Q.ボーナス払いがなくても返せますか?減額・支給停止に耐えられる借入額をどう考えますか?
A.ボーナス払いを使うなら、減額や支給停止の年でも必要な資金を用意できるかを確認します。月々の返済が低く見えることだけで借入を増やさず、年間の返済総額と通常月の収入で負担を判断することが大切です。
月額と年額を一緒に確認する
仮に毎月七万円、年二回のボーナス時に各二十万円を加算するなら、年間返済は百二十四万円です。十二か月へ均すと月約十万三千三百円相当になります。これは計算例であり、月七万円だけの負担として家計を組まないことを示しています。
返済額の広告では、ボーナス加算があるかを確認します。頭金や金利、期間も違えば、月額の比較はできません。通常月、ボーナス月、年間の三つの金額を同じ条件へ揃え、家族が負担の全体を理解できる状態にします。
ボーナスを返済だけへ割り当てる前に、既に使っている支出を整理します。税金、車検、保険、教育、家電などへ使う予定があれば、その分を残す必要があります。同じ賞与を複数の目的へ満額計上していないかを確認します。
支給額は、過去の最もよかった年だけでは判断しません。勤務先の制度と実績、働き方が変わる可能性、休職や退職の予定を確認します。将来の賞与を会社が保証しているのでなければ、そのまま長期の確定収入として扱わないようにします。
賞与が減る条件を家計へ入れる
まず通常どおり支給される場合、半減する場合、支給がない場合を試算します。半減や停止は予測ではなく、対応力を見る仮定です。不足する年に使える現金と、翌年以降の生活への影響を確認します。
返済計画で確認すること
・毎月分、加算分、年間の返済総額。
・賞与から既に支払う教育、税金等の予定。
・減額や支給停止時に補う現金と残高。
・返済方法を変える条件、手続と諸費用。
ボーナス払いを減らす案では、通常月の返済がどう変わるかを比較します。年額が同じでも、月ごとの資金繰りは変わります。給与から毎月取り分ける案と、賞与から支払う案を並べ、自分の支出の時期に合う方法を考えます。
商品によっては、ボーナス返済に組み込める範囲や手続に条件があります。返済中に自由に変更できると思わず、利用する金融機関へ確認します。変更できるとしても、審査、申込時期、書類等が必要かを聞きます。
金利が変わる商品では、ボーナス部分の利息と返済も確認します。通常月だけの試算では、年二回の支払額の変化を見落とすかもしれません。返済予定表を受け取り、加算分を含む総額で金利上昇の条件を比較します。
教育費や車の買い替えと支払時期が重なる年も見ます。年間では収入が足りても、支払う月の預金が不足する場合があります。月ごとの入金日と支払日を並べ、臨時収入の前に支払いが来る条件も確認します。
不安がある場合は、賞与を前提としない借入額の案を住宅会社と金融機関へ依頼します。建物の面積、土地、追加設備を整理し、必要な住宅性能を守って総額を調整します。返済方法だけを工夫して過大な借入を成立させないことが重要です。
すでに返済中で支給が減った場合は、支払日を過ぎる前に金融機関へ相談します。別の借入で一時的に埋める前に、変更できる条件と今後の収支を確認します。相談すれば必ず希望どおりになると約束はできませんが、状況を早く伝えることが必要です。
住宅金融支援機構の資金計画等も参考に、生活の余力を確認します。比率や月額の表示だけに頼らず、賞与がない年の生活まで考えると、家を買った後も教育や将来の準備へ資金を残せるかが分かります。
契約前には、ボーナス加算なしの案も一枚作ってもらってください。二つの予定表を比べれば、通常月の安さに安心する判断から、年間を通して資金を用意できる借入を選ぶ判断へ進めます。
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