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その小さな隙間を見逃さない 気密工事の現場確認に行ってきました

デザインハウス甲府株式会社 代表取締役 深澤敏仁

完成すると見えなくなる場所ほど、今、確認しておきたい。

こんにちは。デザインハウス甲府の深澤です。今回は、建築中の現場へ気密工事の確認に行ってきました。

壁には断熱材が入り、窓周りや配線・配管が通る部分など、細かな箇所の処理を進めている段階です。この後、室内側に防湿気密シートを施工していきます。

高断熱の家づくりでは、断熱材の種類や厚さが注目されます。その性能を生かすために、同じくらい目を向けていただきたいのが、現場で行う気密工事です。

窓の縁、合板の継ぎ目、コンセントの裏、配管の周囲。こうした場所に空気の通り道を残さないよう、一つずつ処理していきます。今回は、現場で確認した4つのポイントをご紹介します。

壁の断熱材を施工した現場。この後、室内側に防湿気密シートを施工する工程へ進みます。

窓周りは角の部分までウレタンで処理

最初に確認したのは、窓枠と木部の取り合いです。写真の白い部分が、細かな隙間を埋めるために施工したウレタンです。

窓は、ガラスやサッシそのものの性能に加えて、建物との取り付け部分の施工も大切です。窓枠と木部の間に空気が通る隙間が残れば、そこが外気の流入や室内の空気の流出につながる可能性があります。

そこで、窓の上部、左右の側面、角の部分など、形が変わる箇所まで細かく処理します。直線部分が埋まっていても、端部や角までつながっているかを確認する必要があります。

窓の周囲は、内装が仕上がると見えなくなる部分です。だからこそ、確認できる段階で施工状況を見ておく。この積み重ねを大切にしています。

窓の上部と側面のウレタン処理。木部との取り合いを、角の部分まで確認します。

ベースベニヤのジョイントには気密テープ

次に、ベースベニヤ、つまり下地合板のジョイント部分です。写真では、合板同士の継ぎ目に沿って黒い気密テープを貼っています。

合板を組み合わせてつくる面には、継ぎ目ができます。一つの継ぎ目は細くても、住宅にはこうした接合部分が何か所もあります。気密を確保する部分では、面のつながりを意識して処理することが大切です。

テープは、必要な範囲を覆い、下地にしっかり密着させて初めて役割を果たします。端部の浮きや剥がれ、貼り残しにも気を配る部分です。

仕上げてしまえば、下地の継ぎ目を直接確認するのは難しくなります。後から見直す手間を増やさないためにも、この段階で確かめておきたい部分です。

ベースベニヤのジョイント部分に施工した気密テープ。合板の継ぎ目も確認するポイントです。

スイッチやコンセントの裏側にも気密対策

外壁側など、気密層を貫く位置にあるスイッチやコンセントにも、気密工事が関係します。壁の中にはボックスや電線が入り、配線が木部を貫通する場所もあるためです。

今回の現場では、ボックス周囲の気密カバーと、電線が通る部分の処理を確認しました。小さな貫通部にもウレタンによる処理を行っています。

ここで大切なのは、ボックス周囲の対策を、この後に施工する防湿気密シートと連続させることです。ボックスの周りだけでなく、配線が通る部分まで含めて、空気と湿気が入り込む隙間をつくらないように納めます。

完成後に見えるのは、整ったスイッチやコンセントのプレートです。その裏側でどのような施工をしているかも、住み心地を支える大切な仕事です。

下:電気ボックスの周囲に設けた気密カバー。この後の防湿気密シートとつなげていきます。

上:電線が木部を通る小さな穴もウレタンで処理。配線の貫通部分まで確認します。

床下の配管周りも一本ずつ確認

床下では、配管が通る部分や断熱材の周囲を確認しました。写真では、配管と周囲の部材との隙間に、ウレタンによる処理を行っています。

配管の太さや配置が変わると、周囲にできる隙間の形も変わります。複数の配管が集中する場所は、一本ずつの周囲や、部材との取り合いを見ていく必要があります。

気密工事では、設計で決めた気密層が配管部分で途切れないように施工します。室内外を隔てる部分に残る隙間を塞ぎ、意図しない空気の出入りを抑えるための処理です。

床下のように、暮らし始めてから日常的には目にしない場所にも手をかける。ご家族が毎日過ごす家だからこそ、見える場所と同じように確認していきます。

床下の断熱材周囲と、配管が通る部分の処理。形の違う隙間を細かく塞いでいきます。

断熱材の施工から防湿気密シートの工程へ

今回の現場では、壁の断熱材も施工されています。断熱材は、製品の性能に加えて、部材の間に隙間なく納まっているか、配線やボックスの周りで欠けていないかなど、施工状態が大切です。

そして、この後に進むのが、室内側の防湿気密シートの施工です。ここで、断熱・気密・防湿の役割を整理しておきます。

・断熱は、壁や天井などを通る熱の移動を抑えること。

・気密は、隙間を通る意図しない空気の出入りを抑えること。

・防湿は、室内の水蒸気が壁などの内部へ入り込むのを抑えること。

それぞれに役割があり、今回施工する防湿気密シートは、防湿と気密の両方を担います。シートの継ぎ目や端部、窓周り、ボックス周りまで、連続した層になるようにつないでいきます。[2]

室内の湿気が壁の内部へ入り、温度などの条件がそろうと、見えない場所で結露が生じることがあります。そのリスクを抑えるためにも、防湿層と気密層を適切につくることが大切です。[3]

写真でご紹介した細部の処理は、この先のシート施工へつながる工程です。仕上げで隠れる前の一つひとつの仕事が、家全体の性能を支えていきます。

気密性能は測定して数値で確認する

デザインハウス甲府では、全棟で気密測定を行い、住宅の隙間の程度を示すC値0.7cm²/m²以下を基準に家づくりを進めています。[4]

施工中に目で確認し、気密性能は測定して数値で確かめる。写真で施工の過程をお伝えすることと、測定で性能を確認することの両方を大切にしています。今回の現場は、気密測定に向けて細部の施工を進めている段階です。

住宅会社を比較するときは、断熱材の商品名や性能の説明に加えて、ぜひ次の3つも聞いてみてください。

・窓や配管の周りは、どのように気密処理していますか。

・壁を閉じる前の施工写真を見せてもらえますか。

・気密測定は全棟で行い、自分の家の結果も確認できますか。

家は、完成したときの見た目と、住み始めてからの暮らしやすさの両方が大切です。私たちは、その暮らしを支える見えない部分もお伝えしていきます。

山梨で新築や建て替えをご検討の方は、デザインハウス甲府へご相談ください。LINEでは「気密工事のブログを見た」とひと言お送りいただければ結構です。断熱・気密の考え方から、住める総額、無理のない資金計画まで、具体的にお話しします。

デザインハウス甲府
〒400-0118 山梨県甲斐市竜王1656-17
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 水曜日

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