なぜ私は家庭(家)を売るのか
第2話 1日30円で過ごした少年時代
こんにちは。
デザインハウス甲府の深澤敏仁です。
前回は、なぜ私が家ではなく家庭(家)を売りたいと思うのかについてお話ししました。
今回は、私の原点とも言える少年時代についてお話ししたいと思います。
私は決して裕福な家庭で育ったわけではありません。
むしろ生活はとても厳しく、生活保護を受けながら暮らしていた時期もありました。
今の時代ではなかなか想像しにくいかもしれませんが、私には一日30円で過ごしていた時期があります。
30円です。
今なら缶ジュース1本も買えません。
コンビニのおにぎりも買えません。
しかし当時の私にとって、それが現実でした。
友達が当たり前のように持っている物を持っていない。
欲しい物があっても買えない。
遠足や学校行事のたびに、お金のことが気になる。
子どもながらに劣等感を感じることもありました。
「なぜ自分だけ」
そう思ったことも一度や二度ではありません。
しかし今振り返ると、その経験は決して無駄ではなかったと思っています。
なぜなら、その経験があったからこそ、人の痛みが少しだけ分かるようになったからです。
家づくりの仕事をしていると、たくさんのご家族と出会います。
住宅ローンが不安な方。
子育てに悩んでいる方。
老後を心配している方。
予算のことで悩んでいる方。
私はそうしたお客様の話を聞くたびに、昔の自分を思い出します。
だからこそ、無理な家づくりは勧めたくありません。
見栄のための家づくりも勧めたくありません。
本当に大切なのは、建てた後も安心して暮らせることだからです。
家を建てたことで生活が苦しくなってしまったら、本末転倒です。
私が総額表示にこだわる理由もここにあります。
最初は安く見せて、後からどんどん費用が増える。
そんな家づくりでは、お客様を幸せにできません。
子どもの頃、お金で苦労した経験があるからこそ、私はお客様に同じ思いをしてほしくないのです。
裕福ではなかった少年時代。
決して楽しいことばかりではありませんでした。
しかしその経験が、今の私の価値観をつくっています。
家づくりとは、建物を売る仕事ではありません。
家族の未来を守る仕事です。
私はそう考えています。
そして、その考え方の原点は、一日30円で過ごしたあの頃にあるのかもしれません。
おわりに
家づくりとは、
建物をつくることではありません。
家族の未来をつくることです。
だから私は、
今日も家ではなく、
家庭(家)を売っています。
デザインハウス甲府
深澤敏仁










