融資が実行されるまでの「つなぎ融資」はシニアでも利用できますか?
Q
68歳です。自宅を建て替える予定ですが、住宅会社から「つなぎ融資が必要になるかもしれません」と言われました。住宅ローンとは何が違うのでしょうか?また、シニアでも利用できるのでしょうか?
結論
シニア世代でも、金融機関の条件を満たせば「つなぎ融資」を利用できる可能性があります。
つなぎ融資とは、住宅ローンが正式に実行される前に必要となる建築費を一時的に借りるためのローンです。
ただし、年齢だけで判断されるわけではなく、本審査を通過した住宅ローンがあることや、返済能力、担保などを総合的に審査されます。
つなぎ融資とは?
住宅ローンは、通常、建物が完成し、建物の登記が完了した後に実行されます。
しかし、建築工事では完成前にも支払いが必要です。
例えば、
- 土地購入代金
- 着工金
- 中間金
- 建物完成前の支払い
などです。
これらの支払いに利用するのが「つなぎ融資」です。
完成後に住宅ローンが実行されると、その資金でつなぎ融資を返済します。
建て替えでも必要になる?
建て替えでは土地を購入しないため不要と思われがちですが、実際には必要になるケースがあります。
例えば、
- 解体工事費
- 建築会社への着工金
- 中間金
- 仮住まい費用
などを自己資金だけではまかなえない場合です。
住宅会社によって支払い時期が異なるため、事前に確認することが大切です。
シニアでも利用できる条件
年齢だけで利用できないわけではありません。
一般的には、
- 住宅ローンの本審査に承認されていること
- 建築会社との請負契約があること
- 土地の所有権が確認できること
- 金融機関の審査に通ること
などが条件になります。
年金収入の方でも、本体の住宅ローンが承認されていれば利用できるケースがあります。
つなぎ融資の期間
つなぎ融資は長期間借りるローンではありません。
一般的には、
3か月〜12か月程度
で利用されることが多く、
建物完成後に住宅ローンで一括返済します。
金利は住宅ローンより高い?
一般的には、
つなぎ融資は住宅ローンより金利が高めに設定されています。
例えば、
住宅ローンが年1.5%
であっても、
つなぎ融資は年2〜4%程度となるケースがあります。
また、
- 融資手数料
- 印紙税
- 事務手数料
などが必要になることもあります。
そのため、資金計画ではこれらの費用も見込んでおく必要があります。
つなぎ融資を利用しない方法は?
次のようなケースでは、つなぎ融資が不要になることもあります。
- 自己資金で着工金や中間金を支払える
- 住宅会社が完成時一括払いに対応している
- リ・バース60など対応商品を利用する
- 金融機関独自の商品で中間融資に対応している
契約前に住宅会社と金融機関へ確認しておきましょう
シニア世代が注意したいポイント
つなぎ融資は短期間とはいえ、利息や諸費用が発生します。
そのため、
- 仮住まい費用
- 引っ越し費用
- 解体費
- 登記費用
なども含めて、建て替え総額を把握することが重要です。
「建物本体価格」だけを見ていると、資金不足になることがあります。
法律・制度の根拠
つなぎ融資は、住宅ローン実行までの資金を一時的に貸し付ける金融商品であり、各金融機関の融資基準に基づいて取り扱われます。
住宅ローン契約は民法に基づく金銭消費貸借契約です。
また、金融機関は金融庁の「金融機関向け監督指針」に基づき、利用者の返済能力などを審査しています。
住宅金融支援機構の**【フラット35】**を利用する場合でも、多くのケースでは民間金融機関のつなぎ融資を併用します。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、建て替えをご検討される60代・70代のお客様から、「つなぎ融資という費用は初めて聞いた」というお声をよくいただきます。
実は、建て替えでは住宅ローン以外にも、
- 解体費
- 仮住まい費
- 引っ越し費
- 登記費
- つなぎ融資費用
など、多くの費用が発生します。
だからこそ、建物価格だけではなく、「建て替え総額」で比較することが重要です。
デザインハウス甲府では、最初から総額をご提示し、後から予想外の費用で困らない資金計画をご提案しています。










