タイトル:【家を建てて後悔する人】安い家を選んだ人が、10年後に「こんなはずじゃなかった」と嘆く理由
こんにちは!デザインハウス甲府の深沢です。
家づくりは、家族みんなが幸せになるためのものです。 しかし、現実には「家を建てたことで後悔している……」という方がいらっしゃるのも事実です。
今回は、ちょっと耳が痛いお話かもしれませんが、「安い家を選んだ人が10年後に後悔する理由」について、プロの視点から本音でお話しします。
■ 「同じように見えるなら、安いほうがいい」の罠
家づくりを考え始めると、どうしても最初に目がいくのは「価格」ですよね。 「A社よりB社のほうが100万円安い」「200万円浮く」となれば、当然気になりますし、心が動くのはごく自然なことです。
見た目や間取りが同じように見えるなら、誰だって安い方を選びたくなります。
しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。 住宅は「家電」ではありません。 10年、20年、35年と、この先ずっと家族で住み続ける商品です。
世の中に「理由のない激安商品」がないのと同じで、住宅も例外ではありません。 平均よりも明らかに価格が安い家には、必ず理由があります。 それは、キッチンなどの設備、断熱材、サッシ(窓)、あるいは換気設備など、目に見えにくいどこかの部分で必ずコスト調整が行われているということです。
■ 怖いのは「完成した瞬間には違いが分からない」こと
ローコストな家も、完成したばかりの時は「おしゃれ」「広い」「ピカピカで新しい」と、どの家も一見よく見えます。そのため、契約した瞬間や引き渡しのタイミングでは、誰も後悔していません。
本当の差が現れるのは、実際に住み始めてから、そして10年が経った頃です。
1. 毎月じわじわ家計を苦しめる「見えない出費」
例えば、断熱性能の差。これは住んだその月から「毎月の電気代(冷暖房費)」として跳ね返ってきます。 月々わずか数千円の差だったとしても、35年間の住宅ローン返済期間で計算すると、最終的に数百万円もの大きな差になってしまうのです。
2. 想定よりも早くやってくる「修繕・交換コスト」
外壁、屋根、給湯器などの設備機器……家はどんなに頑丈に建てても必ず老朽化します。 しかし、建てる時の安さを最優先した結果、耐久性の低い素材が使われていた場合、「10年目にしてもう大規模な修理や交換が必要になってしまった」という事態が早く訪れます。
■ 私が考える「一番高い家」の定義
住宅で後悔する人の多くは、契約時ではなく「住み始めてから」後悔します。なぜなら、家の本当の性能や価値は、実際にそこで暮らしてみて初めて体が理解するものだからです。
私が考える「一番高い家」とは、購入価格(建築費)が高い家ではありません。 「住んでから、とにかくお金がかかり続ける家」のことです。
もし私自身が家を建てるなら、目先の建築費だけで決めることは絶対にしません。 【住宅ローン + 毎月の光熱費 + 将来の修繕費】 この「35年間の総額(ライフサイクルコスト)」で徹底的に比較します。
■ まとめ:安い家が悪いわけではない。大切なのは「人生」
誤解しないでいただきたいのは、「安い家がすべて悪い」と言いたいわけではありません。 大切なのは、「なぜその家は安いのか?」という理由を、納得いくまで知ることです。
家づくりにおいて、本当に大切にすべきなのは「建築費の安さ」ではなく、その後に続く皆さんの「人生」そのものです。
家づくりで失敗したくない方は、ぜひ目先の価格だけでなく、「将来にわたる総額」までしっかり視野に入れて比較してみてくださいね。










