住宅ローンを組んだ方から、
よく聞かれる質問があります。
「住宅ローンは早く返した方が良いですよね?」
結論から言うと、
必ずしも早く返すことが正解とは限りません。
もちろん、
住宅ローンを完済できれば気持ちは楽になります。
しかし、
住宅ローンだけを見て判断するのは危険です。
なぜ早く返したいのか?
多くの方は、
借金があることに不安を感じます。
確かに、
住宅ローンは人生最大の借金かもしれません。
だからこそ、
少しでも早く返済したいと思うのは自然なことです。
また、
繰上返済をすると、
将来支払う利息を減らせます。
これは事実です。
しかし問題もある
例えば、
手元に300万円の貯金があるとします。
その300万円を住宅ローン返済に使ったらどうなるでしょう。
住宅ローン残高は減ります。
しかし、
貯金も減ります。
もしその後、
- 子どもの進学
- 車の故障
- 病気やケガ
- 転職や収入減少
が起きたらどうでしょう。
住宅ローンは減っていても、
生活は苦しくなるかもしれません。
今の住宅ローンは超低金利
現在の住宅ローンは、
歴史的に見ても低金利です。
例えば、
住宅ローン金利が1%前後の場合。
300万円を繰上返済して節約できる利息と、
300万円の現金を持っている安心感。
どちらが価値があるかは、
人によって違います。
私が優先する順番
私は住宅ローンより先に、
次のものを優先します。
① 生活防衛資金
② 教育費
③ 老後資金
④ 住宅ローン繰上返済
です。
住宅ローンを完済しても、
老後資金が無ければ安心できません。
教育費が足りなければ、
子どもの選択肢を狭めることになります。
だから私は、
住宅ローンだけを見るべきではないと思っています。
実はお金持ちは急がない
興味深いことがあります。
資産を持っている方ほど、
住宅ローンを急いで返さないケースがあります。
なぜなら、
低金利で借りながら、
手元資金を残している方が安心だからです。
もちろん、
投資や資産形成の考え方もあります。
しかし、
一般家庭の場合は、
まず現金を残すことが重要です。
俺流ポイント
私はお客様に、
こうお話しています。
住宅ローンを早く返すことが目的ではありません。
人生を豊かにすることが目的です。
住宅ローンで後悔する人は、
借金を減らすことだけを考えます。
後悔しない人は、
家計全体を考えます。
住宅ローンを完済した。
でも、
教育費が足りない。
老後資金がない。
これでは意味がありません。
私は、
住宅ローンは
「余裕資金で返す」
くらいがちょうど良いと思っています。
家づくりの成功とは、
住宅ローン完済ではありません。
家族が安心して暮らし続けることです。
その視点で考えると、
「早く返すこと」よりも、
「無理なく返し続けること」の方が大切だと思います。










