【犬と猫が教えてくれる家づくり】第4話:愛犬の関節を守る家づくり。10年後、15年後を見据えた環境とは?
こんにちは。デザインハウス甲府の深沢です。
犬は言葉を話せません。だからこそ、体に痛みがあっても、私たちに伝わらずに我慢してしまうことがあります。今回は、大切な家族である「犬の関節を守る家づくり」についてお話しします。
日常の動作に潜む、関節トラブルのサイン
歩く、走る、飛び乗る、飛び降りる――。 犬の毎日は、私たちが思っている以上に関節運動の連続です。
股関節、膝関節、肘関節など、関節のトラブルは大型犬だけでなく、小型犬にも多く起こります。
もし、愛犬に次のような様子が見られたら注意が必要です。
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階段を嫌がるようになった
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お散歩に行きたがらなくなった
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ソファーやベッドへジャンプしなくなった
「もう年だからかな?」と思いがちですが、実は年齢のせいではなく、関節の痛みからくるサインかもしれません。
毎日の小さな負担が、将来の大きな病気につながる
家の中にある「滑りやすい床」は、犬の足腰に常に負担をかけ続けています。この毎日繰り返される小さな負担の積み重ねが、将来的に大きなトラブルへとつながってしまうのです。
また、玄関の上がり框(かまち)や階段、ソファーからの飛び降りなど、犬は日常的にたくさんのジャンプをしています。
若い頃は筋力もあるため問題ありません。しかし、7歳、10歳と年齢を重ねてシニア期に入ったとき、家の作り方が愛犬の健康状態に大きな差となって現れます。
愛犬の関節を守るために、住まいにできる3つの工夫
愛犬が一生自分の足で元気に歩けるように、家づくりの段階から以下の3つのポイントを意識してみましょう。
1. 滑りにくい床を選ぶ
何よりも大切なのは、足元が滑らない環境です。しっかりと足で踏ん張れる床材を選ぶことで、関節にかかる負担を大幅に軽減できます。
2. 段差をできるだけ少なくする
犬の目線(低い位置)から見ると、人間にとってのちょっとした段差も、実は大きな障害物に見えています。できるだけフラットで、スムーズに移動しやすい環境を作ってあげましょう。
3. 家全体の温熱環境(断熱性)を整える
寒い環境にいると、生き物の体は筋肉や関節がギューッと硬くなってしまいます。 実は、人間にとって快適な「高断熱住宅」は、筋肉や関節を健やかに保ちたい犬にとっても、非常に優しい住宅なのです。
今日の快適さだけでなく、10年後・15年後のために
家づくりとは、建てた「今日」の快適さだけを求めるものではありません。 10年後、15年後、大切な愛犬が「老犬(シニア犬)」になったときのことまで考えて作ることが本当に大切です。
犬の健康寿命は、暮らす住環境によっても大きく変わります。だからこそ、関節を守るための優しい家づくりを考えてみませんか?
次回は、お家の中でも意外と失敗しやすい「玄関の失敗」について、犬目線で分かりやすく解説します。どうぞお楽しみに!
デザインハウス甲府 代表 深澤敏仁でした。










