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第39話 南アルプス市で平屋を建てるなら「広い土地」から探さない――30年後も暮らしやすい家庭(家)を考える

なぜ私は家庭(家)を売るのか

第39話 南アルプス市で平屋を建てるなら「広い土地」から探さない――30年後も暮らしやすい家庭(家)を考える

こんにちは。

デザインハウス甲府の深澤敏仁です。

前回は、甲斐市などで土地から家を建てる場合、

「土地価格+建物価格」だけでは家づくりの総額にならないというお話をしました。

今回は、山梨県でもご相談の多い、

平屋

についてお話しします。

特に南アルプス市などで土地から平屋を検討している方に、最初にお伝えしたいことがあります。

それは、

「平屋だから広い土地を探そう」から始めないでほしい

ということです。

【結論】平屋の土地選びは「何坪あるか」より「どう暮らせるか」で考えてください

南アルプス市で平屋を建てる場合、土地の広さだけで判断するのではなく、

建物の大きさ、土地の形、道路、方角、駐車台数、給排水、造成、外構、そして将来の管理まで含めて考えること

が重要です。

80坪あるから良い土地。

100坪あるから平屋向き。

私はそう単純には考えません。

家族に必要な平屋が無理なく配置でき、

建てた後も管理しやすく、

土地と建物を合わせた総額が家計を圧迫しない。

それが家庭(家)にとって良い土地だと思っています。

なぜ山梨県では平屋を希望する方が多いのか

私はこれまで、多くの平屋のご相談を受けてきました。

若いご家族からもあります。

そして50代、60代で建て替えを考える方からも、平屋を希望されるケースがあります。

理由は分かります。

階段がない。

生活をワンフロアで完結しやすい。

洗濯、掃除、移動などの家事動線を短くしやすい。

歳を重ねても暮らしやすい。

平屋には多くの魅力があります。

私自身、山梨県で長く暮らす家庭(家)を考えるなら、平屋は非常に合理的な選択肢の一つだと思っています。

しかし、

平屋なら何でも良いわけではありません。

ここを間違えてはいけません。

30坪の平屋が本当に必要ですか?

住宅相談で、

「30坪くらいの平屋が欲しい」

というお話を聞くことがあります。

そこで私は、

なぜ30坪必要なのかを考えます。

今まで住んでいた家が大きかったから。

周りの家もそれくらいだから。

住宅会社から30坪くらいが一般的だと言われたから。

理由はいろいろあります。

しかし大切なのは、

その家族に本当に必要な広さなのか

ということです。

例えば夫婦二人と子ども一人。

あるいは50代、60代で子どもが独立しているご夫婦。

本当に30坪必要でしょうか。

もちろん必要な方もいます。

趣味の部屋が欲しい。

来客が多い。

仕事部屋が必要。

それなら意味があります。

しかし、

「何となく30坪」

で大きくする必要はありません。

1坪増えれば建築費だけでなく、

基礎。

屋根。

外壁。

床。

将来のメンテナンス。

冷暖房する空間。

さまざまな部分に影響します。

私は、

使わない部屋のために住宅ローンを払う必要はない

と思っています。

子ども部屋は何年間使うのか

平屋の間取りを考える時、

子ども部屋も考えます。

当然です。

しかし少し先まで考えてみてください。

子どもが小学生。

中学生。

高校生。

大学進学や就職を機に家を出るかもしれません。

30年、40年住む家の中で、

子ども部屋として使う期間は何年でしょうか。

だからといって、

子ども部屋はいらないと言っているのではありません。

私が言いたいのは、

今だけではなく将来も使える間取りにしておく

ということです。

子どもが独立した後、

書斎にできる。

趣味室にできる。

夫婦それぞれの部屋として使える。

来客室にできる。

家族構成が変わっても使える家なら、

無駄になりにくい。

家は完成した瞬間の家族だけのためにつくるものではありません。

30年後の家庭(家)まで考えてつくるものです。

「100坪あるから安心」ではない

南アルプス市などで土地を探していると、

比較的広さのある土地が候補になることもあります。

平屋を建てるなら、

広い土地の方が安心だと思うかもしれません。

しかし土地は面積だけでは判断できません。

例えば100坪あっても、

土地の形が細長い。

道路との高低差がある。

希望する位置に駐車場を取れない。

日射条件が良くない。

造成に費用がかかる。

給排水工事に費用がかかる。

こうしたこともあります。

反対に、

面積は少し小さくても、

土地の形が良く、

道路との関係も良く、

希望する平屋と駐車場をきれいに配置できる土地もあります。

だから私は、

坪数ではなく配置図で土地を見る

ことを勧めています。

駐車場を忘れてはいけない

山梨県で家づくりを考える時、

車は非常に重要です。

夫婦それぞれ一台。

将来、子どもが車を持つ。

来客用も欲しい。

そうなると、

建物だけ配置できれば良いわけではありません。

車をどう入れるのか。

道路へどう出るのか。

毎日の駐車がしやすいか。

玄関までどう歩くのか。

雨の日はどうするのか。

こうしたことも暮らしです。

住宅の間取り図だけを見て、

「良い家ですね」

では足りません。

敷地全体が家庭(家)です。

私はそう考えています。

広い庭は、本当に30年後も必要ですか?

新築時には、

広い庭に憧れる方もいます。

子どもを遊ばせたい。

バーベキューをしたい。

家庭菜園をしたい。

素晴らしいと思います。

しかし私は、

少し意地悪な質問もします。

その庭を20年後、30年後に誰が管理しますか?

草は生えます。

木は育ちます。

外構にもメンテナンスが必要です。

若い時には苦にならなかった作業が、

60代、70代になると負担になるかもしれません。

家は建てた時が一番若いのです。

そこから家族も歳を重ねます。

だから私は、

今欲しい庭だけではなく、

将来自分たちで維持できる庭

を考えてほしいと思っています。

平屋は「老後になってから考える家」ではない

平屋というと、

シニア向け住宅というイメージを持つ方もいます。

私はそうは思いません。

若い世代にも合理的です。

階段がない。

家族との距離が近い。

生活動線をまとめやすい。

そして将来、

歳を重ねてもそのまま暮らしやすい。

つまり平屋は、

今と老後を一つの家でつなぎやすい住宅

だと思っています。

だからこそ、

今の流行だけで間取りを決めてほしくありません。

Instagramで見た間取り。

モデルハウスで見た大きなLDK。

流行しているランドリールーム。

全部否定するつもりはありません。

でも、

10年後も使いますか。

20年後も必要ですか。

70歳になった時も使いやすいですか。

そこまで考えてみてください。

大きな平屋ほど幸せになるわけではない

私は住宅会社です。

建物が大きくなれば、

基本的には販売金額も大きくなります。

会社の売上だけを考えれば、

大きな家を勧めた方が良いのかもしれません。

しかし私は、

それが家庭(家)にとって正しいとは思いません。

必要以上に大きな家を建てる。

住宅ローンが増える。

固定資産や将来の修繕負担にも影響する。

掃除する場所も増える。

冷暖房する空間も増える。

それより、

必要なところにお金を使った方が良い場合があります。

断熱。

気密。

耐震。

太陽光。

そして何より、

建てた後の人生に残すお金です。

子どもの教育。

旅行。

趣味。

車。

老後。

私は、

家だけ立派で生活に余裕がない家庭(家)をつくりたくありません。

50代・60代の建て替えなら、なおさら「小さくする勇気」が必要

これは今後詳しくお話ししますが、

50代、60代の建て替えでは特に重要です。

今まで50坪の家に住んでいた。

だから新しい家も40坪必要。

私は必ずしもそうは思いません。

子どもが独立している。

夫婦二人で暮らす。

それなら24坪前後の平屋でも十分というご家庭があります。

大切なのは、

昔の家の大きさを再現することではありません。

これからの人生に必要な大きさを考えることです。

建て替えは、

家を新しくするだけではありません。

暮らしを整理する機会でもあります。

大きすぎた家から、

これからの夫婦に合った家へ。

私は、それも立派な家づくりだと思っています。

南アルプス市で土地から平屋を建てるなら「総額」で考える

土地が広くなれば、

土地代だけの問題ではありません。

造成する面積。

外構する面積。

フェンス。

駐車場。

庭。

給排水の距離。

条件によって様々な費用に影響します。

だから、

「坪単価が安いから100坪買おう」

だけでは決めないでください。

土地代は安くても、

家づくり全体では高くなることがあります。

私は、

土地の価格ではなく、

その土地に希望する平屋を完成させた時の総額

で比較してほしいと思っています。

土地500万円+追加工事500万円。

土地800万円+追加工事100万円。

もし条件が同じなら、

どちらを選ぶでしょう。

土地価格だけを見ていたら、

判断を間違える可能性があります。

だから土地と建物は一緒に考えるのです。

【この記事の答え】南アルプス市で平屋の土地はどう選ぶ?

私なら、

「何坪ありますか?」

からは始めません。

まず、

どんな平屋で、どんな人生を送りたいのか

を決めます。

必要な建物面積。

必要な駐車台数。

庭。

日当たり。

道路。

土地の形。

造成。

給排水。

外構。

そして総予算。

これらを確認した上で、

必要な土地の大きさを決めます。

順番を逆にしないことです。

広い土地を買って、

余ったところに家を置くのではありません。

家族の暮らしを決め、その暮らしに必要な土地を買う。

私はこの順番を勧めます。

平屋は、

単に階段のない家ではありません。

子どもが成長し、

夫婦が歳を重ね、

やがて二人になっても、

同じ場所で暮らし続けるための選択肢です。

だから私は、

今だけの家をつくりたくありません。

30年後にも、

「この大きさで良かった」

「この土地で良かった」

「この平屋を建てて良かった」

そう思っていただける家庭(家)をつくりたいのです。

おわりに

家づくりとは、

建物をつくることではありません。

家族の未来をつくることです。

だから私は、

今日も家ではなく、

家庭(家)を売っています。

デザインハウス甲府
深澤敏仁

デザインハウス甲府
〒400-0118 山梨県甲斐市竜王1656-17
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 水曜日

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