シニア世代の建て替えでも「長期優良住宅」の認定は取得した方が良いですか?
Q
71歳です。建て替えを計画しています。住宅会社から「長期優良住宅の認定を取得できます」と勧められました。しかし、「もう高齢だから必要ないのでは?」とも思っています。シニア世代でも取得するメリットはあるのでしょうか?
結論
シニア世代の建て替えでも、長期優良住宅の認定取得をおすすめします。
理由は、
- 地震に強い住宅になる
- 高断熱で健康的な住環境になる
- 税制優遇を受けられる場合がある
- 将来の資産価値を維持しやすい
- 子どもや孫へ安心して引き継ぎやすい
からです。
「あと何年住むか」ではなく、
「最後まで安心して暮らせるか」
という視点で考えることが大切です。
長期優良住宅とは?
長期優良住宅とは、
長く安心して住み続けられる住宅として、
国が定める基準を満たした住宅です。
根拠は、
長期優良住宅の普及の促進に関する法律
です。
認定は、
所管行政庁が審査・認定します。
主な認定基準
長期優良住宅では、
次のような性能が求められます。
- 耐震性
- 省エネルギー性能
- 劣化対策
- 維持管理・更新のしやすさ
- 住戸面積
- 維持保全計画
などです。
単に「丈夫な家」というだけではなく、
将来まで住み続けられる住宅かどうかが評価されます。
シニア世代にメリットがある理由
長期優良住宅では、
高い住宅性能が求められるため、
結果として、
- ヒートショック対策
- 室内熱中症対策
- 光熱費削減
- メンテナンス費用の抑制
にもつながります。
健康寿命を延ばす住まいづくりにも役立ちます。
税制優遇もある
長期優良住宅は、
一定の条件を満たすことで、
- 登録免許税
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 住宅ローン減税
などで優遇措置を受けられる場合があります。
制度内容は毎年改正される可能性があるため、
建築時点で最新情報を確認しましょう。
将来の資産価値
シニア世代では、
「子どもへ残す予定はない」
という方もいらっしゃいます。
しかし、
長期優良住宅は、
将来、
- 売却
- 相続
する場合にも、
性能が明確な住宅として評価されやすい可能性があります。
取得するために必要な住宅性能
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
です。
これらを組み合わせることで、
長期優良住宅の考え方とも相性が良い住まいになります。
シニア世代が確認したいポイント
住宅会社へは、
次のように確認しましょう。
- 長期優良住宅の認定を取得しますか?
- 耐震等級はいくつですか?
- 許容応力度計算を行いますか?
- 断熱等級はいくつですか?
- C値は全棟測定していますか?
認定だけではなく、
実際の性能を数値で確認することが重要です。
法律・制度の根拠
長期優良住宅は、
長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づく認定制度です。
また、
住宅性能は、
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)
に基づく
住宅性能表示制度
で評価されます。
省エネルギー性能については、
建築物省エネ法
が基準となります。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
「もう70代だから長期優良住宅は必要ないですよね?」
というご質問をいただきます。
しかし、
私たちは、
シニア世代だからこそ取得する価値がある
と考えています。
おすすめは、
- 長期優良住宅認定
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
を組み合わせた住まいです。
これにより、
健康・快適・安全・資産価値まで考えた住宅になります。
長期優良住宅は、「子どものための制度」ではありません。
これから20年、30年をご夫婦が安心して暮らすための品質保証でもあります。
建て替えでは、「価格」ではなく、「将来まで安心できる性能」を基準に選ぶことをおすすめします。










