なぜ土地代を抑えた方が良いのか?
Q
家づくりを考える時、
どうしても土地に目が行きます。
「せっかく建てるなら良い土地が欲しい」
と思うのですが、
なぜ土地代を抑えた方が良いと言われるのでしょうか?
A
結論から言うと、
土地は暮らしを良くするより、建物の性能の方が暮らしを良くすることが多いからです。
例えば、
同じ総予算4,000万円だとします。
土地に2,000万円使えば、
建物に使えるお金は2,000万円です。
逆に、
土地を1,500万円に抑えれば、
建物へ500万円多く使うことができます。
この500万円で何ができるでしょうか。
例えば、
- 断熱等級6
- 高性能サッシ
- 第一種熱交換換気
- 太陽光発電
- 制震装置
- 大容量収納
などです。
つまり、
毎日の暮らしに直接関係する部分へ投資できるのです。
ところが土地探しでは、
人気やイメージで選んでしまう方が少なくありません。
例えば、
- 南道路だから
- 角地だから
- 人気学区だから
という理由です。
もちろん悪いことではありません。
しかし、
そのために土地へ300万円高く払う価値が本当にあるのかは考える必要があります。
例えば、
南道路と北道路で300万円差があったとします。
私はよくお客様へこう聞きます。
「その300万円で住宅性能を上げるのと、どちらが暮らしやすいと思いますか?」
実際には、
断熱性能が高い方が、
毎日の快適性や光熱費へ大きく影響することがあります。
また、
土地は買った瞬間に価値が決まります。
しかし、
住宅性能は毎日効果を発揮します。
冬の暖かさ。
夏の涼しさ。
光熱費。
健康。
こうしたものは、
建物の性能で決まる部分が大きいのです。
さらに、
土地は後から変えられません。
しかし、
高い土地を買ってしまうと、
建物予算を削るしかなくなることがあります。
私はこれが一番もったいないと思っています。
家づくりの目的は、
良い土地を買うことではありません。
快適な暮らしを手に入れることです。
だから私は、
土地へ全力投資するより、
土地と建物のバランスを考えることをおすすめしています。
深澤敏仁のひと言
「私は土地探しで、
人気よりもバランスを大切にしています。
なぜなら、
土地だけでは暮らせないからです。
もし土地代を少し抑えることで、
断熱性能や耐震性能を上げられるなら、
私はそちらを選びます。
家づくりで本当に大切なのは、
土地の評価ではなく、
家族の暮らしの質だと思っています。」










