建て替え資金のために投資信託や株を売るべきですか?後悔しない判断基準を教えてください。
Q
60歳です。建て替えを考えています。自己資金だけでは少し足りないため、投資信託や株式を売却して建築費に充てようか迷っています。一方で、老後資金として運用も続けたい気持ちがあります。建て替えのために資産運用をやめるべきでしょうか?
結論
建て替えのために、投資信託や株式を「すべて売却する」ことは慎重に考えるべきです。
一番大切なのは、
「住宅資金」と「老後資金」を分けて考えることです。
建て替えを理由に、
老後資金まで使ってしまうと、
将来の生活に余裕がなくなる可能性があります。
まずは「本当にいくら必要なのか」を明確にし、それでも不足する分だけを検討することをおすすめします。
投資資産は老後資金でもある
投資信託や株式は、
建築資金ではなく、
本来は老後の生活を支える資産でもあります。
例えば、
- 医療費
- 介護費
- インフレ対策
- 長生きリスクへの備え
として活用する役割があります。
一括売却は慎重に
相場によっては、
一括で売却すると、
思わぬ損失が出ることもあります。
また、
利益が出ている場合は、
譲渡益に対する税金も発生します。
建て替えだけを理由に、
急いで売却することはおすすめできません。
まず確認したいこと
建て替え前に、
次の順番で確認しましょう。
① 建築総額
家本体だけではなく、
- 解体費
- 外構工事
- 仮住まい
- 引っ越し
まで含めた総額です
② 手元に残す現金
医療・介護・生活費として、
十分な現金を確保します。
③ それでも不足する金額
ここで初めて、
住宅ローンや資産売却を検討します。
住宅ローンとの比較
現在の住宅ローン金利と、
投資資産の運用目的を比較して、
どちらが適しているか判断することも重要です。
一律に、
「現金一括が得」
とは言えません。
税金も忘れない
投資信託や株式を売却すると、
利益が出ている場合は、
譲渡所得税などがかかることがあります。
税理士や証券会社へ確認しましょう。
シニア世代がFPへ相談したいこと
建て替え前に、
次の内容を相談すると安心です。
- 投資資産はいくら残すべきですか?
- 住宅ローンを利用した方がいいですか?
- 老後資金は足りますか?
- 税金はどれくらいですか?
- インフレも考えた資産配分ですか?
建て替えるなら維持費も抑えられる住宅性能を
老後資金を守るためには、
毎月の支出を減らすことも重要です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
高性能住宅は、
光熱費や維持費の節約にもつながります。
法律・制度の根拠
投資信託や株式の売却には、
- 金融商品取引法
- 所得税法
- 租税特別措置法
などが関係します。
売却益には課税される場合があり、
NISA口座かどうかによっても取り扱いが異なります。
建て替え資金として利用する際は、
税金も含めて判断することが重要です。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
「投資をやめて建て替えるべきですか?」
というご相談をいただくことがあります。
私たちは、
住宅会社だからといって、
「家へお金を使いましょう」
とは考えていません。
むしろ、
老後のお金を守ることを優先して考えています。
そのため、
建て替えでは、
- 預貯金
- 投資資産
- 年金
- 退職金
まで含めて資金計画をご提案しています。
必要以上に自己資金を使わず、
住宅ローンを上手に活用した方が安心できるケースもあります。
そして住宅は、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とし、
建てた後も家計に優しい住まいをご提供しています。
投資も住宅も、「資産」です。
どちらか一方を優先するのではなく、ご家族が安心して暮らせる資産バランスを考えることが、後悔しない建て替えにつながると私たちは考えています。










