シニア世代の建て替えでは、玄関ドアは「引き戸(スライディングドア)」にした方が良いですか?
Q
70歳です。建て替えを計画しています。今の家は開き戸の玄関ですが、住宅会社から「引き戸の玄関も人気ですよ」と勧められました。昔の玄関引き戸とは違うと聞きますが、本当に使いやすいのでしょうか?シニア世代にはどんなメリットがありますか?
結論
シニア世代の建て替えでは、玄関は「引き戸(スライディングドア)」も非常に有力な選択肢です。
特に、
- 車椅子
- 歩行器
- 杖
を使用する可能性がある方には、大きなメリットがあります。
最近の玄関引き戸は断熱性能・気密性能・防犯性能も大きく向上しており、高性能住宅でも十分採用できる製品が増えています。
引き戸の最大のメリット
引き戸は、
前後に体を動かさなくても開閉できます。
開き戸では、
ドアを引くために一歩下がる必要があります。
一方、
引き戸なら、
横へ軽く動かすだけで開閉できます。
そのため、
足腰への負担が少なくなります。
車椅子でも使いやすい
車椅子では、
開き戸は操作しにくいことがあります。
引き戸なら、
横へスライドするだけなので、
出入りがスムーズです。
また、
介助者も一緒に出入りしやすくなります。
荷物を持っていても楽
例えば、
- 買い物帰り
- ゴミ出し
- 宅配荷物
など、
両手がふさがっていても、
引き戸なら体で軽く動かしやすくなります。
毎日の小さな負担を減らせます。
開口幅を広く確保できる
玄関引き戸は、
有効開口幅90cm以上
確保しやすい商品が多くあります。
将来、
車椅子や介護ベッドの搬入も行いやすくなります。
最新の引き戸は断熱性能も高い
昔の玄関引き戸は、
「寒い」
というイメージがありました。
しかし、
現在では、
- 高断熱仕様
- Low-E複層ガラス
- 気密性向上
などにより、
高性能住宅でも採用できる商品が増えています。
寒さを心配する必要は少なくなっています。
電気錠との相性も良い
最近では、
引き戸にも、
- スマートキー
- カードキー
- タッチキー
などが採用されています。
鍵を取り出さなくても開閉できるため、
シニア世代にも使いやすくなっています。
玄関全体もバリアフリーに
引き戸だけではなく、
- 段差5mm以下(室内)
- 玄関ベンチ
- 手すり
- スロープ
なども組み合わせることで、
さらに安全な玄関になります。
高性能住宅と組み合わせる
おすすめは、
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル・UA値0.46以下が目安)
- 気密測定によるC値1.0以下(できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気(熱交換率90%前後)
- 耐震等級3(許容応力度計算)
玄関も暖かく、
ヒートショック対策にもつながります。
法律・制度の根拠
玄関引き戸の設置義務はありません。
一方、
高齢者が利用しやすい住宅については、
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)
や、
国土交通省「住宅設計標準」
で、
移動しやすい出入口の計画が推奨されています。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でシニア世代の建て替えをされるお客様には、
私たちは、
玄関引き戸も積極的にご提案しています。
特に、
- 車椅子
- 杖
- 将来の介護
を考えると、
引き戸は非常に使いやすい設備です。
さらに、
- 玄関ベンチ
- スロープ
- 段差の少ない玄関
- スマートキー
を組み合わせることで、
毎日の出入りがとても楽になります。
また、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 高気密住宅(C値0.7以下を目標)
を標準とすることで、
暖かく安全な玄関を実現しています。
玄関は「家の入口」ではありません。
毎日、安全に外出し、安心して帰って来られる場所です。
将来まで自分の足で暮らし続けるためには、開き戸より引き戸の方が暮らしやすいケースが多いと私たちは考えています。










