私なら家事動線で何を見る?
私は住宅会社を経営していますが、
間取りの打ち合わせで、
よくこう聞かれます。
「家事動線って何を見れば良いですか?」
最近は、
回遊動線。
ランドリールーム。
ファミリークローゼット。
が人気です。
しかし私は、
設備や部屋を見る前に確認することがあります。
結論から言うと、
私は家事動線を見る時、歩く距離を見ます。
なぜなら、
家事の正体は移動だからです。
家事そのものは短い
例えば、
洗濯機のボタンを押す。
数秒です。
食器を食洗機へ入れる。
数分です。
問題はその前後です。
私はそこを見ます。
洗濯物は何歩歩く?
まず最初に確認します。
洗濯機
↓
干す場所
↓
収納
まで何歩か。
私はここが一番重要だと思っています。
買い物帰りはどう動く?
例えば、
玄関から入る。
冷蔵庫へ行く。
パントリーへ収納する。
私は買い物袋を持って歩いてみます。
朝の支度は渋滞しないか?
私は朝7時を想像します。
洗面所。
トイレ。
着替え。
家族全員が動く。
ここで渋滞しないかを見ます。
掃除機はどう動く?
意外と重要です。
掃除機を持って家の中を歩く。
段差はないか。
廊下は長くないか。
私は掃除動線も確認します。
ゴミはどう出す?
キッチンで出たゴミ。
どこへ集めるのか。
外へ出すのか。
私はここも考えます。
子どもの準備動線
例えば、
ランドセル。
制服。
学校用品。
朝の準備が楽か。
私は子育て世代では特に重視します。
家族で一番忙しい人を見る
私はここが重要だと思っています。
多くの場合、
家事を一番やる人です。
その人が楽になるか。
私はそれを優先します。
私ならこう確認する
私は図面を見る時、
こう考えます。
朝起きる。
↓
顔を洗う。
↓
着替える。
↓
朝食。
↓
出勤。
↓
帰宅。
↓
洗濯。
↓
片付け。
この一日をシミュレーションします。
家事動線の正解とは?
私はこう思っています。
回遊動線がある家ではありません。
ランドリールームがある家でもありません。
歩く距離が少ない家です。
それが本当に良い家事動線だと思っています。
デザインハウス甲府の考え方
私は住宅会社の経営者ですが、
家事動線とは生活動線だと思っています。
だから私たちは、
部屋の配置より、
家族の動きを確認しています。
家は毎日使う場所だからです。
俺流ポイント
私はお客様に、
「間取りを見るな。」
「自分が歩く姿を見ろ。」
とお話しています。
家づくりで後悔する人は、
図面を見ています。
後悔しない人は、
毎日の生活を見ています。
私は、
SNSで人気の回遊動線より、
毎日100歩少なくなる動線の方が価値があると思っています。
家づくりの目的は、
流行の間取りを作ることではありません。
家族が一生楽に暮らせる家をつくることです。










