。 デザインハウス甲府 代表取締役 深澤敏仁
関連動画 https://youtube.com/shorts/JjgSYsTu4TM?si=_areHDrl5b9gK3uu










