建て替え費用を支払った後、老後資金はいくら残しておけば安心ですか?最低限必要な現金の考え方を教えてください。
Q
59歳です。建て替えを考えています。自己資金もありますが、建築費に使いすぎて老後資金が足りなくなるのは不安です。建て替え後、最低でもどれくらいの現金を手元に残しておけば安心なのでしょうか?
結論
建て替えで一番やってはいけないのは、「貯金をすべて家につぎ込むこと」です。
一般的には、
「生活費+医療・介護の備え+予備資金」
を残したうえで建て替えを計画することをおすすめします。
建築費は住宅ローンで調整できますが、
老後の生活資金は後から借りることが難しいからです。
建て替え前に考えるべき「3つのお金」
建て替え後も安心して暮らすためには、
次の3つを分けて考えましょう。
① 日常生活資金
毎月の生活費です。
一般的には、
生活費の1〜2年分程度を手元に確保しておくと安心と言われます。
② 医療・介護の備え
将来は、
- 入院
- 手術
- 介護サービス
- 福祉用具
などの費用が発生する可能性があります。
そのため、
一定額の予備資金を確保しておくことが大切です。
③ 緊急予備資金
例えば、
- 車の買い替え
- 家電の故障
- 冠婚葬祭
など、
急な出費にも対応できる現金を残しましょう。
建て替え資金の考え方(基本式)
おすすめの考え方は、
現在の金融資産
-
建て替え自己資金
=
建て替え後の手元資金
この残った資金で、
今後の生活に無理がないかを確認します。
住宅ローンを上手に活用する
自己資金が十分あっても、
すべて使う必要はありません。
例えば、
金利や返済計画を考慮しながら、
住宅ローンを利用して、
手元資金を残すという考え方もあります。
「建てられる」と「建てても大丈夫」は違う
金融機関が貸してくれる金額と、
安心して返済できる金額は違います。
建て替えでは、
老後資金を優先した資金計画が重要です。
ライフプランを作る
建て替え前には、
次の内容を確認しましょう。
- 年金収入
- 退職金
- 預貯金
- 毎月の生活費
- 将来の医療・介護費
住宅会社だけでなく、
ファイナンシャルプランナーへ相談するのもおすすめです。
シニア世代が住宅会社へ相談したいこと
建て替え前に、
次の質問をしましょう。
- 自己資金はいくら使うのが適切ですか?
- 老後資金も考えた資金計画ですか?
- 住宅ローンは利用した方がいいですか?
- 総額で資金計画を作ってもらえますか?
- 光熱費も含めて試算できますか?
建て替えるなら維持費も抑えられる住宅性能を
老後は、
毎月の支出を抑えることも重要です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
高断熱・高気密住宅は、
光熱費を抑え、
老後の家計にも優しい住まいになります。
法律・制度の根拠
建て替え資金そのものを定める法律はありません。
ただし、
住宅ローンや老後資金については、
- 住宅ローン控除制度
- 高年齢者雇用安定法
- 公的年金制度
など、
さまざまな制度が関係します。
ライフプラン全体を見ながら判断することが大切です。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
建て替えをご相談いただく際に、
私たちが最初に確認するのは、
「いくらの家が建てられるか」ではありません。
**「建てた後も安心して暮らせるか」**です。
例えば、
3,500万円借りられる方でも、
私たちは、
「その金額を借りた方がいい」とは考えません。
老後資金を残し、
旅行や趣味、お孫さんとの時間を楽しめる生活を送っていただくことが、
本当の意味で豊かな暮らしだと思っています。
そのため、
私たちは、
建築費だけでなく、
- 光熱費
- メンテナンス費
- 老後資金
- 将来のライフプラン
まで含めてご提案しています。
そして住宅は、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とし、
長く安心して暮らせる住まいをご提供しています。
建て替えの成功とは、「立派な家を建てること」ではありません。
建て替えた後も、お金の不安なく笑顔で暮らし続けられることが、本当の成功だと私たちは考えています。










