実家や古い家を建て替える前に、「遺品整理」や「生前整理」は何から始めればいいですか?
Q
70歳です。築50年の実家を建て替える予定ですが、家の中には何十年も使っていない家具や荷物がたくさんあります。子どもからは「今のうちに整理しておいた方がいい」と言われていますが、何から始めればよいのでしょうか?建て替え前にやっておくべき生前整理のコツを教えてください。
結論
建て替え前は、「家を片付ける」のではなく、「これからの人生に本当に必要な物を残す」という考え方が大切です。
おすすめは、
- 残す物
- 子どもへ渡す物
- 処分する物
の3つに分けることです。
建て替えは、生前整理を始める最も良いタイミングでもあります。
建て替え前が一番整理しやすい理由
建て替えでは、
一度、
家の中をすべて空にします。
そのため、
普段見ない押入れや物置まで整理することになります。
引っ越し後に整理するより、
建て替え前の方が圧倒的に効率的です。
「捨てる」ではなく「分ける」
おすすめは、
次の3つに分ける方法です。
① 必ず残す物
- 通帳
- 権利証
- 保険証券
- 思い出の写真
- 位牌・仏壇
- 日常生活で使う物
② 子どもへ渡す物
- アルバム
- 着物
- 宝飾品
- 家系図
- 思い出の品
「いる・いらない」を子どもへ確認しましょう。
③ 処分する物
例えば、
- 20年以上使っていない家具
- 壊れた家電
- 古い布団
- 古い衣類
などは、
建て替え前に処分すると、
引っ越し費用も安くなります。
一番多い後悔
建て替え後に、
「これは残しておけば良かった」
というケースがあります。
そのため、
思い出の品は、
慌てて処分しないことが大切です。
写真を撮って保存する方法もおすすめです。
生前整理は相続対策にもなる
整理を進めることで、
家族へ
- 財産
- 保険
- 通帳
- 不動産
などを伝えやすくなります。
相続トラブルの予防にもつながります。
不用品処分費も確認
建て替えでは、
大型家具の処分費も必要です。
例えば、
- タンス
- ピアノ
- 仏壇
- 金庫
などは、
別途費用がかかることがあります。
住宅会社へ確認しておきましょう。
建て替え後は収納を増やしすぎない
新築では、
収納を増やしすぎるより、
必要な量だけ確保することがおすすめです。
目安は、
延床面積の10〜15%程度
です。
物が少ない方が、
掃除も楽になり、
老後も快適になります。
シニア世代におすすめの住宅性能
建て替えでは、
住まいの性能も大切です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
- 高齢者等配慮対策等級
物だけでなく、
住まいそのものも、
次の世代へ安心して引き継げる住宅になります。
法律・制度の根拠
生前整理そのものを定める法律はありません。
一方、
相続については、
- 民法
- 相続税法
などが関係します。
また、
遺品整理では、
一般廃棄物処理に関するルールとして、
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)
に従う必要があります。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
建て替えを機に、
ご実家の整理を始められるお客様が増えています。
私たちは、
建て替えは、
「家を新しくする工事」だけではなく、「これからの人生を整理する機会」
でもあると考えています。
そのため、
- 生前整理
- 仮住まい
- 引っ越し
- 相続相談
- 建て替え
まで含めてサポートしています。
さらに、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を組み合わせ、
これから20年、30年を安心して暮らせる住まいをご提案しています。
建て替えは、家を壊すタイミングではありません。
家族の思い出を整理し、新しい人生を始めるタイミングでもあります。
焦らず、ご家族と話し合いながら、一つずつ進めることをおすすめします。










