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洗濯物をたたまない前提で、収納をつくってよい?

洗濯物をたたまない前提で、収納をつくってよい?

判定 NGではない

NGではありません。洗濯物をたたまない暮らしに合わせて、掛ける収納をつくって構いません。私は丁寧な家事を続ける前提より、家族が無理なく続けられる手順を大切にします。ただし衣類の量、乾かす場所、下着やタオルの置き場まで具体化してから設計します。

減らしたい作業をはっきりさせる

たたむ作業を減らしたいのか、乾いた衣類を各部屋へ運ぶのが負担なのか、片付ける前に床へ積まれるのが困るのか。最初に、洗濯のどこを楽にしたいかを聞きます。すべてをハンガーに掛けても、干す場所と収納が離れていれば移動は残ります。私は「洗う、乾かす、しまう、着る」の順序を家族の今の生活で確かめます。

セキスイハイムのランドリールームの計画資料も、どこまでの工程をその場所で行うかと、収納や湿気への配慮を合わせて考えています。ここから私が勧めるのは、部屋の名前を先に決めず、手順を短くする配置です。ランドリールームとファミリークローゼットを設ければ自動的に楽になる、という受け取り方はしません。

服の枚数をパイプの長さへ変える

掛ける収納を考えるなら、今の衣類を実際にハンガーへ掛けて、必要な幅を測ってみてください。薄いシャツと厚手の上着では、同じ枚数でも使う幅が違います。家族全員のものを一か所へ集めるなら、一人ずつの量と季節の入れ替え方を確認します。収納面積が広いという印象だけでは、パイプが足りるかは分かりません。

高さも衣類で分けます。長いコートやワンピースを掛ける部分、短い上着を掛ける部分、下へケースを置く部分は必要寸法が違います。私は収納の正面図に、衣類の裾と棚の位置まで描いてもらう方法を勧めます。上下にパイプを設ける場合は、使う人の手が届くかも確認します。収納量を増やしても、毎回道具が必要では続きにくくなります。

すべてを掛ける必要はない

下着、靴下、タオル、寝具など、ハンガーに掛ける方法が合わないものもあります。衣類によってはメーカーが勧める扱い方を確かめる必要もあります。私は、たたまないという方針を守るために無理な収納を作ることは勧めません。掛けるもの、箱へ分けて入れるもの、必要な分だけたたむものを組み合わせればよいと考えます。

タオルを浴室の近くへ置きたいなら、衣類と同じ場所へまとめる必要はありません。家族がどこで着替え、どこで使うかに合わせて置き場所を決めます。洗濯する人に便利でも、着る人が毎朝遠くまで取りに行く配置なら全体の手間は減りません。私は片付ける側と使う側の両方が、無理なく動ける配置を比較します。

乾いたことを確かめて収納する

干す場所からハンガーのまま移せる配置は便利ですが、乾燥と収納は同じ条件ではありません。湿り気が残る衣類を詰め込まない運用を考えます。室内干しなら、その日の量を広げる場所、空気の流れ、換気や除湿の方法を設計者と確認します。収納の近さだけを優先して、乾かすためのスペースを狭くしすぎないことが大切です。

雨の日や洗濯が多い日も想定してください。普段の量だけなら収まっても、寝具や家族の上着が重なる日に、通路へはみ出すかもしれません。私は一時的に量が増えたときの干す場所を一つ決める方法を勧めます。除湿機などを使う場合は、置く床面、排水や水捨て、電源、運転中の動線まで含めて検討します。

家族が戻せる場所にする

ファミリークローゼットへ全員分をまとめるなら、誰の服か迷わない区分が必要です。収納の場所が毎回変わると、片付ける人だけが管理することになりがちです。私は家族ごとの範囲と、共用品の範囲を決める方法を勧めます。子どもの衣類は、成長に合わせてパイプや棚を動かせるかも確認します。自分で取って戻せる高さを大切にします。

朝に複数の人が同時に入るなら、通路と着替える場所も見ます。服を選ぶ人の後ろを通れるか、引き出しを開けた人が入口を塞がないかを図面で確かめます。家族全員の着替えを一か所へ集めることが気になる場合は、日常着だけ共有収納にし、私物を各室へ置く方法もあります。家事の効率と個人の使い勝手を合わせて判断します。

今の家で一度試す

新居で初めて始める仕組みなら、今の住まいで一部の衣類を掛ける収納へ変えてみると役立ちます。仮のパイプや今ある収納を使い、洗ってから着るまでの手順を試します。何が楽になり、何が残るかを家族で話してください。理想の収納写真より、自分たちが実際に続けられるかを確かめた方が、必要な広さを決めやすくなります。

試した結果、ハンガーの形がそろわず掛け替える作業が残るなら、使う道具も見直します。乾燥機を使う衣類が多ければ、ハンガーパイプを増やすより、取り出した物を一時置きする台や家族別の箱が便利かもしれません。私は設備と収納を別々に選ばず、洗濯方法が変わっても使い方を調整できる棚や空間を残すよう勧めます。

収納の扉を付けるかも、見た目だけで決めません。開ける作業を減らしたい、来客から見えないようにしたい、ほこりが気になるなど、家族の優先順位を整理します。扉を付けるなら開いたときの通路を見て、付けないなら入口からの視線を確認します。掃除しやすい床と棚の配置まで考えると、片付け以外の家事も増やさずに済みます。

深澤の判断と次の行動

私は、たたまない家事を手抜きとは考えません。暮らしに合うなら積極的に設計へ反映してよい判断です。まず家族の衣類を、掛ける・箱へ入れる・たたむに分け、実際の量を測ってください。その量と乾燥方法から収納を決めれば、名前だけの家事楽ではなく、日々使える仕組みになります。

参考資料  確認日 2026年10月25日

セキスイハイム「ランドリールームの間取り・広さ・収納・湿気対策」

セキスイハイム「収納|空間別の間取りアイデア」

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