甲斐市 マリーゴールド
以前 天井が高いリビングは 開放感があっていいなぁなんて思っていましたが・・・・
ここ最近雑誌などでは 「天井高リビング」をあまり見かけません・・・・・
これはトレンドなのでしょうか?それとも天井を低くすることで
他にメリットになることでもあるのでしょうか?
「天井が高い家=贅沢で良い家」というイメージ、確かに根強いですよね。 でも最近、おしゃれな住宅誌や建築家の実例で、あえて天井を低く抑えた「落ち着きのある空間」が増えていることにお気づきなのは、非常に鋭い観察眼です!
実は今、住宅業界では「ただ高くする」から「高低差で心地よさを創る」という考え方にトレンドがシフトしています。なぜ今、あえて天井を低くすることが注目されているのか、その理由とメリットを紐解いてみましょう。
なぜ「天井高」ブームが落ち着いてきたのか?
かつては開放感こそが正義とされていましたが、現代の家づくり(特に2026年のスタンダード)では以下の理由から、天井高が見直されています。
1. ZEH(省エネ)への対応
前回のZEHのお話にも繋がりますが、天井が高いということは、それだけ**「冷暖房する空間の体積(容積)」が増えるということです。
単純な計算ですが:
高さ2700mmに上げると、体積は25%**も増えます。その分、エアコンの負荷が大きくなり、ZEH基準をクリアするためのハードルが上がってしまうのです。
2. 「おこもり感」と「安心感」の再評価
コロナ禍以降、家は「広々した場所」であると同時に「深くリラックスできる場所」としての役割が強まりました。
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低重心の美学: 天井をあえて2400mm程度に抑えると、視線が自然と低くなり、どっしりとした安定感や安心感が生まれます。
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黄金比のバランス: 建築家の中には、日本人の身長や家具の高さに合わせて、あえて低めの天井を設定することで、空間のプロポーションを美しく整える手法を好む人が多いです。
あえて「低くする」ことの3大メリット
| メリット | 内容 |
| 光熱費の削減 | 部屋の容積が小さくなるため、エアコンの効きが格段に早くなり、電気代が安く抑えられます。 |
| 建築コストの抑制 | 壁材や柱の長さ、断熱材の量などが減るため、構造的なコストダウンに繋がります。 |
| 空間のメリハリ | 全てを低くするのではなく、「キッチンは低く、リビングは標準」のように**段差(下がり天井)を作ることで、実際の数値以上にリビングを広く感じさせることができます。 |
「高さの操り方」
高さのコントラストを活かした設計です。
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「下がり天井」の活用: キッチンやダイニングの天井をあえて下げて、木目調のクロスや板を貼るスタイルです。ここからリビング低い家具との組み合わせ: 最近は「ローソファ」や「低座椅子」が人気ですが、家具を低くすれば、天井が標準の高さでも十分な開放感を得られます。
まとめ:マリーゴールドさんへのアドバイス
「天井は高いほうがいい」という固定観念を一度外してみると、「冬暖かく、夏涼しく、そして何より落ち着く」という、実利と居心地を両立した住まいが見えてきます。
もし開放感が欲しい場合は、天井を高くする代わりに「窓を天井ギリギリまで高くする(ハイサッシ)」という手法もあります。これなら容積を増やさずに、外への抜け感だけを最大化できますよ。











