山梨県で注文住宅を建てる方へ:工事が止まっても住宅ローンは残る?「家がないのに払い続ける」という現実と対策
「もし、マイホームの建築中に住宅会社が倒産してしまったら……」 考えたくもない最悪のシナリオですが、現実の建築業界において絶対に無視できないリスクの一つです。
山梨県内(甲府市、甲斐市、南アルプス市、笛吹市、富士吉田市、北杜市、山梨市、中央市など)でマイホーム計画を進めている方の中でも、「無事に家が建つこと」を前提に資金計画を立てている方は多いのではないでしょうか。
しかし、「工事は止まったが、借金は止まらない」という残酷な現実が存在します。本記事では、住宅会社が倒産した際に起こるトラブルの全貌と、ご家族の資産を守るための具体的な対策を深掘りして解説します。
1. 注文住宅の仕組みと「お金が先に動く」リスク
注文住宅の建築では、一般的な建売住宅や完成物件の購入とは異なり、完成する前から大きなお金が動きます。
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主な支払い・融資のタイミング:
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土地代(土地先行融資など)
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着工金
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中間金
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完成時の最終支払い
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住宅ローン自体は「完成時」に実行されるケースが多いものの、土地の購入費や着工・中間のタイミングに合わせて「つなぎ融資」や「分割融資」を利用するのが一般的です。これらの仕組みは金融機関ごとに異なりますが、共通している重要な事実があります。
それは、「すでに実行済みの融資(借入金)は、建築会社との請負契約とは別物である」という点です。
2. 建築会社が倒産したときに襲いかかる「三重負担」の恐怖
万が一、施工中の住宅会社が倒産した場合、建築会社がなくなっても以下のお金や義務は消えません。
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土地ローンやつなぎ融資の利息・元本返済義務
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家賃(現在のアパート代など)と、融資の利息・返済の「二重支払い」
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別の会社へ工事を引き継ぐための「追加費用」
これらが重なることで、家が建っていないにもかかわらず「三重の経済的負担」を強いられることになります。
さらに、工事の再開が伸びれば、仮住まいの延長費用、再見積もり費用、資材の手配し直しなどにより、支出は雪だるま式に膨れ上がります。
支払いが「工事(出来高)」より先の場合の損失
例えば、住宅会社にすでに2,000万円を支払っていたとしても、現場で「2,000万円分の価値ある工事」が実際に行われているとは限りません。支払いスケジュールが工事の進捗(出来高)よりも先走っている場合、現場に残る価値との差額がそのまま「丸ごとの損失」になってしまいます。そして、倒産後にその全額が手元に戻ってくる保証はどこにもありません。
3. 倒産に直面したとき、絶対にやってはいけないことと初動対応
突然の知らせにパニックになり、「自己判断でローンの返済を勝手に止める」ことは絶対に避けてください。金融機関との信頼関係が損なわれ、さらなる法的なトラブルを招く原因になります。
正しい初動対応のステップ
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金融機関へ連絡する
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工事の停止を伝え、未実行分の送金停止、融資期限、返済開始の扱いについて速やかに相談します(請負契約と融資契約は別であることを念頭に置く)。
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専門窓口や専門家へ相談する
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「住宅完成保証」の窓口や、建築問題に詳しい専門家へ連絡を入れます。
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証拠書類を徹底的に集める
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「いつ・誰に・いくら支払ったか」の記録が、ご家族の資産と生活を守ります。
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集めるべきもの:契約書、見積書、工程表、入金記録、融資書類、現場の写真など。
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4. 契約前に必ず確認すべき「5つの鉄則」
こうした最悪の事態を防ぐためには、建築会社と契約を結ぶ前の段階で、以下の5つのポイントを徹底的に確認・クリアにしておく必要があります。
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融資はいつ、どのタイミングで実行されるか?
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利息や返済はいつから始まるか?
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「支払い」と「現場の出来高(進捗)」が本当に合っているか?
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工事停止の事態が起きたときに、未執行分の資金をストップできるか?
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「住宅完成保証」は、追加費用をどこまで(いくらまで)カバーしてくれるのか?
「完成保証」の落とし穴に注意
「うちは完成保証に入っているから大丈夫」と安心していませんか? 完成保証がついていたとしても、「すでに借り入れたお金や過去の損失がすべてチャラ(帳消し)になる」わけではありません。
完成保証の主な役割は、あくまで「工事の引き継ぎ」や「それに伴う追加負担」を一定の範囲で支えるものです。保証上限額や、対象外となる項目(敷地条件による追加など)があるため、必ず契約前に内容を細かく確認しておきましょう。
5. 「月々の返済額」だけでローンを決める危険性
マイホーム計画において、多くの人が「毎月いくら返せるか」という返済額ばかりに目を向けがちです。しかし、それだけでは不十分です。
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融資の実行タイミング
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住宅会社への支払いスケジュール
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現場の実際の完成割合
これら3つの要素を1つのシートに並べて可視化することが不可欠です。本当に見るべきなのは「毎月の借入額の大小」ではなく、「万が一、途中で工事が止まって倒産しても耐えうる健全な資金計画になっているか」という点に他なりません。
まとめ:家を守るとは「最悪の事態」を想定すること
家を建てるという大きな夢を安全に実現するためには、「順調にいった場合」だけでなく、「工事が万が一止まってしまったとき」のシミュレーションが欠かせません。
未完成の家と巨額の借金を同時に抱えないために、契約の段階から「支払い・融資・完成保証」の3要素をしっかりと見極めましょう。
デザインハウス甲府では、住宅建築にかかる費用を総額で分かりやすくご提示し、工事の「出来高」と「支払い時期」が矛盾しないかを契約前に必ず確認しています。さらに、万が一の事態にも備えた住宅完成保証制度を整え、安心して家づくりを進められる仕組みを大切にしています。










