【山梨の空き家問題】実家を相続したらどうする?後悔しないための判断基準と活用法
「実家を相続したけれど、自分たちは別の持ち家に住んでいるからどうすればいいかわからない…」 「空き家をそのまま放置していると危険って本当?」
近年、山梨県内でもニュースやメディアで耳にする機会が増えた「空き家問題」。ご両親から実家を相続したものの、適切な判断ができずに頭を悩ませている方は少なくありません。
デザインハウス甲府株式会社の深沢氏が解説する動画をもとに、山梨県特有の事情を交えながら、後悔しないための判断基準を分かりやすく解説します。
1. 結論:実家を「空き家のまま放置する」のが一番危険!
動画の中で、最も強く警鐘を鳴らしているのが「空き家のまま放置すること(何もしないこと)」です。
人が住まなくなった家は、驚くべきスピードで劣化が始まります。
-
建物の傷み・湿気: 換気がされないことで湿気がこもり、カビやシロアリ、木造住宅の腐食が進行します。
-
庭木・雑草の繁茂: 庭の手入れができず、周辺の住民への迷惑(景観悪化、落ち葉、害虫の発生)につながります。
-
維持費の負担: 誰も住んでいなくても、「固定資産税」や「都市計画税」「火災保険料」「草刈りなどの管理費」が毎年かかり続けます。
特に山梨県内では、車社会でありながら、敷地が比較的広い物件や、郊外の住宅地にある実家なども多く、草刈りや管理の手間は想像以上に大きな負担となります。
2. 山梨県で実家を相続したときの3つの判断基準
では、放置せずにどのような選択をすればよいのでしょうか?判断のポイントは大きく分けて3つあります。
① 将来、自分や子供が住む予定はあるか?
まず最初に考えるべきは、「将来的に自分自身、あるいは子ども世代がその実家に住む予定があるかどうか」です。
-
住む予定がある場合: 定期的な換気や通水、草刈りなどの管理を行いつつ、必要に応じたリフォームを計画します。
-
誰も住む予定がない場合: 固定資産税の負担や老朽化のリスクを考慮し、「早めに売却する」という選択肢を前向きに検討すべきです。
② 建物や立地の状態、地域の需要はどうなっているか?
売却や活用を考える際、重要なのが「地域の需要」と「建物の状態」です。
-
甲府市や甲斐市などの利便性が高いエリア: 需要が比較的安定しており、中古住宅としての売却や、リノベーションして賃貸に出す(貸す)という選択肢が現実的になりやすいです。
-
郊外エリアや古い木造住宅の場合: 耐震性や断熱性に不安があるケースも多いです。その場合は、思い切って「建て替えてコンパクトな平屋にする」という選択肢も、これからのライフスタイル(終活や少人数世帯)に合致して人気を集めています。
3. 地域性(山梨県特有の事情)から考える空き家対策
山梨県で実家を相続・管理するにあたり、意識しておきたい地域性があります。
-
車社会とアクセスの問題 山梨県内はマイカーが生活必需品です。実家が駅から離れたバス路線沿いや中山間地域にある場合、子育て世代が通勤・通学に不便を感じて住まなくなるケースが目立ちます。結果として「誰も住まない家」になりやすいため、早期の売却や有効活用の判断が求められます。
-
気候風土(寒暖差)への対策 山梨は「盆地気候」のため、夏は非常に暑く、冬は底冷えするほどの寒暖差があります。人が住み続けていない家は、この厳しい寒暖差によって断熱材や建材の傷みが加速しやすくなります。耐震・断熱性能に不安がある家をそのまま放置すると、いざ売る・貸すとなったときの改修費が膨らむ原因になります。
-
「家は残すのではなく、生かすことが大切」 デザインハウス甲府の深沢氏が語る通り、家はただ「形として残す」ものではなく、「家族の思い出と未来をつなぐ財産として生かす」ことが何よりも大切です。
4. まとめ:まずは家族で話し合いを
「売る」「貸す」「建て替える」――。最適な選択肢は、ご家族の状況や物件の立地によって十人十色です。
しかし、「何もしない(放置する)」ことだけは、リスクしか生みません。山梨県内に実家を所有しており、今後の扱いに迷っている方は、一人で悩まず、まずはご家族みんなで話し合い、地域の住宅事情に詳しい専門家へ早めに相談してみましょう。










