なぜ職人によって家の性能が変わるのか?
Q
住宅会社のカタログを見ると、
同じ断熱材、
同じサッシ、
同じ換気システムが使われています。
それなのに、
「職人によって性能が変わる」
と言われるのはなぜでしょうか?
A
結論から言うと、
住宅は材料だけで性能が決まるのではなく、施工で性能が決まるからです。
例えば、
どんなに高価な断熱材を使っても、
断熱材と柱の間に隙間があればどうなるでしょうか。
そこから熱が逃げます。
つまり、
カタログ上の性能を発揮できません。
また、
高性能なサッシを採用しても、
取り付け方が悪ければ隙間風が発生する可能性があります。
気密施工も同じです。
例えば、
気密テープの貼り忘れが一か所あっただけでも、
完成後のC値へ影響することがあります。
つまり、
住宅性能は材料の性能ではなく、
完成した住宅の性能
が重要なのです。
私はよく料理に例えます。
例えば、
最高級の食材を使ったとしても、
料理人が違えば味は変わります。
住宅も同じです。
同じ材料でも、
施工する人によって結果が変わることがあります。
特に高気密高断熱住宅では、
施工精度が非常に重要です。
例えば、
断熱等級6の住宅でも、
施工が悪ければ本来の性能を発揮できません。
逆に、
丁寧な施工が行われれば、
設計通りの性能へ近づけることができます。
だから私は、
高性能住宅を語るなら、
断熱材やサッシの話だけでは足りないと思っています。
本当に重要なのは、
その性能を現場で再現できるかどうかです。
では、
お客様はどう判断すれば良いのでしょうか。
私は、
施工品質を確認する仕組みがあるかを見るべきだと思っています。
例えば、
- 全棟気密測定
- 第三者検査
- 現場監督による確認
- 構造見学会
などです。
気密測定を例にすると、
完成した家の性能を数字で確認できます。
つまり、
職人の技術が結果として表れるのです。
だから私は、
住宅会社を選ぶ時に、
「どんな材料を使っていますか?」
だけでなく、
「どうやって品質を確認していますか?」
も聞いてほしいと思っています。
家づくりで大切なのは、
良い材料を使うことではありません。
良い材料を活かせる施工をすることです。
深澤敏仁のひと言
「私は住宅性能を説明する時、
材料の話より現場の話を大切にしています。
なぜなら、
家はカタログで建つのではなく、
職人の手で建つからです。
どんなに良い材料でも、
施工が悪ければ意味がありません。
だから私は、
完成した時の数字や品質確認を大切にしています。
本当に大切なのは、
使った材料ではなく、
完成した家の性能だと思っています。」










