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現場発泡硬質ウレタン対する当社の見解

よく耳にする現場発泡硬質ウレタンは施工しないのですか?

という質問。基本的にデザインハウス甲府では断熱材に現場発泡硬質ウレタンは使用いたしません。(ご要望があれば施工します)

標準仕様として採用しない理由

1,いたずらに建築コストを上げてしまうこと。

2,建築物の壁体内は無機質で安定的な工法を採用することが建築

学会等では当たり前であること。

3,国内外(海外27カ国視察)ではグラスウールがグローバルスタ

ンダードであること。

4,ウレタン等は本来RC(鉄筋コンクリート由来)の為の断熱材であ

ること。

5,高性能グラスウールについては断熱材のへたれや結露が無いこと

が実証されていること。

https://www.glass-fiber.net/pdf/kabenonakanoGW.pdf

 

などが上げられます。特に注意しなければならないことが防湿層。

住宅支援機構の技術書によりますと。

繊維系断熱材、ロックウール、グラスウール、セルロースファイバー

硬質ウレタンフォームA種3に該当するものは防湿層の施工が義務と

されています。

https://www.flat35.com/files/100040633.pdf

4ページの冒頭に記載されています。

ウレタンには防湿層の施工が不要であるという間違った見解が横行し

います。

代表的な商品名はアクアフォームが該当しますが…。

アクアフォーム取扱説明書

https://www.n-aqua.jp/aqua_wp/wp-content/uploads/2020/08/8203572029c421f711c21ada432ec117.pdf

2ページ目の右側下部に防湿層の施工が必要と記載されています。

ただし、例外があります。

透湿抵抗比の計算又は一次元定常計算による防露性能の確認計算によって省略する事が可能。

とありますが、これはある一定の飽和水蒸気量による計算であって

その状態が365日24時間担保されることは日本国内では、ほぼ不可能であるということです。ということは計算が出来ていても必ず壁体内に水分が入って結露するという事実がここにあります。

ですから、どのような計算に基づくものであっても防湿層は繊維系断熱材については不可欠という結論に至ります。

特に海沿い地域が湿度が梅雨時に90%を越える地位は、例え計算により防湿層の施工が不要であるという結果があっても年の為に防湿層の施工は確実に施工しておく実用があるとデザインハウス甲府では考えます。

もう一つ、熱抵抗値は硬質ウレタンより高性能グラスウールの方が高い=高性能グラスウールの方が上であるということです。

当然、デザインハウス甲府では高性能グラスウールが標準仕様となりますから防湿層(気密シート)の施工は全棟が標準仕様となっております。

これをご覧になった方に一言、若い住宅営業マンのにわか知恵にまどわされないでいただきたい思っております。

とちとめない文章にお付き合いをいただきありがとうございました。

飽和水蒸気量

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%BD%E5%92%8C%E6%B0%B4%E8%92%B8%E6%B0%97%E9%87%8F

デザインハウス甲府
〒400-0118 山梨県甲斐市竜王1656-17
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 水曜日

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