建て替え住宅の引き渡し前「竣工検査(施主検査)」では何を確認すればいいですか?見落としを防ぐチェックリスト
Q
72歳です。もうすぐ建て替えた家が完成します。住宅会社から「引き渡し前に施主検査を行います」と言われましたが、専門知識がないので何を見ればいいのか分かりません。不具合を見落とさないためのチェックポイントを教えてください。
結論
施主検査は、「キズ探し」が目的ではありません。
**「これから何十年も安心して暮らすために、契約どおり完成しているかを確認する日」**です。
シニア世代が特に確認したいのは、
- キズ・汚れ
- 建具・引き戸
- 水回り
- コンセント・照明
- バリアフリー
- 住宅性能に関する書類
の6項目です。
施主検査チェックリスト
① 外まわり
□ 外壁にキズ・割れがない
□ 雨どいが曲がっていない
□ 外構工事が図面どおり
□ 駐車場・アプローチが完成している
□ 給排水・散水栓の位置
② 室内
□ 床にキズがない
□ 壁紙の浮き・隙間がない
□ 天井の汚れがない
□ 建具がスムーズに開閉する
□ 引き戸が軽く動く
③ キッチン
□ 水漏れがない
□ 引き出しが全部開く
□ IH・ガスが正常
□ レンジフードが動く
④ 浴室・洗面・トイレ
□ シャワー確認
□ 排水確認
□ トイレ洗浄確認
□ 洗面水漏れ確認
□ 手すり位置確認
⑤ 電気設備
□ 全照明点灯
□ 全コンセント確認
□ インターホン
□ エアコン電源
□ TV・LAN配線
⑥ 窓・玄関
□ 鍵が全部閉まる
□ 網戸
□ サッシ開閉
□ 玄関ドア
□ 玄関収納
シニア世代だから確認したいこと
建て替えでは、
次も重要です。
□ 段差がない
□ 手すり位置
□ トイレの広さ
□ 廊下幅
□ 玄関ベンチ
□ スイッチ高さ
□ 照明の明るさ
性能書類も受け取る
完成時には、
次の書類も確認しましょう。
□ 建築確認済証
□ 検査済証
□ 長期優良住宅認定通知書(取得している場合)
□ 住宅性能評価書(取得している場合)
□ BELS評価書(取得している場合)
□ 気密測定結果(C値)
□ 保証書
□ 住宅瑕疵保険証券
□ 設備保証書
写真を撮る
気になるところは、
必ずスマートフォンで撮影しましょう。
その場で担当者へ伝え、
補修予定日も確認します。
遠慮しない
「これくらいなら…」
と思わず、
気になったことは、
その日に伝えましょう。
引き渡し前なら、
補修もしやすくなります。
シニア世代が担当者へ確認したいこと
おすすめは、
次の質問です。
- 補修はいつ終わりますか?
- 保証期間は?
- 定期点検はいつですか?
- 気密測定結果は?
- 住宅性能評価書はありますか?
シニア世代におすすめの住宅性能
引き渡し時には、
性能も確認しましょう。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
これらが契約どおりになっているか、
書類でも確認することが重要です。
法律・制度の根拠
建物完成後は、
建築基準法
に基づく
検査済証
が交付されます。
また、
住宅瑕疵保険、
長期優良住宅、
住宅性能評価などは、
それぞれの制度に基づく書類が発行されます。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
施主検査の日は、
お客様にとって一番楽しみな日です。
私たちは、
施主検査では、
お客様と一緒に一部屋ずつ確認し、
設備の使い方までご説明しています。
さらに、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
などの性能資料もお渡ししています。
施主検査は、「完成しました」という日ではありません。
**「これから安心して住み始められることを、一緒に確認する日」**です。
シニア世代の建て替えでは、
遠慮せず一つひとつ確認し、
納得したうえで新しい暮らしをスタートしていただきたいと思います。










