Q.小上がりの畳コーナー、段差と収納を引き受けて自腹で作りますか?
A.自腹なら、腰掛ける、横になるなど家族が使う場面があり、段差と掃除の負担に納得できる場合に作ります。下の収納量だけでは決めません。同じ場所を平らな畳コーナーにする案と、収納を別にする案も比べます。
腰掛ける場所と横になる場所を分けて考える
畳でくつろぎたいからといって、必ず段差が必要とは限りません。座る高さを作りたいのか、床で遊ぶ場所が欲しいのかを話します。小さな子どもが使うなら、端からの落下や通路との関係も確認します。大人にとって便利な高さが全員に合うとは考えません。
Panasonicの畳が丘など、小上がりを構成する製品にも高さと収納方式の違いがあります。特定商品の寸法がどの家庭にも最適という意味ではありません。展示で実際に腰を掛け、立つ動作、上がる動作、畳へ横になる動作を家族が試して選びます。
リビングの中での位置も重要です。テレビを見る向き、ソファの背面、窓からの日差し、家族が歩く場所を図面へ重ねます。普段の通路を横切って上がる場所になると、床の段差を気にする機会が増えます。角の位置と夜の明るさも確認しておきます。
収納は開けるための空間まで必要になる
引き出し収納は、手前へ引くための空間を確保します。テーブルやソファを置いた後に全部開くかを確認します。上へ持ち上げる方式なら、畳の上に家具や荷物を置いた状態で開けられるかを見ます。収納の容積が大きいことだけで、取り出しやすさは決まりません。
しまう物の大きさと重さも整理します。季節用品のように時々出す物と、毎日出す玩具では適した場所が変わります。子どもが自分で戻すなら、扉や引き出しの重さ、手を掛ける位置も必要です。家族が扱える範囲を実物で確かめます。
自腹で払う前の確認項目
・腰掛ける、遊ぶ、寝転ぶなど、実際の用途。
・段差の高さ、端の位置、家族の上り下り。
・収納の開き方、手前の空間と、しまう物の重さ。
・畳と床の掃除、部材の交換、平らな案との差額。
掃除は、畳の上と周囲の床で方法が変わります。ロボット掃除機が小上がりへ自動で上がるとは限らないため、別に掃除する作業を見込みます。段差の縁や収納のすき間へごみが入った場合も、どこまで取り外せるかを確認します。
畳の素材によって、汚れの扱いや水分、日焼けへの条件も違います。飲み物を置く、子どもが遊ぶ、ペットが上がるなどの使い方を伝えて選びます。畳ならいつでも寝具を敷いたままにしてよいとも考えず、製品の指定に沿って清掃と換気を行います。
将来の模様替えでは、小上がりが家具の配置を制限する場合があります。ソファを大きくする、家族の動線を変えるといった可能性を考えます。撤去して平らに戻すとき、下の床や壁をどこまで直すかは施工方法によるため、簡単に戻せると決めつけません。
段差をなくす暮らしが必要になった場合も想定します。腰掛けられることが助けになる人も、上がり下りが負担になる人もいます。家族の身体の状態に応じて使い方を考え、全員に便利な設備という説明では決めません。通路を塞がずに生活できることを優先します。
見積もりは、小上がり本体、収納、畳、床の取り合い、電源などを揃えます。床下収納が増えるから家の面積をその分減らせる、と単純には計算しません。置き家具や壁面収納で同じ物をしまう案とも比べ、空間全体の差額を確認します。
私なら、毎日の居場所として使い、収納も無理なく扱えるなら自腹で選びます。使う人と動作が決まらない場合は、平らな畳の場所を残す案から検討します。小上がりの形より、暮らしの中で役割が続くことにお金を使います。
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参照資料 S05、S06










