なぜ家事が終わらないのか?
私は住宅会社を経営していますが、
共働きの奥様から、
本当によく聞く言葉があります。
「家事が終わらないんです。」
朝から動いている。
仕事もしている。
帰宅してからも動いている。
それなのに終わらない。
実は、
その原因は家事の量ではないことがあります。
結論から言うと、
家事が終わらない理由は、家事をしているからではありません。
家の中を移動しているからです。
私はそう考えています。
家事そのものは短い
例えば、
洗濯機のボタンを押す。
数秒です。
食器を食洗機へ入れる。
数分です。
問題はその前後です。
洗濯で考える
例えば、
洗濯機は1階。
物干しは2階。
収納は子供部屋。
これでは、
何度も往復します。
私はこれを
移動家事
と呼んでいます。
探し物が多い
実はこれも家事です。
ハサミが無い。
充電器が無い。
学校の書類が無い。
私は収納計画不足だと思っています。
朝の渋滞
例えば、
洗面所。
トイレ。
着替え。
家族全員が集中する。
すると、
時間が奪われます。
私は動線設計の問題だと思っています。
片付かない家
収納が少ない。
収納が遠い。
収納が使いにくい。
すると、
出しっぱなしになります。
結果として、
片付ける時間が増えます。
共働きは時間が足りない
ここが本質です。
昔より忙しい。
仕事。
子育て。
家事。
全部あります。
だから私は、
家事を減らす家が必要だと思っています。
家事を増やす間取り
例えば、
- 長い廊下
- 遠い収納
- 洗濯動線が長い
- 無駄な階段移動
です。
私はこういう家を避けます。
家事を減らす間取り
例えば、
洗濯機
↓
ランドリー
↓
ファミリークローゼット
です。
移動が少ない。
これだけで家事時間は減ります。
性能も関係する
私は住宅会社の経営者なので、
ここも言います。
寒い家。
結露する家。
洗濯物が乾かない家。
これも家事を増やします。
性能も重要です。
私ならこう考える
私は間取りを見る時、
こう質問します。
「家事ではなく移動を減らせるか?」
です。
そこが重要だと思っています。
本当に家事が終わらない理由
私はこう思っています。
料理が多いからではありません。
洗濯が多いからでもありません。
家が家事を増やしているからです。
これが本質です。
デザインハウス甲府の考え方
私は住宅会社の経営者ですが、
家づくりは家事時間削減プロジェクトだと思っています。
だから私たちは、
洗濯動線。
収納動線。
帰宅動線。
を重視しています。
家は毎日使う場所だからです。
俺流ポイント
私はお客様に、
「家事を頑張るな。」
「家事が減る家を作れ。」
とお話しています。
家づくりで後悔する人は、
リビングの広さを見ています。
後悔しない人は、
毎日の移動距離を見ています。
私は、
30帖のリビングより、
毎日1時間家事が減る間取りの方が価値があると思っています。
家づくりの目的は、
オシャレな家を建てることではありません。
家族が一生ゆとりを持って暮らせる家をつくることです。
第二章「私なら作らない間取り編」総括
この20本で私が伝えたいことは一つです。
家は足し算ではなく引き算です。
和室。
吹抜け。
書斎。
巨大な玄関。
広いホール。
全部あれば良いわけではありません。
本当に大切なのは、
家族に必要なものを残し、不要なものを減らすことです。
私は、
広い家より、
無駄のない家。
豪華な家より、
暮らしやすい家。
の方が価値があると思っています。
それが、
私の考える「後悔しない間取り」です。










