坪単価では分からない。UA値 0.52 C値0.42㎠/㎡
実際に建てた平屋の価格を、オプションも別途費用も公開します。
「平屋は、結局いくらで建つのか?」
住宅会社の広告には、安く見える本体価格や坪単価が並んでいます。しかし、屋根の形を変え、外壁や内装にこだわり、性能評価や屋外給排水工事を加えると、実際の支払額は変わります。
今回ご紹介するのは、延床面積24.04坪・3LDKの平屋です。
建物価格は、税込2,113万円。
外装・屋根・内装のオプションと別途工事まで含めた実例総額は、税込2,444万円です。
広告用の最低価格ではありません。
実際の仕様と追加費用を反映した、正直な価格公開です。

今回の実例価格
結論:24.04坪・3LDK平屋の実例総額は2,444万円(税込)
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 建物価格 | 2,113万円 |
| 外装オプション・塗り壁 | 140万円 |
| 片流れ屋根から寄棟屋根への変更 | 35万円 |
| 内装オプション | 90万円 |
| 性能評価取得費用 | 23万円 |
| 屋外給排水工事・延長費用 | 43万円 |
| 実例総額 | 2,444万円 |
価格の内訳
- 建物価格+外装・屋根・内装オプション:2,378万円(税込)
- 性能評価・屋外給排水工事:66万円(税込)
- 実例総額:2,444万円(税込)
※土地代、土地購入諸費用、住宅ローン諸費用、登記費用、火災保険、外構工事、地盤改良工事などは含まれていません。
※屋外給排水工事は、敷地条件や道路から建物までの距離によって変動します。
※掲載金額は当該実例の価格であり、現在の資材価格や設備価格により変わる場合があります。
建物概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 建物 | 平屋 |
| 延床面積 | 24.04坪 |
| 間取り | 3LDK |
| 構造 | 2×4工法 |
| 断熱性能 | 断熱等級5 |
| 耐震性能 | 耐震等級3 |
| 気密性能 | C値0.42㎠/㎡ |
| 性能評価 | 取得 |
| 屋根形状 | 寄棟屋根 |
| 外装 | 塗り壁 |
| 内装 | 腰壁・無垢羽目板天井など |
| 建物価格 | 2,113万円(税込) |
| オプション・別途費用込み総額 | 2,444万円(税込) |
この平屋の最大の特徴
「安く建てる」だけでなく、毎日目に触れる素材にお金をかけた家
この住宅で特にこだわったのは、内装インテリアの「木」です。
一般的なビニールクロス中心の内装ではなく、腰壁や天井に無垢材の羽目板を採用しました。自然素材ならではの木目や色合いが、室内に温かさと落ち着きをつくります。
床面積を必要以上に広げるのではなく、24.04坪という現実的な広さに抑え、その分を日々の暮らしで感じられる素材やデザインに配分しています。
大きさを競う家ではありません。
家族が毎日過ごす空間の「質」にこだわった平屋です。

内装オプション90万円の内容
腰壁と天井に、無垢の羽目板を採用
今回の内装オプションは、合計90万円(税込)です。
主なこだわりは、腰壁と天井に採用した無垢の羽目板です。
木を使った内装には、次のような魅力があります。
- 室内に温かみと落ち着きが生まれる
- 木目が空間のアクセントになる
- クロス仕上げとは異なる素材感を楽しめる
- 年月とともに色合いの変化を楽しめる
- 平屋の水平的な広がりと相性がよい
内装費を抑えることだけを優先すれば、この90万円は削減できます。
しかし、壁や天井は、住み始めてから毎日目に入る部分です。設備のように数年後に交換するものではないからこそ、施主様は内装の木質感を優先されました。
外装オプション140万円
一般的なサイディングではなく、塗り壁の外観へ
外装は塗り壁仕上げを採用しました。
塗り壁には、工業製品の外壁材とは異なる、継ぎ目の目立ちにくい一体感があります。光の当たり方によって表情が変わり、シンプルな平屋でも上質で存在感のある外観になります。
今回の外装オプションは、140万円(税込)です。
外壁は住宅の印象を大きく左右する部分です。初期費用だけでなく、仕上がりの質感、将来のメンテナンス方法、汚れの目立ち方まで確認したうえで選ぶことが重要です。
片流れ屋根から寄棟屋根へ変更
「どうしても片流れ屋根は嫌」——その希望を35万円で形にしました
標準計画は片流れ屋根でしたが、施主様は寄棟屋根を希望されました。
屋根は外観の印象を決める重要な部分です。片流れ屋根には、現代的なデザインや太陽光発電との相性などのメリットがあります。
一方、寄棟屋根には、四方向に屋根面を持つ落ち着いた外観と、どの方向から見てもバランスよく見えやすい特徴があります。
今回の寄棟屋根への変更費用は、35万円(税込)です。
「標準だから我慢する」のではなく、費用を確認したうえで、施主様が納得できる屋根形状を選びました。

見た目だけではなく、性能も確認できる平屋
断熱等級5・耐震等級3・C値0.42
デザインや自然素材にこだわる一方で、住宅性能も確保しています。
断熱等級5
断熱等級5の断熱性能を確保しています。
ただし、断熱等級だけで家の快適性がすべて決まるわけではありません。窓の性能、日射取得と日射遮蔽、気密性、換気計画、冷暖房計画まで合わせて考える必要があります。
耐震等級3
耐震性能は耐震等級3です。
耐震等級3は、住宅性能表示制度における最高等級です。今回の住宅は性能評価を取得し、図面や計算に基づいて耐震性能を確認しています。
C値0.42㎠/㎡
完成した住宅の気密測定を実施し、C値0.42㎠/㎡という結果になりました。
C値は、住宅全体にどれだけ隙間があるかを示す数値で、数値が小さいほど隙間が少ないことを意味します。
断熱等級は設計上の性能ですが、C値は現場施工の精度に左右されます。そのため、仕様書に「高気密」と書くだけではなく、実際に測定することが重要です。
性能評価費用23万円は、何のために必要なのか
住宅性能評価は、住宅の性能を第三者が共通基準に基づいて評価する制度です。
今回の性能評価取得費用は、23万円(税込)でした。
性能評価を取得することで、断熱性能や耐震性能について、「営業担当者がそう説明した」というだけではなく、設計図書と評価書によって確認しやすくなります。
住宅性能は、口約束では残りません。
大切なのは、性能を数値と書類で残すことです。
屋外給排水工事の延長費用43万円
屋外給排水工事は、建物の外にある給水管や排水管を接続するための工事です。
今回の敷地では、配管を通常より延長する必要があったため、43万円(税込)の追加費用が発生しました。
屋外給排水工事は、次の条件によって金額が変わります。
- 道路から建物までの距離
- 水道メーターや下水桝の位置
- 敷地の広さや形状
- 高低差
- 給排水管の延長距離
- 下水道か浄化槽か
- 前面道路からの新規引き込みの有無
本体価格が安く見えても、屋外給排水工事が別途なら、最終的な総額は上がります。
住宅会社を比較するときは、「屋外給排水工事込みですか?」だけでは不十分です。
「何メートルまで含まれ、超過した場合はいくらか」まで確認してください。
24坪の平屋は、本当に狭いのか
24.04坪は、約79.47㎡です。
3LDKの平屋としては、広すぎず、コンパクトすぎない現実的な面積です。
廊下を短くし、収納や部屋の配置を整理すれば、夫婦2人から子育て世帯まで検討できる広さです。
平屋は階段が不要なため、同じ延床面積の2階建てよりも、生活に使える床面積を確保しやすいという特徴があります。
一方で、単純に部屋を増やすとLDKや収納が狭くなります。坪数だけで判断せず、次の項目を確認することが重要です。
- LDKに必要な広さがあるか
- 各個室にベッドと収納を置けるか
- 洗濯と物干しの動線が短いか
- 廊下などの無駄な面積が多くないか
- 将来も1階だけで生活できるか
- 家具を置いた状態で通路幅を確保できるか
「坪単価」では、この家の価格は判断できません
今回の建物価格だけを延床面積で割ると、単純計算では坪約87.9万円です。
しかし、この数字だけでは住宅価格を正しく比較できません。
外装の塗り壁、寄棟屋根への変更、無垢材を使った内装、性能評価、屋外給排水の延長費用まで含めると、実例総額は2,444万円です。実例総額を延床面積で割ると、坪約101.7万円になります。
同じ住宅でも「どこまでを価格に含めるか」によって、坪単価は大きく変わります。
比較すべきなのは、坪単価ではなく契約総額です。
安い坪単価を見て住宅会社を選び、契約直前になって数百万円の別途工事を知らされる。これが、住宅価格で後悔する典型的なパターンです。
デザインハウス甲府では、安く見せるための価格ではなく、何が含まれ、何が追加されたのかを公開します。
この実例から分かること
この平屋は、最安値を目指した住宅ではありません。
外壁を塗り壁にし、屋根を寄棟に変更し、室内には無垢の羽目板を採用しました。さらに、性能評価を取得し、C値も実測しています。
一方で、延床面積は24.04坪に抑えています。
つまり今回の家づくりは、
「広さにお金をかけるのではなく、素材・外観・性能に予算を配分した平屋」
です。
住宅価格を抑える方法は、設備や性能を下げることだけではありません。廊下や使わない部屋を減らし、建物を必要な広さに整えることで、本当にこだわりたい部分へ予算を回す方法もあります。
こんな方に参考になる実例です
- 20坪台の3LDK平屋を検討している方
- 2,000万円台前半から半ばで平屋を検討している方
- 外壁をサイディングではなく塗り壁にしたい方
- 片流れ屋根より寄棟屋根が好きな方
- 木を感じる内装にしたい方
- 腰壁や無垢の羽目板天井を採用したい方
- 耐震等級3を第三者評価で確認したい方
- C値を実際に測定する住宅会社を探している方
- 本体価格だけでなく、追加費用まで確認したい方
24.04坪・3LDK平屋の価格
- 建物価格:2,113万円(税込)
- 外装オプション:140万円(税込)
- 寄棟屋根変更:35万円(税込)
- 内装オプション:90万円(税込)
- 性能評価費用:23万円(税込)
- 屋外給排水延長費用:43万円(税込)
- 実例総額:2,444万円(税込)
今回の平屋は、単に価格を抑えた住宅ではありません。
塗り壁、寄棟屋根、無垢材の腰壁と羽目板天井。そこに、断熱等級5、耐震等級3、性能評価、C値0.42という確認できる性能を組み合わせています。
家の価格は、安く見せることができます。
しかし、最終的に支払う総額は隠せません。
だからこそ、デザインハウス甲府は、建物価格だけでなく、オプションと別途費用まで公開します。










