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アイランドキッチンの落とし穴

Q.アイランドキッチンは本当に家事ラクですか?洗い物や生活感が丸見えになって、後悔しませんか?

おしゃれで開放的なアイランドキッチンに憧れています。住宅会社からも「家族で料理ができて、家事がラクになります」と勧められました。

でも、リビングやダイニングから洗い物や調味料が見えると、いつも片付けなければならない気がします。見た目だけで選んで後悔しないために、何を確認すればよいのでしょうか?

A.「開放感があること」と「片付けがラクなこと」は、別の話です。

アイランドキッチンは、暮らし方と設計が合えば便利です。ただし、採用するだけで家事が減るわけではありません。

左右から出入りでき、家族で調理や配膳を分担しやすいことは魅力です。一方、手元を隠さない設計では、リビングやダイニングから作業中の様子が見えやすく、整理整頓への配慮も必要になります。住まいの設備と建材

ここで考えたいのは、次の問いです。

「きれいなキッチンを買う」のか。
「きれいな状態を保つ仕事まで増やす」のか。

写真の美しさだけでなく、食事の準備中、食後、疲れて帰宅した日まで想像して選ぶことが大切です。

「リビングが見える」は、「リビングからも見える」ということ

対面キッチンから家族の様子が見えるということは、反対に、家族や来客からキッチン側も見えるということです。どこまで見えるかは、カウンターの高さや形状、見る位置によって変わります。住まいの設備と建材

例えば、ご自身の家で夕食を終えた場面を想像してみてください。

シンクには、これから洗うフライパン。作業台には、乾かしている水筒。コンロの近くには、使った調味料。食洗機に入れる前の食器が、一時的に置かれているかもしれません。

それを見て「あとで片付けよう」と落ち着いて過ごせるでしょうか。それとも、ソファに座っていても気になり、すぐに片付けたくなるでしょうか。

後者なら、開放感だけを優先せず、手元を適度に隠す設計も比較してみる価値があります。

生活感が見えることを、悪いことと決めつける必要はありません。大切なのは、自分たちがどこまで気になるのかです。

「アイランド型」と「手元が丸見え」は、同じ意味ではありません

ここは、間違えやすいポイントです。

アイランドキッチンとは、キッチン部分を壁から離し、島のように独立させた配置のことです。必ずしも、天板が全面フラットで、手元を隠せないキッチンという意味ではありません。

アイランド型でも、手元に立ち上がりや腰壁を設ける方法があります。左右から出入りできる便利さを残しながら、シンク周辺を見えにくくする選択肢もあるのです。cleanup.jp

つまり、比較したいのは、単純な「アイランドにするか、しないか」だけではありません。

「どこを開放し、どこを隠すか」まで選ぶことが、後悔を防ぐポイントです。

ただし、壁を高くすればするほどよいわけでもありません。手元の見え方と、ダイニング側から感じる圧迫感の両方を確認しましょう。住まいの設備と建材

収納の量より先に、「使っている途中の物」の居場所を考える

収納計画では、食器や調理器具の数だけでなく、何を、使う場所の近くにしまうかが重要です。調理家電や食品のストックに加え、ゴミ箱の置き場所も含めて検討する必要があります。住まいの設備と建材

そのうえで、打ち合わせでは、次のように具体的に質問してみてください。

「洗った水筒は、どこで乾かしますか?」
「調理中に使う調味料は、どこに置きますか?」
「食洗機に入らない鍋は、どこで水を切りますか?」

これらは、使っている最中や乾燥中には、すぐ収納できない物です。

「全部しまえば、きれいになります」では、暮らしの説明として不十分です。

しまってある状態だけでなく、出す・使う・洗う・乾かす・戻すという一連の動きを、図面上で確認したいところです。

また、見た目のために遠くの収納へ毎回運ぶ計画なら、その手間を受け入れられるかも考えましょう。

「家族で使いやすい」は、家族で動いて確かめる

アイランド型は複数人で使いやすい配置ですが、通路や収納の開閉まで考えなければ、その良さを生かしきれません。

通路は、狭すぎればすれ違いにくく、広すぎれば移動距離が増えます。背面収納や冷蔵庫との位置関係、引き出しを開けた状態も含めて計画することが重要です。住まいの設備と建材

ショールームでは、キッチンの前に1人で立つだけでなく、家族で役割を分けて動いてみてください。

一方が調理する。その後ろを、もう一方が通る。食洗機を開けて、食器棚へ食器を戻す。冷蔵庫から飲み物を取り出す。

「2人で立てる」と「2人で仕事ができる」は、同じではありません。

また、ショールームの通路幅が、そのまま新居に確保されるとは限りません。体験した寸法と、提案図面の寸法を照らし合わせて確認しましょう。

契約前に確認したい「5つの生活場面」

「おしゃれですね」で打ち合わせを終えず、次の5場面を確認することをおすすめします。

確認する場面 図面・ショールームで確かめたいこと
① 食事を終えた直後 洗う前の食器や鍋はどこに置くか。ダイニングの席から、どこまで見えるか。
② 家族2人で調理するとき 調理、冷蔵庫の開閉、配膳を同時に行えるか。収納を開けても動けるか。
③ 洗い物を乾かしているとき 水筒や鍋の置き場所はあるか。まな板を使う場所を塞がないか。
④ 来客があるとき 来客が座る位置から何が見えるか。見せたくない物には、無理なく置ける場所があるか。
⑤ 疲れて片付けを後回しにしたいとき 多少物が出ていても落ち着いて過ごせるか。家族の誰か1人だけが、片付けを背負う計画になっていないか。

特におすすめしたいのは、現在のキッチンを、片付ける前に撮影して打ち合わせに持参することです。

普段何を出しているのか、どこに物が集まるのか。その写真を、新居の収納や見え方を考える材料にしてください。

新しい家での理想だけでなく、今の生活習慣から設計を考えることも大切です。

「毎日たった5分」を、軽く見ないでください

仮に、調理や洗い物とは別に、見栄えを整えるための片付けが1日5分増えたとします。

5分 × 365日 × 10年 ÷ 60分 = 約304時間。

これは、アイランドキッチンの実測値や平均値ではなく、1日5分の追加作業を仮定した単純計算です。

伝えたいのは、「アイランドキッチンは時間を奪う」ということではありません。

**小さな負担でも、毎日のことなら、設備を選ぶときの判断材料にしてよい。**ということです。

もちろん、家族で配膳や片付けを分担しやすくなり、負担が減るご家庭もあるでしょう。だからこそ、見た目だけではなく、自分たちの作業がどう変わるかを確認してほしいのです。

迷ったら、「全部見せる」以外の案も比較する

手元が見えることに不安がある場合は、腰壁付きのアイランド型や、一方の端が壁に接するペニンシュラ型なども比較できます。ペニンシュラ型は、アイランド型より設置スペースを抑えやすい対面キッチンです。cleanup.jp

ここで、目隠しのための壁や収納を増やす案を選ぶなら、キッチン本体だけでなく、収納・造作・施工を含めた総額を見積もりで確認しましょう。

比較のためには、扉や天板、食洗機などの設備条件をできるだけそろえることも大切です。仕様の異なる見積もりでは、配置の違いによる費用差が判断しにくくなります。

「アイランド型だから正解」でも、「腰壁があるから古い」でもありません。

わが家にとって、使いやすさと予算のバランスが取れているか。そこを基準に選んでください。

デザインハウス甲府が大切にしたいこと

きれいに片付いた写真だけでなく、忙しい日の暮らしまで考える。

それが、家づくりで大切にしたい視点です。

アイランドキッチンを否定する必要はありません。しかし、「おしゃれです」「人気です」「家事ラクです」という説明だけで、採用を決めてしまうのは避けたいところです。

開放感を楽しめること。家族で使いやすいこと。片付けやすいこと。そして、総額に納得できること。そのバランスを、ご家族の暮らしに合わせて考えましょう。

家事ラクとは、家に合わせて家族が頑張ることではありません。
家族が無理なく暮らせるように、家の方を考えることです。

山梨県で注文住宅・平屋・建て替えをご検討中の方は、現在のキッチンで困っていることや、間取りのご希望をお聞かせください。デザインハウス甲府へ、収納・家事動線・住宅性能・総額をまとめてご相談ください。

「見せるキッチン」を選ぶ前に、「無理なく使い続けられるキッチン」を一緒に考えませんか。

デザインハウス甲府
〒400-0118 山梨県甲斐市竜王1656-17
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 水曜日

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